連載
宇宙人vs.空港警備員。スマートフォン向け瞬間記憶ゲーム「エイリアンをさがせ!」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第192回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
あなたは宇宙人を信じているだろうか。オカルト好きな筆者としては,存在していると信じたいものだが,危害を加えられたら嫌だなぁ,と都合がいいことを考えていたりもする。
というわけで,本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」では,人間に紛れたエイリアンを探し当てる瞬間記憶ゲーム「エイリアンをさがせ!」(iOS / Android)を紹介しよう。
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エイリアンの目的が何なのかは知ったことではないが,とにもかくにも彼らは人間に扮して,空港から入国しようとする。外見での判断は不可能なので,人体スキャナを使って人間かエイリアンかを判別し,補足するのがプレイヤーの目的となるのだ。
プレイが始まると,入国者たちが次々と人体スキャナを通過しロビーへとやってくるのだが,このとき,スキャナ上に人物のシルエットが映し出される。人間であればとくに問題ないが,通過したのが「人間に扮したエイリアン」だった場合,その正体がまざまざと表示される。
エイリアンは,頭部が大きく目が細い,俗に言う「グレイ」であったり,懐かしさあふれるタコ風であったりと,さまざまなタイプがいるのだが,目が赤いという共通点があるので,これをもとに見分けていくといいだろう。とはいえ,小難しく考えず「明らかに人でない」ものは宇宙人という認識でいい。
利用客は人体スキャナを通って次から次へとロビーに移動していくのだが,エイリアンがどの人物に潜んでいるかは完全にランダムなため,毎回しっかり目を光らせておく必要がある。スキャナでエイリアンを発見したら,すぐさま捕獲! ……と言いたいのだが,空港の混乱を抑えるためか(どうかは分からないが),「利用客全員がロビーに入った状態」にならなければ,エイリアンの摘発は行えないのだ。
たとえば利用客が6人,うちエイリアンが1人いたとしよう。このとき,最初にスキャナを通過したのがエイリアンだとしても,残る5人がスキャナを通過しロビーに待機するまで,プレイヤーは一切行動することができない。エイリアンがどんな人物に扮していて,ロビーのどの場所へ移動したかを,最後までしっかりと記憶しておく必要があるのだ。全員が揃ったら「エイリアンをさがせ!」という文字が表示されるので,エイリアンと疑わしき人物をタップしよう。
エイリアンさがしは「WAVE」としてカウントされ,ゲームが進むたびにWAVE 2,WAVE 3と進んでいく。WAVEが進むたびに利用客の数,エイリアンの数,ゲームスピードがどんどん上昇。利用客の数がふくれあがり,エイリアンが5体6体と増えていくと,どの位置にいるかを記憶していくだけでもかなり大変な作業となる。己の記憶力が試される本作の醍醐味といったところだ。
なお,画面左上にある「×1」のボタンはゲームの倍速で,タップすると「×2」に切り替わり,2倍速となる。2倍速にしてもスコアが増えるなどのメリットはないので,難度の低い序盤で時間節約のために使うといい。WAVEが進んだ状態で使うと,もはや今通過した利用客が人間かエイリアンかを見分けるだけで精一杯になってしまう。
味のあるドットグラフィックスと,シンプルなルールのおかげで,なかなかに熱中して遊べる本作。画面端にいる入国者がややタップしづらいという点がやや気になったが,それ以外はおおむね好感触だ。
ちなみに「エイリアンが出て来た順番に素早くタップすると何かが起こる」らしいのだが,筆者のプレイ中には,何回チャレンジしても,それらしき現象はおこらなかった。
最近記憶力が薄れてきているな……なんて方は,ぜひエイリアンをビシビシ取り締まっていただきたい。
著者紹介:トリスター/目代将規
ゲームやアニメの書籍企画,編集,シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや,一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。
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