NPCになりすますプレイヤーと，それを見破るプレイヤーの緊張感あふれる駆け引きが面白そうな「SpyParty」のライブデモ映像が公開

　「SPORE」などの開発に関わり，開発者が短期間でゲームを作り上げるイベント「Game Jam」の提唱者ともされるなど，ゲーム業界に大きな影響を与えてきたプログラマー，Chris Hecker（クリス・ヘッカー）氏が手がける「SpyParty」のライブデモ映像が公開された。ここでは新しいユーザーインタフェースなどが披露されたほか，ヘッカー氏自身がゲーマーからの質問に回答している。


　「Spy Party」は1対1の対戦ゲームだ。1人のプレイヤーはスパイとなり，大使館のパーティ会場などに潜入して，ミッションの遂行を目指す。もう1人のプレイヤーはスパイハンターとなって，NPCの中に紛れ込んだスパイを見つけ出し，スナイパーライフルで狙撃するのが目的だ。

　スパイ役はNPCのような“自然な振る舞い”が必要で，スパイハンターは“お手付き”すると即ゲームオーバーなので，慎重にならざるを得ない。プレイするのも見るのも面白い，ゲーム実況向けの作品になりそうだ。


　今回公開された映像は2時間近くに及ぶライブストリーミングを録画したもの。ユーザーインタフェースはより洗練され，ミッションやゲーム内に登場するNPC，マップなどを簡単にカスタマイズできるようになっている。
　ローディング時間を短縮できるよう，プログラミングの改良も進められているようで，このあたりはヘッカー氏の手腕に期待したいところである。

　近日中のリリースが予定されているβ版の最新バージョンでは，映像で紹介された新しいユーザーインタフェースが実装されるとのこと。2017年の早いうちにSteamでの販売も始めたいとのことで，着実に完成へと近づいているようだ。

「SpyParty」公式サイト