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グラフィックスニーズの8割をカバー可能に? Intel,Broadwell-Hの統合型GPU「Iris Pro Graphics 6200」の性能をアピール
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印刷2015/06/25 19:22

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グラフィックスニーズの8割をカバー可能に? Intel,Broadwell-Hの統合型GPU「Iris Pro Graphics 6200」の性能をアピール

Project Whiteから登場したBroadwell-H搭載のデスクトップPC
Core i7・i5・i3・M(Broadwell)
 Intelが2015年6月2日に,開発コードネーム「Broadwell-H」ことCPUコア4基版の第5世代Coreプロセッサを発表したことは,4Gamerでも報じたとおりだ(関連記事)。デスクトップPC向けCPU製品の販売もすでに始まっている。
 そんな中で,6月24日にIntelの日本法人であるIntel(以下,Intel)は,都内で同製品群の記者説明会を開催した。基本的には既報の内容を踏襲した内容であるが,Intelが第5世代Coreプロセッサについてどんなことをアピールしていたのか,ざっくりとまとめてみたい。


IntelのiGPUは9年で100倍の性能アップを達成


 まずおさらいしておくと,6月2日に発表された第5世代Coreプロセッサは,デスクトップPC向けが5製品,高性能ノートPC向けも5製品の計10製品がラインナップされている。具体的な製品構成は発表時の記事を参照してほしいが,ざっくり説明しておくと,プロセッサナンバーの末尾「H」がハイエンドノートPC向け,「R」「C」がデスクトップPC向けとなる。
 ちなみに,プロセッサナンバー末尾に付いた「C」の意味は,「Contents Creator」だそうで,コンテンツ制作用途に適したCPUという位置づけらしい。

第5世代Coreプロセッサのラインアップをまとめたスライド。Intelはプロセッサナンバー末尾の英字で用途を分類しており,6月2日に発表されたのはノートPC向けのHプロセッサと,デスクトップPC向けのRおよびCプロセッサだ
Core i7・i5・i3・M(Broadwell)

Intel チャネル企画戦略室 室長の小澤 剛氏
 今回の新製品でとくに重要な点は,デスクトップPC向けCPUでは初めて,統合型グラフィックス機能(以下,iGPU)として「Iris Pro Graphics 6200」(開発コードネーム「GT3e」)を統合する「C」型番の製品が登場したことだと,製品概要を説明したチャネル企画戦略室 室長の小澤 剛氏は述べる。

発表された10製品のうち,ノートPC向けの1製品を除いたすべてに,最上位のiGPUであるIris Pro Graphics 6200が搭載されている
Core i7・i5・i3・M(Broadwell)

 Iris Pro Graphics 6200は,シェーダの演算ユニットにあたる「Execution Unit」(EU)を48基集積したGPUコアと,高速で容量128MBのオンチップDRAM「eDRAM」を組み合わせたものだ。Haswellマイクロアーキテクチャ世代のCPUに搭載されていたiGPU「Iris Pro Graphics 5200」の場合,EU数は40基でeDRAM容量は64MBという仕様だったから,順に1.2倍,2倍という規模になったわけである。
 Broadwell-Hは最新の14nmプロセスで製造されるが,トランジスタ増加分のほとんどをiGPUに費やしてあるとのことで,実際,「シリコンダイの約50%の面積をiGPUが占めている」(小澤氏)そうだ。
 いわく,トランジスタ数の増加分をiGPUに費やすという強化によって,3Dグラフィックス性能はもちろん,動画のトランスコードやGPGPU演算の性能も向上しているとのことである。

14nmプロセスで製造される第5世代Coreプロセッサの上位モデルでは,シリコンダイの約半分をiGPUが占めるという
Core i7・i5・i3・M(Broadwell)

 ちなみに,これはHaswell世代のIris Pro Graphics 5200も同様だが,eDRAMはグラフィックスメモリ側だけでなく,CPUがアクセスするメインメモリのキャッシュとしても利用できるという。そのeDRAMが64MBから128MBへと倍増していることは,CPUの演算性能も引き上げることになるそうだ。

Core i7-4700SとCore i7-5775Cの性能比較。eDRAMの効果もあって,3D性能は2倍,動画のトランスコード性能は1.35倍,整数演算性能も1.2倍になっているという
Core i7・i5・i3・M(Broadwell)

 IntelがiGPUに取り組み始めた2006年当時のiGPUに比べると,Iris Pro Graphics 6200は,「3DMark 06」での比較でおよそ100倍もの性能を達成しているという。2006年当時のiGPUは実に非力だったので,100倍の性能といわれてもピンとこない面もあるが,9年間かけて100倍の性能向上というのは,印象的な数字ではある。

IntelがiGPUに取り組み始めた2006年当時と比較すると,Iris Pro Graphics 6200は100倍の性能を有するという
Core i7・i5・i3・M(Broadwell)

最初期のIntel HD GraphicsからIris Pro Graphics 6200までのダイを比較したスライド。縮小比は異なるが,ダイに占めるiGPUの割合が増していることは見て取れる
Core i7・i5・i3・M(Broadwell)

 説明会では,Iris Pro Graphics 6200の性能をアピールするデモとして「Canon Cinea RAW Development 1.3」(以下,Canon CRD)というキヤノンの4Kシネマカメラ向けのソフトウェアの実演が行われた。Canon CRDはRAW撮影した4K動画のデータを,リアルタイムでRAW現像しながら再生するというソフトウェアで,撮影現場での映像確認といった用途が想定されているようだ。
 デモでは,Haswell世代の「Core i7-4790K」と,Broadwell世代のCore i7-5775Cを搭載するPCによる再生フレームレートの比較が行われた。前者は20fps程度がせいぜいなのに対して,後者では40fps程度での再生を実現できている。CPUクロックはCore i7-4790Kのほうが上なので,Iris Pro Graphics 6200のパワーが生かされた結果というわけだ。

Core i7-5775Cでは30〜40fps程度で再生できるのに対して(左),Core i7-4790Kでは20fps前後がせいぜい(右)という比較デモ
Core i7・i5・i3・M(Broadwell) Core i7・i5・i3・M(Broadwell)

 ちなみに,Canon CRDは,Intelが無償で配布しているソフトウェア開発キット「Integrated Native Developer Experience」(Intel INDE)を使うことにより,Iris Pro Graphics 6200へ最適化されているとのことだった。


「グラフィックスに対するニーズの8割をiGPUで対応可能」


今回の新CPUではないが,第5世代Coreプロセッサの「Core i7-5557U」を搭載する小型PCの新製品「NUC5i7RYH」も展示されていた。こうした小型PCにIris Graphics 6200が搭載されるようになると,テレビにつないでゲーム用途に使うというのも,より現実的になるかもしれない
Core i7・i5・i3・M(Broadwell)
 さて,このようにiGPU性能が大いにアピールされた第5世代Coreプロセッサだが,Intelでは,ハイエンドの単体GPUを置き換えるようなものではないとしながらも,Iris Graphics 6200でグラフィックス性能に対するニーズの8割をカバーできるとアピールしていた。
 「何を言われようと,IntelのiGPUに興味はないよ」というゲーマーは,多いかもしれない。ただ,ユーザー数の多いIntelのiGPUがゲームグラフィックスのベースラインを決めるという要素もあるので,iGPUの性能が向上することは,ゲームグラフィックスの向上につながるはずだ。ゲームにおける実力は,製品で検証してみる必要があるものの,Intel製CPUでiGPUの性能が向上すること,それ自体は,ゲーマーとしても歓迎できることだろう。

Intel 日本語公式Webサイト

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