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「World of Warships」に待望の「チーム戦」が導入。メディア向けの説明会で,その詳細が明らかに
ウォーゲーミングジャパンは2016年2月15日,メディア向けの発表会を行い,サービス中のオンライン海戦アクション「World of Warships」の次期アップデートの詳細を明らかにした。実装時期については今のところ“近日中”としか発表されていないものの,アップデート「バージョン0.5.3」のメインとなるのは,新たに公開されたムービーでも語られている「チーム戦」だ。
「World of Warships」公式サイト
駆逐艦,巡洋艦,戦艦,そして航空母艦という4つのクラスに分かれたさまざまな軍艦を使い,大海原の戦いを繰り広げる本作。勝利のためには個性的な各艦の連携が重要になってくるだけに,固定したチームで,お互いに技術を磨き,より戦略的に戦ってみたいという要望はサービス開始時点から高かったという。それを実現する仕組みが,いよいよ導入されるわけだ。
もちろん,e-Sportsも視野に入っており,将来的にはチーム同士の国際的な大会なども開催したいとのこと。それに備えて,プレイヤーがどのような戦いを求めているのか,それを探っていくという目的も,今回の実装にはあるという。
チーム戦は,「Co-op戦」「ランダム戦」,そして「ランク戦」に続く新たなモードとして登場し,プレイヤーが自分のチームを作成したり,チームおよびチーム戦に参加したりできるようになる。
チームの作成およびチーム戦への参加は,アカウントレベル(任務記録レベル)12以上で可能で,今のところアカウントレベルの最大は11なので,アップデートによって新たに開放されることになるのだろう。そのためビギナーは参加できず,プレイに慣れたベテラン艦長達の戦いになる。
チームは最大10人のプレイヤーで構成されるが,チーム戦そのものは7人対7人のバトルだ。つまり,チーム全員がオンラインに顔を揃えれば3人が参加できなくなってしまい「オレがオレが」とケンカになりそうだが,ウォーゲーミングとしては,実際問題として10人が一度に集まるのは難しいのではないかと考えている。むしろ,人数不足が懸念されるところで,そのため「傭兵」というシステムが用意される。
これは,チームに参加していなくてもチーム戦が楽しめるシステムで,具体的には,「チームバトルに参加希望」というステータスを有効にしておくことで,人数が揃っていないチームに傭兵,あるいはメンバーとして招待されるのを待つという感じだ。ただし,待つのが面倒という人は,「チームバトルに参加」ボタンをクリックして,人の足りないチームにランダムに配置してもらうという手もある。
チームを作ったり参加したりするのはちょっと……,という人にはもってこいだが,ウォーゲーミングとしてはこの傭兵,人数調整だけが目的ではなく,さまざまなチーム戦に参加することで,自分に合ったチームを見つけ,そのチームに参加してほしいという狙いもあるとのこと。
チーム戦には編成上の制限があり,1チームに空母は1隻,戦艦は2隻が上限になるが,これさえ満たしていれば,あとは自由で,例えばすべて駆逐艦から成るチームで戦場に臨んでも構わない。駆逐艦が順ぐりに煙幕を炊いて急速接近するとか,なんだか絵的にすごそうだが,ランダム戦では試すことができなかった艦隊編成を研究してみるのも面白いだろう。
また,アジアサーバーの場合,使用可能なのはTier 6〜Tier 7の艦艇となる。
2016年2月16日12:30頃追記:
初出時,使用可能な艦艇をTier 5〜Tier 6としましたが,メーカーから変更の連絡があり,記事を訂正いたしました。
チーム戦に勝利すると,チームのレートが上がるというレーティング制が採用されており,ある程度レートが上がると,より上位のリーグで戦える仕組みだ。5段階のリーグが用意される予定で,チームメンバーは最上位リーグを目指して戦っていくことになる。レートやリーグのアップ時にはそれなりの報酬が用意される予定だが,詳細については今後の発表を待て!
当然ながら,グローバルランキングシステムも用意されるため,上位チームは世界的に名前を知られることになるだろう。
そんなチーム戦は,「バージョン0.5.3」の導入からプレイ可能になるが,常に行われるわけではなく,「ランク戦」と同様に開催期間が設定されており,さらにプレイ時間も限られる。開催期間は,チーム戦の経過を見ながら決められるとのことで,また,アジアサーバーの場合,プレイ時間は日本時間の20:00〜翌1:00が予定されている。
以上,チーム戦の概略を紹介したが,どうでしょう? 筆者のようなぼっちプレイヤーでも参加できるところが嬉しい仕様だが,話によれば,チーム戦における戦いぶりは,ランダム戦,ランク戦とはまた違う展開になるとのことで,そのへんも興味深い。
今後,チームをサポートする仕組みも拡充させていく予定で,プロデューサーの柳沼恒史氏は,チーム戦の導入が2016年の「World of Warships」における重要なポイントであることは間違いなく,チーム戦をきっかけに,より多くの人が参加してほしいと述べた。今年中に,何らかの大会をやりたいという希望もあるそうだ。
個人的にはチームの旗はぜひ欲しいし,e-Sportsをターゲットにするには,オブザーバーモードも必須だろう。そのためにも,なるべく多くの人がチーム戦に参加して,チーム戦,いけるじゃんとウォーゲーミングに思わせたい。
現在開催中の「蒼き鋼のアルペジオ ‐アルス・ノヴァ‐」コラボの第2弾も検討中で,次は,より多くのプレイヤーがアルペジオ艦を手に入れられるようにしたいというから,楽しみね。続報が入り次第,お伝えしたい。
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