「マジック：ザ・ギャザリング」，14か月にわたる30周年記念イベントを開催。歴史を彩った合計30枚のカードをプレリリースイベントで配布

　Wizards of the Coastは2022年10月4日，同社が展開するTCG「マジック：ザ・ギャザリング」の30周年記念イベントを，14か月にわたって開催すると発表した。


　「マジック：ザ・ギャザリング」（以下，MtG）は，1993年8月に第1弾（アルファ）が発売された世界初のトレーディングカードゲームだ。発売当初から大きな話題となり，2019年にはデジタル版「マジック：ザ・ギャザリング アリーナ」（PC / iOS / Android）がリリースされるなど，現在でも高い人気を維持している。

　ゲームシステムを開発したのは，多くのボードゲームを手掛けるゲームデザイナーのリチャード・ガーフィールド氏で，現在は“マロー”の愛称で知られるマーク・ローズウォーター氏が主席デザイナーを務めている。MtGの歴史については，公式ブログの「Making Magic -マジック開発秘話-」シリーズで定期的に語られているので，気になる人は探してみてほしい。

「マジック：ザ・ギャザリング」公式サイト
公式記事 プレイのガーフィールド

　30周年記念イベントの期間中は，公認店舗で開催されるプレリリースイベントで，合計30枚のプロモカードが配布される。プロモカードの内容は，1993年から2022年の各年から1枚ずつ選ばれたもので，MtGの顔として馴染み深い“セラの天使”や，MoMaを支えたドローカード“意外な授かり物”なども含まれている。


　さらに，2023年第1四半期に発売を予定している「ドミナリア・リマスター」に収録されるカードの一部が公開された。その中には“極楽鳥”や“道化の帽子”といった再録カードも含まれ，リデザインされる以前の旧枠版も収録される。

　それに加えて，「マジック：ザ・ギャザリング アリーナ」では「エクスプローラー・アンソロジー」の第2弾が発売される予定で，2023年の前半には「イニストラードを覆う影・リマスター」も登場することが明らかにされている。こちらの詳細については，今後の発表を待とう。


　プレリリースイベントで配布されるプロモーションカードなどについては，公式サイトの告知記事で紹介されている。詳細が知りたい人は合わせてチェックしてみよう。

「マジック：ザ・ギャザリング」公式サイト
マジック30周年記念のお祝いがいよいよ開幕