プレイレポート
「レインボーシックス シージ」の期間限定Co-opモード「アウトブレイク」をプレイ。壊滅した町で異形のモンスター達に弾丸の雨を食らわせろ
「レインボーシックス シージ」公式サイト
3年目を迎えた現在,追加コンテンツ「Year3」の配信が始まっており,Year3のシーズン1となる「オペレーション キメラ」では,オペレーターの追加だけでなく,初となるCo-opイベント「アウトブレイク」がプレイ可能になった(関連記事)。アウトブレイクは北米時間の2018年3月6日から4月3日までの期間限定コンテンツとなっており,期間内ならゲームを所持している人は誰でも無料でプレイ可能だ。
今回,そのアウトブレイクをさっそくプレイしてみたので,その様子をお届けしたい。プレイやスクリーンショットの撮影に使用したのはPC版となる。
謎の隕石がニューメキシコに落下
町は異形のモンスターがひしめく廃墟に
事件は,ニューメキシコのとある町に隕石が落下するところから始まる。隕石を目撃したボイドという男性は,それを拾いに落下地点に向かう。3日後,病院は正体不明の感染症にかかった患者であふれ,医師達が懸命の治療を続けていた。そこへ,クリーチャーに変身しかけたボイドが姿を現したのだ。
隕石落下から一週間,事態は深刻化していた。
謎の感染症にかかった人は次々に異形のクリーチャーに変身し,理性を失って他人を見境なく襲い始めたのだ。町はすでに廃墟と化し,大量の怪物がうろつく地獄のような場所になってしまった。そんな未曾有の危機に際し,事件の詳細をつかみ,事態を収束させるため,特殊部隊レインボーが投入されることになったのだ。
……というストーリーから分かるように,アウトブレイクはこれまでの対テロ作戦とはかなりかけ離れたものになっている。敵はもうテロリストなどの人間ではなく,完全なクリーチャーで,姿はもちろん,挙動や攻撃方法も人間とはかけ離れている。雰囲気としては完全に別のゲームで,さすがにこれはやりすぎではないかと最初は思ったが,「ゾンビモード」で大成功しているFPSもあることだし,遊んでみるまでは分からない。
冒頭にも書いたように,アウトブレイクはCo-opであり,最大3人のプレイヤーによるパーティで挑むことになる。いつものマルチプレイはインドアアタックがメインだが,それに比べてアウトブレイクのマップはかなり広く,そこを探索しつつ,道中,次々に更新されるミッションをクリアしていくというスタイルになっている。
ミッションは,爆弾を一定時間守ったり,生存者を所定の場所まで誘導したりなど,本編のルールをうまく応用したものになっている。防衛するときには壁の補強やバリケードの設置も可能で,このあたりもこれまでの経験が役立ちそうだ。
ステージは「シエラリゾート」「シエラ退役軍人病院」「巣窟」の3つが用意されており,開始時にランダムで決定されるようだ。これらはすべて異なるストーリー展開が用意されているが,物語としての順番はとくにないようだ。進め方にもよるだろうが,どれもクリアまで15〜30分程度のボリュームになっている。
マップには大量の感染者が徘徊しており,進むのも守るのも,かなり苦労をさせられる。とくに防衛のときには,窓や壁,そして天井など,あらゆるところから大量のクリーチャーが文字通り沸き出し,銃のリロードが間に合うかどうかという勢いだ。
前後左右からの挟み撃ちも高頻度で食らうため,互いにカバーし合うことも重要だろう。全員が好き勝手に動いたり,あるいは一方向に集中したりすると,あっという間に囲まれてボコボコ,という状況も珍しくない。敵の一撃はそこまで痛くないし,ライフがゼロになっても倒れるだけで即死はしないのだが,なにしろ数が多く,追い詰められると救出もままならないほどだ。
難度は,野良だと少し高めという印象で,射撃の腕が今ひとつな筆者はダウンすることが多く,そのまま押し切られて全滅してしまうこともあった。3人パーティなので,1人にかかる責任は大きめ。気合を入れてプレイしたいところだ。
出てくるクリーチャーは,個性豊かなヤツばかり
味方と連携して弱点を突こう
上記のとおり,敵はクリーチャーと化した人間だが,たぶん理性が失われているため,銃のような武器は使わない。その代わりに固有の特殊能力を持っており,例えば黄色くて高速移動する「ブリーチャー」は攻撃すると破裂し,近くにいるとダメージを食らうし,巨大な「スマッシャー」は正面からの攻撃を受け付けない。さらに,空中浮遊する「エイペックス」は視界を奪う攻撃を繰り出し,大量の敵の呼び集めるという,一筋縄ではいかない連中ばかりだ。
大量に出てくるザコキャラの「グラント」でさえ,移動力と耐久力がなかなか高く,弱点を狙わないとすぐには倒せない。このように,敵のバランス調整がマルチプレイとはまったく異なる味付けになっているので,プレイしていて非常に新鮮だ。
多少は変更されている気はするが,オペレーターの能力には大きな調整はなく,ライフの自動回復がなかったり,弾薬が所定の場所でしか補給できないという基本ルールも変わらない。
とはいえ,ライフパックや弾薬箱がいたるところに置かれているので,「弾切れで逃げ回るしかない」といった事態はまず起こらないだろう。むしろ,「常にトリガーハッピー状態が続くので疲れる」という,これまでのR6Sでは考えられないシチュエーションのほうが多く,初めてプレイしたときは,そのギャップに驚いた。
難度「パンデミック」では
さらなる脅威がオペレーターを待つ
アウトブレイクには難度「ノーマル」のほか,より難度の高い「パンデミック」が用意されている。筆者もノーマルをクリアしたうえで参加したが,ろくに進むこともできずにあえなく全滅してしまった。原因は,敵の攻撃力と耐久力が強化されて数も増えていることにあったが,さらに,フレンドリーファイアがONになるため,仲間の近くにいる敵に向かって,不用意に発砲できないことも大きかった。
敵は高速で近寄ってくるタイプが多く,敵味方入り乱れることが日常茶飯事なので,味方を撃たないことにも,味方の射線に入らないことにも苦労する。狭めのエリアで缶詰になりがちな防衛場面で同士討ちが発生しやすい,という雰囲気が強い。
とはいえ,当然ながらやり応えは相当あるので,フレンドとの連携に自信があったり,ノーマルなんてヌルすぎだぜ! という人は,ぜひパンデミックに挑戦してみよう。
繰り返すが,R6Sさえ持って入れば,アウトブレイクは無料でプレイ可能。大量の敵を銃弾の嵐でなぎ倒していくプレイは本編とは完全に逆で,全体のボリュームはそれほど大きいわけではないが,期間限定のイベントとしては十分にアリだという印象。今なら参加者も多く,マッチングも瞬時に終わるので,「最近オペレーター活動から遠ざかってる」という人は再開してほしい。
Year3の配信に先駆け,オペレーターがあらかじめアンロックされていたり,ゲーム内のコンテンツが追加されたりといった新たなパッケージが発売されている(関連記事)。興味はあったけど始めるタイミングがなかった,という人にはピッタリだと思うので,この機会にR6Sの世界に飛び込もう。
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(C)2015 Ubisoft Entertainment. All Rights Reserved. Tom Clancy’s, Rainbow Six, The Soldier Icon, Ubisoft and the Ubisoft logo are trademarks of Ubisoft Entertainment in the U.S. and/or other countries.
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