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【PR】はじめての「カードファイト!! ヴァンガード」第1回:ダンちゃんこと男色ディーノ選手,声優の森嶋秀太さんにゲームの遊び方を学ぶ
ブシロードのトレーディングカードゲーム「カードファイト!! ヴァンガード」と言えばTCGファンなら知らない人は少ないだろう。アニメや漫画など,さまざまなメディアミックス展開でも知られる同社の看板タイトルだ。
この「カードファイト!! ヴァンガード」に,あの男が挑むことになった――男色ディーノ選手だ。本当に今から楽しめるのか,どんなところが面白いのかを“ゲイムライターとして”確かめるためである。
そんな男色ディーノ選手の挑戦をとおして「カードファイト!! ヴァンガード」と「カードファイト!! ヴァンガード ディアデイズ」の魅力を伝える,全3回の短期連載企画をお届けしよう。
第1回のテーマは,「ダンちゃんこと男色ディーノ選手,声優の森嶋秀太さんにゲームの遊び方を学ぶ」。「カードファイト!! ヴァンガード」の現役ファイターとしてもその名を知られる声優の森嶋秀太さんからゲームの基本的な遊び方を学び,そして“真剣勝負”を挑んできた。その勝負の結果はいかに。
TCG「カードファイト!! ヴァンガード」公式サイト
「カードファイト!! ヴァンガード ディアデイズ」公式サイト
【PR】はじめての「カードファイト!! ヴァンガード」第2回:「カードファイト!! ヴァンガード ディアデイズ」があれば,お一人様でも強くなれる?
ブシロードのTCG「カードファイト!! ヴァンガード」に挑戦している,ダンちゃんこと男色ディーノ選手。シュウちゃんこと森嶋秀太さんと対戦をすることになったが,その日のために腕を磨こうにも,練習相手がいない。そんなダンちゃんの前に,この状況を打破できるというゲームが届けられた。
【PR】はじめての「カードファイト!! ヴァンガード」最終回:ついに発売「カードファイト!! ヴァンガード ディアデイズ」で“宿命の対決”に挑む
ダンちゃんこと男色ディーノ選手と,シュウちゃんこと森嶋秀太さんの戦いが,ついに決着のときを迎えようとしている。TCG文化の中心であるカードゲームショップにて,「カードファイト!! ヴァンガード ディアデイズ」を用いて行われた2人のファイトは,どのような結末を迎えたのか――
「TCGってちょっとハードルが高い」と感じる男色ディーノ選手のため,講師役としてやってきたのは……
4Gamer:
ということで,男色ディーノ選手に「カードファイト!! ヴァンガード」をプレイしていただきたいと。よろしくお願いします。
男色ディーノ選手:
こちらこそよろしくお願いしますなんだけど,TCGって“きちんと”やったことがあんまりなくて,今回は「大丈夫かな?」っていうのがあるのよね。
4Gamer:
それはどのあたりで?
男色ディーノ選手:
私はどんなゲイムでもヤりたいと思ったらヤるっていうタイプだけど,TCGってちょっとハードルが高いなって思っていて。
カードを買ってデッキを組んで,ルールを覚えて,そして一緒の時間に遊べる対戦相手も必要って考えるとね。始めてしまえば楽しくなっていくんだろうとは思いつつ,そこまでの一歩が遠い……みたいなイメージなの。
4Gamer:
分かります。ただ,こういうアナログゲームって,一緒に遊ぶ人ができて,さらにその人がルールに詳しいと一気に楽しくなってハマっちゃう……みたいなところってありますよね。
男色ディーノ選手:
確かに。ルールブックを自分で読んで「えーっと……」ってやってたことが,前からプレイしている人に聞いたら「なんだ。そんなことだったのか」みたいな。
4Gamer:
そうでしょう,そうでしょう。実は今日,作品の魅力やルールを優しく丁寧に,さらにいい声で教えてくれる有名な現役ファイターに講師役として来てもらっているんです。
男色ディーノ選手:
えっ? いやいやいやいや。作品に詳しい現役ファイターで? 教え方が上手で? さらに声がいい? またまたぁ〜,そんな人,そうそういるもんじゃないでしょうに。
4Gamer:
それがいるんです。この方に入ってもらいましょう,どうぞ!
森嶋秀太さん:
こんにちは! 森嶋秀太です! よろしくお願いします!
男色ディーノ選手:
えっ,えっ,えーーーっ!?
(後ろからの声に振り向き,森嶋秀太さんの姿を見て驚いた結果,「ガシャーン」と椅子から落ちる男色ディーノ選手)
4Gamer:
「カードファイト!! ヴァンガード」のスタートからアニメの主要キャラクターの声を担当している,声優の森嶋秀太さんです!
ご自身が長年ゲームをプレイしている現役ファイターで,その知識を生かし,発表会やイベントなどで活躍されていることでも有名なんです。
男色ディーノ選手:
“そんな人”,ここにいたーっ!
運次第で初心者も勝てる? 実は意外と分かりやすい,“基本は数字比べ”のシンプルな遊び方
男色ディーノ選手:
取り乱しましたが,あらためてよろしくお願いします。私は森嶋さんのこと,なんて呼んだらいいんだろう。愛称があれば教えてくれますか?
森嶋秀太さん:
よく「もりしー」って呼ばれています。
男色ディーノ選手:
はい。じゃあシュウちゃんと呼ばせてもらいます。私のことはダンちゃんと呼んでください。
シュウちゃん:
分かりました! ではダンちゃん,よろしくお願いします!
ダンちゃん:
おお,ほんとにそう呼んでくれるのね。あっさりと優しく受け入れてくれたわ。
さっそく私のほうから一つ聞きたいんだけど,なぜ“今”なの? それを知りたくて。この話をいただいたときに,昨年(2021年)10周年を迎えた歴史の長いゲイムだと聞いたんだけど,それだけ長い歴史があってベテランプレイヤーが多いとなると,新規参戦だって厳しいんじゃないかなと思うけど。
シュウちゃん:
今日遊んでもらう「overDress」は10周年の節目で始まった新シリーズなんですが,ここでルールやカードの仕様が一新されたんです。
ダンちゃん:
それはどのように?
シュウちゃん:
10年という長い歴史を重ねてくる中で,カードの使い方が複雑になったり,自分の思いどおりに戦えなくなったりということが発生していたんです。
そこで,これまで蓄積されたデータから,ヴァンガードの面白さはそのままに遊びやすく,これから始める人に分かりやすい調整が行われました。
ダンちゃん:
新しいカードや効果が加わっていくことでそれがゲイムバランスに影響が出るというのは,長く続いているタイトルであれば当たり前に起きることかもしれない。そこを,10周年のタイミングでしっかり見直したわけだ。
シュウちゃん:
はい。合わせて6種類のスタートデッキが登場したんですけど,これはオススメです。
これさえ買えばすぐにカードファイトができるという,初めてヴァンガードを始める人にピッタリな商品なんですが,それぞれ333円(税込)と,かなりお手頃な価格設定になっているんです。
ヴァンガード公式サイト内 スタートデッキ全6種の紹介ページ
ダンちゃん:
なるほど。これは確かに「ちょっと始めてみようかな」くらいの気持ちでも手が出しやすいかもしれない。
シュウちゃん:
はい。「一緒に始めよう」って友だちを誘って買いに行きやすいですよね。
では,このスタートデッキを1つ開けて,カードを手に取ってみてもらいましょう。実はダンちゃんにオススメのデッキがあるんです。それは,これです!
ダンちゃん:
どれどれ,「桃山ダンジ -暴虐の虎-」……。名前が私と同じ“ダンちゃん”で,桃ってところも今の私の髪の色と一緒ね。そういうところで,私にオススメと。なるほど,分かりました。
シュウちゃん:
もちろんそれだけが理由ではないですよ(笑)。そのあたりはこれから分かっていきます。
ダンちゃん:
桃山のダンちゃんだけではなく,スタートデッキにはそれぞれキャラクターが描かれているけど,これはやっぱりアニメの?
シュウちゃん:
はい。テレビアニメ「カードファイト!! ヴァンガード overDress」に登場する主人公やその仲間,ライバルといった主要キャラクターたちです。
彼らがアニメで使っているデッキをイメージした商品になっているので,そのキャラクターと同じように戦えるんです。
ダンちゃん:
なるほど。アニメから入った人は,好きなキャラクターでカードを選ぶって方法もあるわけだ。
ところでなんだけど,ヴァンガードってTCGが先だったの? それともアニメ? その始まりってどうだったんだろう。
シュウちゃん:
いい質問です。それはですね,“一枚の絵”からなんです!
原作の伊藤 彰先生が描いたイラストを見て,「これでカードゲームを作ろう。その世界観を楽しめるアニメも作ろう」と。なのでどちらからではなく,ひとつのプロジェクトとして同時に動き出したものなんですね。
ダンちゃん:
ほほう。その始まり方は面白い。ともに10年以上の歴史があると。
では,「桃山ダンジ -暴虐の虎-」,開けてみよう。……あれ。この紙はなに?
シュウちゃん:
これはカードファイトのときに敷いて使うプレイマットです。1商品に1枚入っているので,2つ買えばその場ですぐ対戦ができます。
ダンちゃん:
そのあたりも始めやすくできているわけね。このプレイマットを取ってケースを外すと……カードが出てまいりました!
シュウちゃん:
キャラクターもですが,背景もすごく描き込まれていますよね。このカードイラストも,ヴァンガードの大きな魅力の一つなんですよ。
それぞれ「国家」という,属性のようなもので分かれているんですが,その国家によってドラゴンや騎士,武装をした女性といったカードの特徴があって,それを人気のイラストレーターの皆さんが手掛けてるんです。
ダンちゃん:
じゃあ,イラストが好きな人ならそこから入るのもアリなんだ。いろんな入り口があると。
シュウちゃん:
はい。カッコいいドラゴンで戦いたいなら「近導ユウユ -天輪聖竜-」,騎士や天使が登場するファンタジーが好きなら「江端トウヤ -頂の天帝-」というように,好きな世界観とイラストで選ぶのも良いと思います。
ダンちゃん:
「桃山ダンジ -暴虐の虎-」はどういう国家なんだろう。
シュウちゃん:
「ダークステイツ」という,デーモンのカードが中心の国家です。特徴については,対戦を通してこれから教えていきますね。
ダンちゃん:
分かりました。では,さっそく始めてみましょう。
シュウちゃん:
メインのヴァンガードと,その仲間のリアガードというユニットで戦い,先に相手のヴァンガードに6回ダメージを与えたほうが勝利となります。
国家やカードの効果によってあらゆる攻防が生まれますが,勝敗を決めるのはシンプルにパワーの数字の大きさです。なので初めて遊ぶときは,カードの効果は使わず数字だけの勝負で,お互い手札をオープンにして遊ぶと,ルールを覚えやすいですよ。
ダンちゃん:
なるほど。カードにいろいろ書いてあるけど,確かにいきなりそれを覚えるのは大変そう。
シュウちゃん:
カードは大きく分けて「ユニット」と「オーダー」があるんですが,まずはユニットと,そのカードに書いてある「グレード」「シールド」「パワー」の数字,下に黄色い線が描いてある「トリガーユニット」を覚えておけば基本の遊びは理解できます。
ではまず,“自分自身であるヴァンガード”のカードを選び,「ライドデッキ」を組んでみましょう。
ダンちゃん:
自分自身であるヴァンガード?
シュウちゃん:
強さの段階を表すグレードが0のユニットで始まり,それをグレード1,グレード2,グレード3と強化し,強くなったところで相手に本格的に攻撃を始める。仕掛けどきはデッキによって異なりますし,途中でちょこちょこ相手に攻撃をしたりもするんですが,それまでは自分が引いたカードをやりくりして自分のフィールドでヴァンガードを育てていくんです。
ダンちゃん:
ヴァンガードが戦えるようになるまで,お互い自分の盤面で黙々と育てていくと。
シュウちゃん:
はい。この“あまり相手に干渉しない”ところがゲームの特徴にもなっています。
では,ユニットのカードをグレード0から3まで選び,0をフィールド中央のヴァンガードサークルに最初の姿となる「ファーストヴァンガード」としてください。
残りの1から3までの3枚は重ねてライドデッキの置き場に置き,ファーストヴァンガードとデッキの両方を裏向きに設置しましょう。
ダンちゃん:
これは0から3まで1枚ずつなら,好きなカードを選んでいいの?
シュウちゃん:
基本的にどのユニットでも大丈夫ですよ。強いユニットで揃えるのはもちろんですが,絵がカッコよくて好みとか,好きなイラストレーターが描いたものだとか,そういった選び方ももちろんアリです。
この,自分のなりたい姿になれるというところもヴァンガードの面白さなんです。
ダンちゃん:
ライドデッキだけではなく,ファーストヴァンガードも裏返しなんだ。最初の姿だから見えていてもいいものだろうけど。
シュウちゃん:
なぜ裏返しなのか,ここも大事だったりします。すぐに分かりますよ。
では残りのカードをシャッフルしましょう。これは「メインデッキ」として山札に置かれます。本来は対戦相手にシャッフルしてもらうんですが,今回は自分たちで。
ここでちゃんとシャッフルができていないと,カードを引いたときに同じ種類のものが続いちゃってゲームにならなくなることもあるので,しっかり,そして丁寧にシャッフルしていきましょう。
ダンちゃん:
(シュウちゃんがシャッフルしているところを見て)あれ,なんか変わった混ぜ方していますね。
シュウちゃん:
テーブルに何枚かカードを広げて置いて,そこに順番に1枚ずつ配っていくというシャッフル方法です。置いたカードの数で,8切りとか4切りとか呼んだりもします。今日の場合は7切りですね。
そこからさらにまた違う方法でシャッフルするとよく混ざるんです。開けたてでスリーブにも入れてないのでちょっとやりにくいですが,こんな風に……。
(さらに滑らかな動きでいろいろなシャッフル方法を披露するシュウちゃん)
ダンちゃん:
おお,ちょっとTCGの文化的な部分に触れた感じがあるわ。
シュウちゃん:
十分にシャッフルできたら,それを山札置き場に置いて準備完了です。じゃんけんをして先攻後攻を決めましょう!
ダンちゃん:
私が勝ったので,ダンちゃんの先攻でいきます! ……ではまずなにをするんでしょう。
シュウちゃん:
先攻後攻が決まったら,自分の山札の上から5枚カードを引きます。1度だけカードの入れ替えができるので,手札に残したいもの以外を山札の一番下に戻して,その枚数分のカードを引き直しましょう。
ダンちゃん:
なるほど。とは言え,初めてだとそもそも,なにを残したほうが良いのかとか,どれは戻しちゃっていいのかとかの判断は難しいわね。
シュウちゃん:
カードの入れ替えが終わったらメインデッキを再度シャッフルし,山札置き場に戻したらファイト開始です!
ダンちゃん:
おっ,いよいよね。
シュウちゃん:
では僕と一緒に,戦いに挑む気持ちを込めて「スタンドアップ,ヴァンガード!!」とコールし,裏向きに置いてあるファーストヴァンガードを表にしてください!
「せーの」で声を揃えましょう。いきますよ,せーの……
ダンちゃん,シュウちゃん:
スタンドアップ,ヴァンガード!!
スタンドアップ…… |
ヴァンガード!! |
シュウちゃん:
いいですね! このように,ファイトへの思いを込めたコールとともに,自分の分身であるヴァンガードがフィールドに出現します。
この瞬間が,自分自身がアニメの主人公になったかのようなカッコよさがあって好きなんです。ダンちゃんはどうでしたか?
ダンちゃん:
なるほど,裏返しは演出的な意味でも大事だったんだ。たしかに「ファイトが始まったぞ」という,なんだか奮い立つものがあるというか。
シュウちゃん:
そうなんです。では,ターンの進め方に入りましょう。1つのターンは「スタンド&ドロー」「ライド」「コール&プレイ」「アタック」がセットになっていて,それをお互い繰り返していきます。
「カードファイト!! ヴァンガード」ならではの特徴が,ヴァンガードを強化していく「ライド」です。
ダンちゃん:
さっき言っていた,自分自身を強くしていくという部分ね。
シュウちゃん:
はい。ヴァンガードは1ターンに1回だけグレードを上げることができるのですが,それを行うかどうかをこの「ライド」で決めます。
手札から1枚捨てて代わりにライドデッキに入れたユニットのカードを引き,それをヴァンガードに重ねることでライド終了です。手札にライドできるユニットカードがあればそれを使うこともできますが,せっかくなので最初にセットしたライドデッキを使いましょう。
ダンちゃん:
1枚捨てて……ライド! これでグレード0から1になったわけだけど,ユニット自体の強さ以外に,どんな影響があるのかしら。
シュウちゃん:
続く「コール&プレイ」の「コール」のときに,一緒に戦う仲間のユニットを「リアガード」として呼ぶことができるんですが,現在のヴァンガードのグレード以下のユニットしか呼べないんです。
ダンちゃん:
強い仲間を呼ぶには,自分自身が強くならなくてはならない。ライドは,ヴァンガードを強くするだけではなく,自陣営を強くするうえでも重要になると。
シュウちゃん:
はい。そして「カードファイト!! ヴァンガード」を今オススメしている理由の一つに,このライドがスムーズにできるようになったことがあります。
これまでは山札から引いてライドをしていたのですが,ライドさせたいユニットがなかなか出てこない,いわゆる“事故”が起きてしまって,思ったように戦えないことが発生していたんです。
それが「overDress」でライドデッキが登場したことによって戦術どおりゲームを楽しめるようになり,そしてファイター自身がなりたい姿にグレードアップできるようになったんです。
ダンちゃん:
自分が強くなっていくところがゲームの面白さなのに,それがうまくいかない。その問題を解決するためライド用のデッキを分けたわけだ。
シュウちゃん:
グレード3でかつペルソナライドアイコンを持つユニットがヴァンガードのとき,それとと同じカードをライドすることで発動するんですが,1枚ドローできるうえに仲間をパワーアップできるのでかなり強力ですよ。同じ種類のカードはデッキに4枚までしか入れられないので,1度の対戦でそう何度も出るものではないですけどね。
ではここでもう一つ,「カードファイト!! ヴァンガード」の面白い部分である“運の要素”についても紹介しましょう。
ダンちゃん:
運の要素?
シュウちゃん:
ええ。それは「トリガー」という,自分がアタックしたときに発生する“くじ”のようなものです。
アタックは基本的に,ヴァンガードと前列にいるリアガードで攻撃ができるんですが,ヴァンガードの攻撃のときのみ,山札から1枚カードを引く「ドライブチェック」が発生します。
このとき黄色のラインが入ったトリガーユニットのカードが出ると,カード右上のアイコンに書かれている数字がパワーにプラスされ,テキストに記載されている特別な効果が発動するんです。これが,場面によっては戦況を覆す大きな一手になり得るんです。
ダンちゃん:
アタックしたとき相手にガードされても,「ドライブチェック」でトリガーを引ければさらに相手のパワーを超えて攻撃を通すことができると。
それで最初の手札の引き直しのとき,トリガーユニットを戻すのがオススメだったわけか。
シュウちゃん:
そのとおりです。トリガーユニットは手札として持っているときより,山札から引いたときに活躍してくれるんです。
この“くじ”の要素は,アタックだけではなく守備時にもあります。ヴァンガードがアタックを受けたとき,山札から1枚引く「ダメージチェック」が発生するんですが,このときもトリガーを引けると,パワーアップで追撃を回避したり,次のターンでの反撃につながるようなプラスの効果が発動したりするんです。
さらに「overDress」には,パワーが1億プラスされる「オーバートリガー」というすさまじいカードも存在します。
ダンちゃん:
1億!?
シュウちゃん:
はい(笑)。デッキに1枚しか入れられないので,なかなかここぞという場面では出ないのですが,手札で打つ手がないときに引けると大きいです。
このように,トリガーの引き次第で,初心者が上級者相手でも十分に勝負できるんです。極端な話,333円のスタートデッキで,ものすごく研究を重ねてデッキを構築したファイターに勝っちゃうことだってある。
この,運の要素で初心者でも勝つ喜びを味わえるところが,「overDress」から始めることをオススメしたいポイントでもあるんですよ。
ダンちゃん,桃山ダンちゃんのデッキで師匠と真剣勝負!(セコンド付きで)
ダンちゃん:
ひととおりのレッスンを終えたわけだけど,なぜ桃山のダンちゃんが私にオススメなのか,まだ分かっていないわね。
シュウちゃん:
では,ダンちゃんにオススメするデッキを考えてくれた人の1人,開発のオギーさんに説明してもらいましょう。
開発オギー氏:
相手の技を受けて,溜めに溜めたパワーを発揮して戦う。そんなプロレスの世界に生きているダンちゃんですから,「桃山ダンジ -暴虐の虎-」のデッキが合っていると思ったんです。
「カードファイト!! ヴァンガード」には,「ダメージゾーン」に送られたカードを使う「カウンターブラスト」と,ヴァンガードの下に溜めた「ソウル」を使用する「ソウルブラスト」という,2種類のコストの支払い方があるんですが,このデッキはそのどちらかを実行することでものすごいパワーを発揮するんです。
シュウちゃん:
「ダメージゾーン」のカードを使う。つまり,受けたダメージを自分の力に変換するといったイメージで,「ソウル」を使用するということは,自分の魂をパワーに変えるということですよね。
開発オギー氏:
はい。あと「一気呵勢」(いっきかせい)という能力もぜひ使ってほしくて。これは,1ターン力を溜めることで次のターンのライド時に「一気呵勢」が発動し,これに呼応した仲間ユニットがパワーアップするというものです。
さらにヴァンガードのアタック時にソウルブラストすることで,行動済のリアガードをもう一度動かせる。つまり,パワーアップした状態で,1ターンに5回も攻撃できるんです。
ダンちゃん:
なるほど。序盤は相手のアタックをあえて受け,自分を強化しソウルを溜めていく。そうしてパワーが溜まったら一気に畳みかけると。
シュウちゃん:
実際に使ってみると分かりやすいと思うので,カードの効果ありで対戦してみましょうか。ダンちゃんにはオギーさんがセコンドに入ってもらって。
ダンちゃん:
いいでしょう,いいでしょう。お互い全力で!
ダンちゃん(&開発オギー氏) vs シュウちゃん
ということで実施された,本ルールでの実戦1本勝負。これがヴァンガードのデビュー戦となるダンちゃんは,開発オギー氏の最初の説明やファイト中の助言に従い,ときにシュウちゃんのアタックを受けながらヴァンガードを強化し,「一気呵勢」の準備を進める。
ドローでは欲しいカードを欲しいときに引き,アタックとガードではトリガーを引きまくり,さらにその強運で「1度の対戦でそう何度も出るものではない」と言われた「ペルソナライド」を2度も決めるダンちゃん。これになんとか対応していたシュウちゃんだったが,カードの引きのよさではまりにはまった「一気呵勢」の猛攻に力尽き,結果ダンちゃんが「カードファイト!! ヴァンガード」初勝利を決めた。
ダンちゃん:
えっと,このアタックで……これで私の勝ち? 勝った! ……って,いやいやいや,オギーさんに助けてもらったし,シュウちゃんも対戦相手なのにいろいろ助言してくれたから勝った気があまりしないけど!
開発オギー氏:
いえ,ここは喜んでください! しっかりターンの行動ができていましたし,ここまで理想どおりに「一気呵勢」を進められたのは,圧倒的な引きの良さはもちろん,そこで引いたカードをダンちゃん自身が有効的に使えていたからこそなんです。
シュウちゃん
僕のデッキは比較的序盤から速攻を仕掛けるタイプなんですが,それを防がれてしまいました。うまく回らずに攻めきれなかったところもあったんですが,序盤をしのぎ切ってパワーを溜めることができたダンちゃんがなにより見事でしたね。
開発オギー氏:
そうですね。どのカードで戦い,どのカードで守らせるか。そこにどんなカードのどんな効果が発動して,どれくらいのパワーが加算されるのか。そんな数字の駆け引きが「カードファイト!! ヴァンガード」の魅力なんですが,いいファイトだったのでそれが実感できたのではないかと思います。
ダンちゃん:
ええ,これは奥深いなと。正直なところ,やっぱり最初に覚えなければいけないことは多くて大変だと感じたけど,基本の遊び方はシンプルに数字の比較だから,そこはホント分かりやすい。
カードの効果や,それをどう生かすかっていうところまで理解したらもっと楽しくなるんだろうなと感じたし,1回やってみるともっと覚えたいって気持ちになるわね。
4Gamer:
シュウちゃんは講師役を担当してみてどうでしたか?
シュウちゃん
ちゃんと教えられていたのかなって不安だったんですが,ダンちゃんに楽しんでもらえてよかったです。
「カードファイト!! ヴァンガード」って,いろいろな人と対戦することで新しい発見があるし,そんな対戦をとおしてコミュニケーションが取れることが魅力で,それが伝えられたかなと。
勝ち負けはもちろんなんですが,「さっきの一手は凄かったね」とか「あそこであのカードが出たのは大きかったね」みたいに,対戦後に話をするのが楽しいんです。それだけひとつひとつの動きにドラマがあって。
ダンちゃん:
とは言え,勝負にはこだわりたくないですか? “師匠”として,このまま弟子に負けたままでいいのかということですよ。
シュウちゃん
うっ……確かに。今回,正直言って僕は普通にやって普通に負けたんですよ(笑)。普段使っていないデッキだったというのもあったので,今度はアニメで僕が声の担当をしている伊勢木マサノリのデッキで勝負したいですね。
4Gamer:
では,ダンちゃんは引き続き桃山ダンジのデッキをベースに,せっかくですからもっと“ダンちゃん向け”に強化して勝負というのはいかがでしょう。そのあたりは,オギーさんにデッキ構築を習いながらという感じで。
ダンちゃん:
いいでしょう,いいでしょう。ここは再戦を誓い,さらに強くなって師匠の前に現れるわ。今度はもう少し一人で戦えるファイターとしてね!
シュウちゃん
望むところです! 今度は負けられないので,僕もしっかりデッキを組んでおきます。それでは再戦の日を楽しみにしています!
――ということで,初めての「カードファイト!! ヴァンガード」第1回はここまで。10月上旬掲載予定の第2回では,個性豊かなカードの特徴とその魅力,カードの組み合わせでさまざまな戦い方が楽しめるデッキ構築の面白さなどを,発売前の「カードファイト!! ヴァンガード ディアデイズ」の先攻試遊を交えながらお届けする予定だ。どうぞお楽しみに。
TCG「カードファイト!! ヴァンガード」公式サイト
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