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「舞台 STORM LOVER〜波打ち際の王子SUMMER 改!〜」のゲネプロをレポート。セントルイス・ハイの熱い夏が再び!
昨年5月の公演「舞台 STORM LOVER〜波打ち際の王子SUMMER!〜」に,「改」のサブタイトルが冠された今回は,一部のキャストや演出,シナリオが新たなものになっている。本稿では,劇場へ足を運ぶ人のためにネタバレは抑えつつ,舞台の雰囲気をお届けしよう。
「舞台 STORM LOVER〜波打ち際の王子SUMMER 改!〜」公演情報
■開催日時
2015年5月23日(土)〜31日(日)
■会場
CBGKシブゲキ!!
東京都渋谷区道玄坂 2-29-5 ザ・プライム 6階
■出演者
キャスト:
髙﨑俊吾(卯都木悠人役)
鷲尾修斗(御子柴恭介役)
古畑恵介(寅谷立夏役)
五十嵐啓輔(巳城タクミ役)
岸本卓也(辰原奏矢役)
石田知之(猪狩 澪役)
樋口夢祈(酉水 司役)
大島 崚(犬塚千尋役)
佐伯 亮(相馬隆志役)
瀬戸啓太(椎名役)
アンサンブル:
池田 壮
石川大樹
板橋康人
小川隆将
後藤文嘉
新開理雄
榛葉恵太
山下正揮
4月にセントルイス・ハイに編入してきた女子生徒に心惹かれる卯都木悠人,御子柴恭介,寅谷立夏,巳城タクミ,辰原奏矢,猪狩 澪の6人は,夏休みの臨海学校で彼女に思いを伝えることを心に秘め,その当日を迎える。
ところが,臨海学校に向かうバスの乗り場には,女子生徒たちの姿が見あたらない。そこに現れた引率の教師である酉水 司と犬塚千尋は,彼らに衝撃の事実を告げた。セントルイス・ハイの学力が著しく低迷し,学校の存続が危うい自体となっていることを理由に,来年度から「学校内恋愛禁止」の校則が施行されることになり,それに先駆けてこの臨海学校も男女別行動になるというのだ。
意気消沈,あるいは憤慨する生徒たち。恭介などは,臨海学校をボイコットするとまで言い出す始末だ。そこで生徒会長の悠人が,この臨海学校での活動で,恋愛の素晴らしさと尊さを証明して,校長を説得することを提案し,全員がそれに賛同する。彼らはどうやって校長を説得するか,海へと向かうバスの中で考えるのだった……。
そんなシーンで幕を開ける舞台は,序盤から歌ありダンスありと見どころ満載で,主人公6人に先生2人,そして相馬隆志とアンサンブルも加わって,賑やかなステージが繰り広げられる。役者陣の細かな演技にも注目だ。
場面が臨海学校の海辺へと変わると,全員が海パンに半袖シャツ,ビーサン姿で登場。女子がいない臨海学校ながら,それなりに楽しんでいる彼らの前に,海の家でバイトをする少年,椎名が現れる。
椎名が女子生徒の1人から預かったという宛先のわからない手紙を読んで胸を熱くした生徒たちは,恋愛の素晴らしさを証明する方法を知っているという椎名からそれを聞き出すために,ビーチバレーの試合で勝負する。歌とダンスによって演出されるビーチバレーのシーンは,この舞台の見どころの1つではないだろうか。この後生徒たちは「夏恋奪還大作戦」と題した,学校内恋愛禁止を阻止するためのミッションへ挑むのだった。
主人公達が2人ずつのチームに分かれて挑むミッションや,臨海学校の夜にはつきものである,友達同士「恋バナ」などを経て,物語は冒険ロマンを感じさせるクライマックスへと突き進んでいく。具体的な内容はネタバレになるので明かせないが,前回の公演とは展開が大きく異なっているとのことで,前回公演を観た人も楽しみにしてほしい。
全242席という比較的小さな劇場のため,ステージまでの距離が近く,時には客席の通路も使った演出もあるなど,役者陣の息づかいまで聞こえてくる臨場感たっぷりの2時間となった。原作の細かい設定に基づいた演出や,キャラクターソングがちりばめられたBGMなどは,ゲームを知っている人ならさらに楽しめるはず。各公演の終了後には,アフターイベントも予定されているとのことなので,そちらにも期待してほしい。
なお,ネット販売のチケットは売り切れない限り,公演直前まで購入可能で,劇場でも当日券が販売されるとのことなので,本稿を読んで気になった人は,ぜひ足を運んでみてはどうだろうか。
「舞台 STORM LOVER〜波打ち際の王子SUMMER 改!〜」公式サイト
「STORM LOVER」シリーズポータルサイト
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