プレイレポート
いま「ファイナルファンタジーXIV」を始めると,イシュガルドに何時間でたどり着けるのか。実際に新規プレイヤーを想定して遊んでみた
ジョブクエストをクリアしてILv90の装備品を入手! パッチ2.0のフィナーレへ
さて,ここでジョブクエストの話をしよう。ジョブに転職すると専用のクエストが受けられるのだが,レベル45とレベル50のジョブクエストをクリアすると,アイテムレベル(ILv)50の装備品一式とILv90の装備品一式が手に入る。これもジョブに転職しておきたい重要なポイントになるだろう。
どちらもレベル50で装備できるので,「なんで2種類?」と思うかもしれないが,これはスムーズにパッチ3.0「蒼天のイシュガルド」に移行するための施策だと考えればいい。当然,ILv90装備のほうが性能は高いのだが,ミラージュプリズムによる見た目の変更が可能なシステムもあるので,ILv50の装備(のデザイン)をもらっておいて損はないというわけだ。
というわけで,いよいよ物語の大詰め「外郭攻略 カストルム・メリディアヌム」に挑戦だ。早速,コンテンツファインダーに登録して突入すると,みんな襲ってくる敵を無視して一気に進んでいく。どういうことだろうと慌てて付いていくと,進めなくなったところで一気に殲滅するようだ。初見プレイヤーからすると,こうしたダンジョンごとの攻略/巡回方法のトレンドは,少し戸惑ってしまうかもしれない。
最後のIDは,道中の戦闘,カットシーン共に,かなりボリューム満点で,たっぷりと時間がかかる。ただ,戦闘自体はそれほど難しくないので,ほどなくしてクリアできた。最後の戦いが終わると,カットシーンからエンディングへと続くのだが……なんと,ここだけで約2時間もある。ストーリー周りのカットシーンを全部見ると主張した筆者。ちょっと後悔した。
レベルキャップ開放のために「蒼天のイシュガルド」のインストールを忘れずに
無事エンディングを見終えたところで時間を確認すると,パッチ2.0クリアまでに要したのは55時間32分。もちろん,エンディングの2時間分を含めている。
それでは早速パッチ2.1へ……と,その前に,ここで「蒼天のイシュガルド」をインストールしたほうがいい(※正確にはアカウントのアップデートが必要)という話を聞いた。実は,新生編(つまりパッチ2.xシリーズ)ではレベル50でキャップがかかっていて,通常だとそれ以上は成長しない。一方,蒼天編(つまり3.0以降)になると,レベルキャップが開放されてレベル60まで成長する。
このタイミングで「蒼天のイシュガルド」をインストールしても,すぐにパッチ3.0部分を遊ぶことはできないが,実はキャップ開放は適用されるので,パッチ3.0にたどり着くまでのクエストやIDで得られる経験値が無駄にならないというわけだ。
しまった! どうせなら,パッチ2.0の最終戦よりも前にインストールしておくべきだった……と気付いたが,あとの祭りというもの。新生編から蒼天編へと継続してプレイするつもりがあるのなら,早めに「蒼天のイシュガルド」もインストールしたほうがいいだろう。
かなりサクサクと進むパッチ2.1〜2.4。ただし,クエストの難度は徐々に高くなる
ということで,パッチ2.1の物語がスタート。ここからは,クエストでのキャラクターレベル制限もないし(すべてレベル50),ジョブクエストで得られたILv90装備のおかげで,必要な平均ILvも問題なく条件を満たしている。そのため,止めどころが見つからないくらいに,サクサクとクエストが進んでいく。
気になるところと言えば,せっかくレベルキャップを開放したのに得られる経験値が少ない……ということくらいだろうか。
ただ,パッチ2.2の「真リヴァイアサン討滅戦」あたりの戦闘系クエストから,手強くなってくる印象だ。敵の攻撃に慣れないうちは,かわしきれずに倒されてしまうことが度々あった。
「真ラムウ討滅戦」以後のパッチ2.4は,クルザスを舞台にしたストーリーが展開していく。このあたりからクエスト報酬にILv110の装備品が出てくるので,順次装備品を更新していく。報酬アイテムをしっかり集めていけば,ID「氷結潜窟 スノークローク大氷壁」や「真シヴァ討滅戦」の平均ILv80はクリアできるはずだ。担当編集者は「以前はトークンを1個1個集めていたんだよな……」と遠い目をしていたような気がする。
と,このようにクエストの進行自体は順調だったのだが,ID「氷結潜窟 スノークローク大氷壁」では,初めてパーティ全滅を経験したり,ボスのフェンリル戦でも倒されてしまったりと,さすがに初心者気分のままではいけないことを実感した。とくにフェンリル戦では,倒された時点でフェンリルの残りHPが少なかったこともあり,寝っ転がったままクリアするという残念な展開になった。
パッチ2.5クリアに向けてラストスパート。だが,その前に真蛮神の壁が!?
「真シヴァ討滅戦」を終えて,パッチ2.4からパッチ2.5へ突入し,一気にクリアを目指そうとするが,ここで大きな壁にぶつかった。
パッチ2.5の最初のメインクエスト「3本の柱」は,「真イフリート討伐戦」「真タイタン討伐戦」「真ガルーダ討伐戦」をクリアしていないと受けられないというのだ。
通常の蛮神戦は物語の都合上,必ず通らなければならない戦いだが,これらの“真”蛮神戦は,以前から挑戦はできたものの,メインストーリーとまったく関係がなかった。まさか戦うことになろうとは……。
こうして,少し時間はかかったが,3つの真蛮神戦を終え,パッチ2.5のストーリーを進行していく。ID「黙約の塔」,そのあとの討滅戦や「皇都イシュガルド防衛戦」は,キャラクターレベル制限やアイテムレベル制限がないも同然なので,非常にサクサクと進む。
こうして,数々の戦いを終えて,ついでにタタルさんの本気も見たところで,いよいよ祝勝会でフィナーレ! ……と締めたいところだが,どうも世の中はそこまでうまく回らないようで,衝撃のラストを迎えることになった。何があったのかは,プレイヤー自身の目で確認してもらいたい。
ところで,サクサクと進みすぎたので,パッチ2.1からパッチ2.5までの時間経過を記していなかったが,ちゃんとクリア時間はチェックしていたので安心してほしい。パッチ2.1開始からクリアまでにかかった時間は17時間25分。参考までにパッチ2.5のスタッフロールは短めで,約30分である。それを考えると,実際のプレイ時間は17時間ほどだろうか。
最終集計に入ろう。まずパッチ2.0のプレイ時間は55時間32分,パッチ2.1からパッチ2.5までが17時間25分。合計すると72時間57分。というわけで,プレイヤーや選択したクラスによって前後するだろうが,約73時間でイシュガルドへと進められることが検証できた。これは,あくまで現時点での最新ストーリーである蒼天編に新規プレイヤーが到達するまでの,目安の時間として捉えてほしい。
吉田氏が話した「30時間」と比べると倍以上の時間がかかっているが,そこは当初の想定通りといったところか。ともあれ,「スタンドアロンのRPGと同じぐらい」という話で言えば,納得できる時間だと思う。ちなみに,蒼天編もこれと同等のボリュームが楽しめるとのことだ。
もちろん,本作ではギャザラーやクラフター,ゴールドソーサー,ディープダンジョンなど,メインストーリーとは関係がない,さまざまなコンテンツが用意されている。急いで最前線を目指すのもいいが,ときおり寄り道もしてみよう。
「ファイナルファンタジーXIV」公式サイト
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ファイナルファンタジーXIV
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