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[gamescom]「Star Wars バトルフロント」のプレイレポート。「ファイター・スコードロン」モードでのドッグファイトは映画そのもの
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印刷2015/08/06 14:11

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[gamescom]「Star Wars バトルフロント」のプレイレポート。「ファイター・スコードロン」モードでのドッグファイトは映画そのもの

画像集 No.006のサムネイル画像 / [gamescom]「Star Wars バトルフロント」のプレイレポート。「ファイター・スコードロン」モードでのドッグファイトは映画そのもの
 Electronic Arts(以下,EA)が2015年11月19日に日本での発売を予定している「Star Wars バトルフロント」PC / PS4 / Xbox One)。さすがEAの一押しタイトルだけあって,gamescom 2015のEAブースにはPC版の64人マルチプレイ対戦という派手な展示が用意されているほか,Sony Computer Entertainmentのブースでも,スプリットスクリーンによるプレイが楽しめる試遊台が展示されていた。

 発売から3か月も前に「Star Wars バトルフロント」が楽しめるドイツの人がうらやましいが,8月5日は関係者向けのみ公開となっているにも関わらず,朝から長蛇の列ができていた。これが6日以降の一般公開日になったらどうなるのか,人ごとであるけど,ちょっと心配だ。

 一方,ビジネスエリアに設けられた試遊台では,gamescom 2015に合わせて行われたEAのプレスカンファレンスで発表されたばかりの新モード「ファイター・スコードロン」がプレイできた。簡単に説明すると,これは共和国軍と帝国軍に分かれてのドッグファイトを楽しむものだ。同じEAタイトルである「バトルフィールド」シリーズでは“空戦向きのマップ”はあったが,空戦のみのモードはさすがになかったように記憶している(編注:記憶違いで,実際には空戦のみのモードが存在します)。

 もっとも,映画「スター・ウォーズ」シリーズでは,空中戦がクライマックスでほぼ必ず登場するので,映画のファンにとってはなくてはならないモードだろう。公開されたムービーを見てもお分かりのとおり,Xウィング,Aウィング,そしてTIEファイターなどが入り乱れて戦う様子は,まさに映画のクライマックスそのままだ。


会場でゲームの説明をしてくれた,DICEのプロデューサーCraig Mcleod氏
画像集 No.005のサムネイル画像 / [gamescom]「Star Wars バトルフロント」のプレイレポート。「ファイター・スコードロン」モードでのドッグファイトは映画そのもの
 というわけで,さっそくプレイしてみた。
 試遊台にはPlayStation 4のコントローラが用意されていたが,本体は見えないようになっていたので,PlayStation 4版開発用のPCが入っていた可能性もなきにしもあらずだ。まあ,なんでも,いいですけど。例によって,撮影は禁止されていたので,写真が無くてごめんなさい。

 まだ開発中なので,これで決まりとは言えないが,今回のプレイでは10人対10人のマルチプレイ対戦が楽しめた。合計20人ではちょっと少ないと思った人は安心してほしい。それぞれの側にAI操作の10機が追加されるので,大空はかなりにぎやかだ。
 目標は,敵よりも多くの撃墜数を稼ぐことで,先に200機を撃墜するか,所定の時間以内で撃墜数の多いほうが勝利を収める。ただ,ユーザーインタフェースは最小限にとどめられており,敵チームの撃墜数などは分からない。あまり細かいことを考えず,目の前の敵に集中したほうがよさそうだ。
 また,敵の輸送シャトルを落とし,味方のシャトルを守ることでボーナスポイントが得られるとのことだ。

画像集 No.002のサムネイル画像 / [gamescom]「Star Wars バトルフロント」のプレイレポート。「ファイター・スコードロン」モードでのドッグファイトは映画そのもの

 今回登場したのはXウィングとTIEファイターだが,Xウィングはシールドを持ち,プロトン魚雷を発射できる一方,TIEファイターはXウィングよりいくぶん華奢だが,その代わりスピードブーストを一定時間使用でいるといったように,それぞれ特徴がある。TIEファイターにも,何かのプロトン魚雷的なものを持っている。

 レーザーのエネルギーは使用すると減少し,時間がたつと自動的に回復するという仕様なので,相手の後ろにピッタリついて引き金を……あ,エネルギー不足。などということが起きる。エネルギーマネジメントは重要だ。
 ゲーム画面は基本的に三人称視点だが,方向ボタンで切り替えて,一人称視点にすることも可能。コンバット系のフラシムファンは,そのほうがしっくりくるかもしれない。
 マニューバはかなり無理が効き,アクロバティックな飛行をしても失速することはない。もっとも,そのため敵機がどこから飛んでくるか分からず,かなりの乱戦になる。上空は厚い雲に覆われており,視認性はかなり低いが,遠くの敵は赤いドット,味方は青いドットで表示されるので,方向を見失うことはなさそうだ。

画像集 No.001のサムネイル画像 / [gamescom]「Star Wars バトルフロント」のプレイレポート。「ファイター・スコードロン」モードでのドッグファイトは映画そのもの
画像集 No.004のサムネイル画像 / [gamescom]「Star Wars バトルフロント」のプレイレポート。「ファイター・スコードロン」モードでのドッグファイトは映画そのもの

 敵に後ろを取られたりすると,「敵が食いついたぞ。振り切れ!」というような声で知らせてくれるので,ムードが高まりまくる。ちなみにXウィングはR2ユニットを搭載しており,それを使った戦い方もあるようなのだが,試遊ではTIEファイターばかり回ってきたので,ちょっと確認できなかった。残念だ。

 個人的にはやはり,コントローラで空中戦を行うのはちょっと難しく,ここはやはりジョイスティックがほしいところ。ただ,ゲームがジョイスティックに対応しているかどうかは,現時点では分からない。

 「Frostbite 3」ゲームエンジンで描かれる画面はリアルで,雲を抜けて地上に近づくと,そこは荒涼とした不毛の大地。草木もなく,時折溶岩が噴き出すところは,なんとなくアイスランド風だ。ところどころに建物があるが,これもスター・ウォーズらしいデザインになっていた。

 ミレニアム・ファルコンやスレーブIを手に入れるには,飛行の難しいところに設置されたパワーアップを手に入れる必要があるという。今回の試遊でミレニアム・ファルコンが出てくることはなかったが,上空にはスター・デストロイヤーや共和国の宇宙船が浮かび,気分はまさに帝国軍のパイロットという感じだった。
 実在の戦闘機をモチーフにした空中戦より容易かつスピーディな戦いが楽しめるので,製品版がリリースされたら,真っ先に遊んでみたい。

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