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「リアルダービースタリオン」が発表に。競馬とゲーム,そしてネットを融合し,種付けからレースデビューまで競走馬育成ゲームをリアルに再現
発表会のMCを務めた,競馬パーソナリティーの鈴木淑子さん |
発表会に登壇した4名。左からドワンゴ リアルダービースタリオン担当 石崎崇大氏,放送作家/馬主の村上卓史氏,「ダービースタリオン」の生みの親でパリティビット 代表取締役の薗部博之氏,東京都トレーナー倶楽部副会長/調教師 澤 佳宏氏 |
このプロジェクトは,競走馬育成シミュレーションゲーム「ダービースタリオン」の世界をリアルに再現するもの。2017年から2020年に掛け,本物の競走馬を育成し,レースデビューさせることを目指して,母馬となる繁殖牝馬のセリ,種付けする種牡馬の選択,生まれた競走馬の命名,餌やり,成長観察,そして騎手選定などを主にニコニコ生放送を通じてユーザーと一緒に行い,ネット発の「みんなの競走馬」を育てていくという。
なお本プロジェクトにて育成した競走馬は,大井町厩舎所属としてデビューする予定である。
会場では,プロジェクトの大まかなスケジュールも発表された。それによると,まず2017年1月上旬には,生放送番組「母馬をみんなで選ぼう リアルダビスタ#1」を実施し,2017年2月に北海道で開催予定のセリにて,どの繁殖牝馬を購入するか専門家の意見に耳を傾けつつ,ニコニコ生放送のアンケート機能を使ってユーザーとともに決定する。
そして2012年2月1日には,生放送番組「母馬を買いに行こう リアルダビスタ#2」を実施し,同日に開催される繁殖牝馬セリ会場の模様を生中継する。
また日程は未定だが,種付けをする種牡馬もこの時期に生放送を通じて決定するとのことだ。
種付けを終えた受胎期間の繁殖牝馬の牧場における日頃の様子は,生放送で中継される。通常,この時期の繁殖牝馬の姿を見られる機会はほとんどないとのことで,今回のプロジェクトならではのものとなりそうだ。また,期間中は,生放送を視聴しているユーザーが繁殖牝馬に餌を差し入れできる。
これはニコニコ生放送の機能「あちらのお客様からシステム」を使うもので,ユーザーが自宅のPCなどから餌を購入すると,牧場のスタッフが食事やおやつといった適切な時間に,適量の餌を繁殖牝馬にあげるという仕組みとなる。
順調に事が運べば,2018年2月から5月には競走馬となる仔馬が誕生。この仔馬出産の瞬間は大変貴重なシーンなのだが,こちらも生中継される予定だ。さらに2019年いっぱいは仔馬の成長を生中継で見守りつつ,ユーザーから名前を募集。生放送を通じて決定した名前を,競争馬名として登録する。
2020年に入り2歳になったら,どのレースに出走するか,どの騎手に乗ってもらうかを,やはり生放送で決定,レースに向けた調教の模様なども随時生中継される。そして,これまた順調にいけば,2020年5月から8月頃には,大井厩舎所属の競走馬としてレースデビューとなる。もちろんこのレースも生中継される予定だ。
3年掛かりで行われる本プロジェクトだが,ユーザーがより早くレースを楽しめるように,もう一つの企画が並行して実施される。こちらの企画では,2017年5月頃に開催されるセリにて,生放送でユーザーと選んだ2歳馬が購入される。この2歳馬は,2017年7月頃に大井競馬厩舎所属の新馬としてレースデビューする予定で,2018年以降もレースに出馬する予定だ。
そのほか会場では,本プロジェクトの馬がレースに勝ったときに,希望するユーザーと記念撮影できる企画や,馬具などのデザインをユーザーから募集する企画を展開していく予定となっている。
発表会の最後には,「リアルダービースタリオン」の展開に注目する人達に向け,4名の登壇者からメッセージが贈られた。以下にその言葉を掲載して本稿の締めとしよう。
澤 佳宏氏:
より多くの皆さんが競馬の世界に入ってきてくださるきっかけの一つになることを期待しています。私達はレースで勝つために馬の飼育や調教をしていますが,必ずしもすべてが思うようにいくわけではありません。そのリアルをこうして披露することで,競走馬が勝つためにはいろんなことが起きるということを知っていただけると幸いです。
そうした中で,次の馬主さんが出てきてくださるのであれば,本当に嬉しいです。私自身もこの企画を楽しんでいきます。
薗部博之氏:
壮大な企画なので,どうなるのか楽しみです。自分の育てた馬が1勝するということは奇跡のようなものですから,その過程を皆さんと一緒に見守っていきます。
村上卓史氏:
レースデビューが2020年と先の長い企画ですが,それまでの困難をも,楽しみと捉えていきたいですね。東京オリンピックの開催まで長く楽しめる企画だと期待しています。
石崎崇大氏:
1頭の馬を通じて,皆さんと熱や思いを共有していきたいと考えています。この企画を大切に進めていきますので,ぜひよろしくお願いします。
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