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Futuremark,2016年に予定している「3DMark」のアップデートを予告。β版はSteamで配信中
2016年の3DMarkはダウンロードするテストシーケンスを選択できるように
まずは,3DMarkのアップデートからだが,Futuremarkによると,同社が2016年に予定しているアップデートの要点は2つだ。
そこで3DMarkの新しいインタフェースでは,まずユーザーが使っているPCのハードウェアスペックを明示し,そのPCでの実行が推奨されるテストを自動で提示するようになるとのことだ。これなら,自分のPCでどのテストを動かすのが適当なのか分からないという人でも,迷うことなく適当なテストを実行できるだろう。
もちろん,推奨としてピックアップされたテスト以外を選択して実行することも可能だ。
2つめの要点は,「必要なテストを選んでインストールできること」。現在の3DMarkは,すべてのテストを含んだ容量3.13GBものインストーラをダウンロードして,それをインストールしなくてはならない。しかし,テスト項目によっては,自分のPCには必要ないものもあるだろう。
そこで,2016年版3DMarkでは,小さい容量のインストーラで導入する基本プログラムと,テスト部分を分離し,基本プログラムから必要なテストだけをインストールしたり,更新したりできるようにするとのことだ。
最後に3DMark Holiday Betaに含まれるVRMarkのデモについても,簡単に触れておこう。これは,3DMarkの「Fire Strike」テストで使うアセットを流用したもので,VR HMDを装着してテストシーンの中を自由に歩き回れるとのこと。なお,これはあくまでも体験デモであり,ベンチマークテスト機能はないそうだ。
現時点では,Oculus VRの「Rift」と,台湾HTCの「Vive」という2種類のVR HMDに対応しているが,VR HMDがなくても,雰囲気を掴むことはできるようだ。
βの対象はSteamで配信中の有償版3DMarkのみなので,この点は注意してほしいが,条件を満たしている人は,試してみてはどうだろうか。