インタビュー
日本好きが溢れて止まない。「Warframe」のクリエイティブ・ディレクターとコミュニティ・ディレクターへのインタビューをお届け[TGS2024]
「Warframe」の最新アップデートプレゼンレポート。“Koumeiと五つの定め”は10月3日配信。“Warframe: 1999”のデモ版も登場[TGS2024]
Digital ExtremeのオンラインアクションRPG「Warframe」が,東京ゲームショウ2024に初出展している。スペースニンジャゲームと呼ばれることも多い本作だが,その最新アップデートとなる「Koumeiと五つの定め」と「Warframe: 1999」の情報が公開されたので,その内容をお伝えしよう。
今回は本作のクリエイティブ・ディレクターであるレベッカ・フォード(Rebbeca Ford)氏と,コミュニティ・ディレクターであるメーガン・エベレット(Megan Everett)氏にインタビューを実施した。新アップデートについてはもちろん,東京ゲームショウに出展した理由や,日本のプレイヤーへの印象を聞いてみたので,ぜひ目を通してみてほしい。
4Gamer:
新しいWarframeのKoumeiですが,どういった意味で命名したのでしょうか。
レベッカ・フォード氏(以下,フォード氏):
Digital Extremeには2人の日本人スタッフがいるのですが,彼らと相談して名前を付けました。Fate,Luck,Distinyといった意味を持たせたかったんです。
4Gamer:
なるほど。Koumeiには漢字の名前もあるんですか。
フォード氏:
もちろん,あります! 幸運の「幸」と運命の「命」で「幸命」(Koumei)です。
4Gamer:
「幸命」でKoumeiですか。腑に落ちました。日本人的な視点なんですけど,Koumeiと聞くと諸葛孔明を思い浮かべてしまうので(笑)。漢字の名前を前面に押し出すと日本人は納得しやすいかもしれません。
Koumeiの見た目は巫女をイメージしていますよね。神社にも関係があるのでしょうか。
フォード氏:
そうなんです。彼女はCetusという地の出身なのですが,そこに神社とKoumeiの像があり,そこで運勢を占えますよ。
4Gamer:
ああ,まさしく神社だ(笑)。
新しい武器のHigasaは面白いコンセプトだと思うのですが,どういった経緯で生まれたのでしょうか。
先ほど見てもらったように,銃と傘を合わせた「ガンブレラ」という武器です。私たちのパートナーであるSUMOというデザイン会社と協力して作りました。SUMOが銃の傘を作るというアイデアを思いつき,傘の部分が盾になるような形でゲームに実装できないかを考え,いくつかのスケッチとプロトタイプを経て,完成しました。
4Gamer:
Koumeiをデザインするにあたって,影響を受けたものはあるのでしょうか。
フォード氏:
Koumei自体は,まずコンセプトから作りました。Fate,Luck,Distiny,そして女性であることが先にできたんです。「彼女に運命を託す」みたいなコンセプトですね。そこからどんどん作りこんでいった結果,日本的なダイスと巫女が融合し,今のような形になりました。
4Gamer:
フォードさんはアニメ好きでしたよね。日本のアニメの影響などは受けなかったのでしょうか。
フォード氏:
多少は受けていますね。私自身,アニメが好きなんです。ほらこれを(スマホの裏に貼ってあった「呪術廻戦」の五条悟と七海建人のステッカーを見せる)。
4Gamer:
ああ! ひょっとして,それで津田健次郎さん(七海建人の声を担当)が動画のナレーションをやって,ステージイベントに出演しているんですか?
フォード氏:
はい!(日本語で)
4Gamer:
いろいろと納得しました(笑)。
今回の東京ゲームショウで初めて出展されたわけですが,なぜ出展しようと思ったのでしょうか。
フォード氏:
Warframeはマンガやアニメなど日本の文化からたくさんの影響を受けています。ずっと東京ゲームショウに出展したいと思っていたのですが,やっとそれが叶いました。
日本のゲーマーにアピールすることも目的の1つです。日本向けのマーケティングを行い,より多くの日本の人にアピールし,初めて大きなブースを出したので,たくさんの人に足を運んでほしいです。
東京ゲームショウは2019年にも来たのですが,その時は出展はせず,ファンイベントを実施しただけでした。しかし,たくさんの素晴らしいブースを見て,いつか東京ゲームショウにブースを出したいと思っていたんです。プレイヤーの皆さんのおかげで叶いました。
4Gamer:
正直,想像していた以上に大きなブースだったので驚きました。
フォード氏:
ほんとに? 嬉しいですね。
日本ではWarframeはまだあまり知られていないと考えています。なので,大きなブースを出してもっと知ってもらおうと思っています。
4Gamer:
Warframeにも日本のプレイヤーはいると思うのですが,お二人の印象はどうでしょう。
フォード氏&モーガン・エベレット氏(以下,エベレット氏):
大好きです!
エベレット氏:
日本人のプレイヤーはとくに愛情深くて,私たちのゲームに対する愛を感じます。
フォード氏:
WarframeにはDOJOというプレイヤーがクリエイトできるコンテンツがあるのですが,そこで素晴らしいクリエイティビティを発揮しています。日本のクランは非常に才能があり,素晴らしいコンテンツを作っていますね。
4Gamer:
そう感じてもらえてるのは,同じ日本人として嬉しいですね。
Warframeは10年続いていて,コンテンツ量も膨大になっていますが,新しく始める人にどういった部分をおすすめしたいですか。
フォード氏:
始めるならまさしく今だと思います。今回の「Koumeiと五つの定め」は日本をテーマにしていますし,新規プレイヤー向けのアップデートも行っています。Free-to-Playですし,PC,家庭用ゲーム機,スマートフォンで遊べるので,ぜひ試してみてほしいです。
4Gamer:
ありがとうございます。
東京ゲームショウに来た感想はありますか。
フォード氏:
とても幸せです。東京ゲームショウへの出展を長く計画していましたが,とても満足しています。私はゲーム以外も日本文化の大ファンで,すべてが大好きです。なので東京ゲームショウをすべて見るつもりです。
個人的なことですが,ガンダム(プラモデル)を作るのが好きなのですが,日本でガンダムを買うのも楽しみですね。それと「ファイナルファンタジーXIV」が好きなので,エオルゼアカフェにも行きます。
4Gamer:
いいですね。ぜひ東京ゲームショウと日本を楽しんでください!
では最後に日本のゲーマーにメッセージをお願いします。
フォード氏:
日本の皆さんには10年もの長い間,愛情をもってサポートしていただいて非常に幸運に感じています(日本語で)。
私たちは日本に来て,日本のコミュニティだけでなく,世界に向けて大きなニュースを発表することができました。日本をテーマにした今回のアップデートと,Warframe: 1999を楽しんでもらえると嬉しいです。
エベレット氏:
日本に来ることができて本当にうれしいです。日本の人たちはとても素敵で,たくさんの素敵な出会いもありました。日本の皆さん,ありがとうございます。
4Gamer:
ありがとうございました。
インタビューを読んでもらったなら分かったかもしれないが,フォード氏はかなりの日本好きだ。日本語も勉強中のようで,英語ベースでのインタビューだったが,頻繁に日本語で返事していたほど。津田健次郎さんの起用理由には驚いたが,それも日本文化への愛があるからこそだろう。
「Warframe」公式サイト
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