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「リネレボ」に血盟遠征など新コンテンツが登場。ゲームのアップデート情報も明らかにされたLRT 血盟王者決定戦 SEASON5の模様をレポート
本稿では,アップデート情報と試合の結果を中心に,イベントの模様をレポートする。
●「LINEAGE2 REVOLUTION TOURNAMENT 血盟王者決定戦」出場血盟一覧(アルファベット順)
「CatSith」血盟
「GoodFellows」血盟
「Nero.」血盟
「ぱんどら.」血盟
「CatSith」血盟 |
「GoodFellows」血盟 |
「Nero.」血盟 |
「ぱんどら.」血盟 |
「血盟遠征」の実装や「リネージュ2 レボリューション T.O.G.(Team of Glory)」の開催など,今後のアップデート情報が一挙公開に
各試合の結果をレポートする前に,リネレボの最新アップデート情報からお伝えしよう。
●10月:「血盟遠征」が実装
10月26日に実装される「血盟遠征」は,血盟員が力を合わせ,4週間かけてモンスターの拠点を攻略するPvEコンテンツだ。1週目に1〜2ステージ,2週目に中ボスダンジョン,3週目に3〜5ステージ,4週目に最終ボスダンジョン……というように,1週ごとに新たなステージやダンジョンがオープンしていくので,これを攻略していくことになる。
血盟遠征では,血盟員がグループに分かれて行動する。ステージは3つのルートからなっており,攻略ルートはグループのリーダーが決定する仕組み。挑戦のためには血盟遠征専用の「行動力ポイント」が必要となる。
2ステージを突破すれば,中ボスダンジョンに挑戦できるようになる。中ボスはたとえ倒せなくても,与えたダメージは残るので,繰り返しトライすることが重要になるという。
そして,中ボスを倒し,5ステージをクリアしたグループは最終ボスに挑める。最終ボスは全滅せずに倒さなければならないため,すべてのグループが5ステージを超えた最大戦力で挑むのが理想となる。報酬のカテゴリは個人報酬,参稼報酬,血盟報酬,貢献度1位報酬などバラエティに富んでおり,ステージをクリアするたびに支給されるという。中には専用武器コスチュームも存在するとのこと。
このほかにも,10月には新たなレアスキルが実装される予定だ。どのようなものになるのかは明らかにされなかったが,LRTにも大きな影響を及ぼしそうだ。
●11月:「サーバー移転券」の販売が開始に。「リネージュ2 レボリューション T.O.G.(Team of Glory)」大会や海賊イベントも開催
以前よりアナウンスされていたサーバー移転は,2020年11月10日に延期された。この日から「サーバー移転券」が販売され,12月8日までサーバー移転が可能になる。
11月14日には,5人で挑む最強パーティ決定戦「リネージュ2 レボリューション T.O.G.」がスタートする。戦闘力別に「1100万以上」「900万〜1100万未満」「700万〜900万未満」「400万〜700万未満」の4リーグで展開され,12月5日には決勝戦が生放送される。特設サイトも開設される予定なので,参加を考えている人は確認しておこう。
さらに,リネレボの世界に海賊が襲来する。ここでは,海賊をテーマにしたコスチュームやダンジョン,モンスターが登場するとのこと。
●12月:「アンデッド特性」装備実装に加えてレベルキャップの引き上げを実施。新領地「インナドリル」や新コスチューム「リネレボEDM」も登場
「アンデッド特性」の装備は,その名前が示すとおりアンデッドに対して有効な効果を持つ。白を基調としたスタイリッシュなデザインにも注目が集まりそうだ。
このほかにも,レベルキャップが480まで引き上げられるほか,新領地「インナドリル」が実装される。
新コスチューム「リネレボEDM(Electronic Dance Music)」は,2020年8月に開催された「リネレボファンミーティング 〜3周年記念生放送〜」でイメージ画像のみが公開されていたもので,今回,正式に実装されることが決定した。こちらの実装に合わせて,ワールドボスや騎乗ペットのコイン争奪戦など,各種イベントも開催される予定とのことだ。
●2021年:「アンタラス編」が登場。3月頃には「LRT SEASON6」を開催予定
2021年には「アンタラス編」が実装されるという。こちらは本編と異なる世界観のもと,専用キャラクターを使って遊ぶ,特殊な形式のコンテンツになる予定とのこと。山下氏曰く「2021年のメインコンテンツのひとつ」に位置づけられているという。
続いて,2021年3月頃に「LRT SEASON6」が開催される予定であることも発表された。LRTといえば,現在は新要塞戦の調整が行われている最中であり,SEASON6が新要塞戦で行われるかどうかが気になるところだ。2020年12月頃にアンケートを行い,その結果によって「現行の要塞戦で開催」か「新要塞戦で開催」か「現行形式と新形式をミックスして開催」かというように,形式を決めるとのことだ。
■128血盟の頂点が決定。決勝戦はまさかの電撃戦!
ここからは,「LINEAGE2 REVOLUTION TOURNAMENT 血盟王者決定戦 SEASON5」決勝戦の模様をお伝えしよう。今回は,128血盟の中から,「CatSith」「GoodFellows」「Nero.」「ぱんどら.」(アルファベット順)が勝ち残った。
準決勝戦はCatSith VS. GoodFellows,Nero. VS. ぱんどら.というカードで実施された。ここではGoodFellowsとNero.が勝利し決勝戦に進出。3位決定戦はCatSithが勝利を収めた。
決勝戦はGoodFellows VS. Nero.で争われることになった。第1試合ではNero.がガッチリと祭壇を確保したうえで,刻印時間を伸ばしていき,大差を付けた状態で刻印に成功。続く第2試合は,Nero.がスタート1分ほどでGoodFellows側の陣地に侵入し,刻印を始めた。これまでじっくりと時間を使って手堅い守りを見せてきたNero.が速攻を仕掛けたのだ。GoodFellowsも即座に反応し,Nero.のメンバーを左右から押し包んで防衛するも,そのまま刻印が成功して勝利が確定。試合時間はわずか3分ほどで,まさに電撃のような勝利だった。
決勝戦第1試合はNero.が持ち味の堅い守りで勝利を収めた |
決勝戦第2試合はNero.が速攻で刻印を決めて勝負を制した |
4位のぱんどら. |
(写真左から)ぎあん選手,イノシン☆選手,182cm選手 |
3位のCatSith |
(写真左から)ザナルカンド選手,りょ〜ちん選手,堕天使ふぁにえる選手 |
2位のGoodFellows |
(写真左から)クラリーベル@選手,◆◇◆けぃ◆◇◆選手 |
優勝したNero. |
(写真左から)キュア☆肩凝り選手,よっしー選手,misaki選手 |
イベント終了後には,ベスト4血盟のメンバーと,山下氏へのインタビューも行う事ができた。また,日本開発プロデューサーであるイ・インギュ氏からのコメントもいただけたので,これをお伝えして本稿の締めくくりとしたい。
●ベスト4血盟インタビュー。LRTを終えて,そしてSEASON6に望むものとは。
4Gamer:
本日はお疲れ様でした。大会の感想を聞かせていただけますか。
キュア☆肩凝り選手(「Nero.」血盟):
どの試合も熱くて,ほかの血盟さんの戦いを見ていても楽しめました。
◆◇◆けぃ◆◇◆選手(「GoodFellows」血盟):
大人達が部活動のように集まって,練習を積み上げることができたというのが1番の思い出ですね。
ザナルカンド選手(「CatSith」血盟):
初めての大会なので緊張もあったんですが,ずっと一緒にやってきた仲間達と結果を残せたので嬉しいです。感謝の気持ちもあります。
ぎあん選手(「ぱんどら.」血盟):
念願のベスト4入りを果たせて,モットーどおりに大会を楽しむことができたのでよかったです。
4Gamer:
10月以降のアップデート予定も明かされましたが,みなさんが注目されるコンテンツはなんでしょうか。
キュア☆肩凝り選手:
11月のサーバー移転ですね。LRTのSEASON6へ向けて,人員確保が忙しくなると思います。
◆◇◆けぃ◆◇◆選手:
アップデートの情報を精査できていないので,個人的な希望を述べさせていただければ,どこかの時点で「サブキャラクターの戦闘力から3%分が,全キャラクターに反映される」仕様を打ち切ってほしいですね。また,刻印に影響するバグをはじめとした各種不具合も,できるだけ減らしていただければと思います。
ザナルカンド選手:
LRTのSEASON6が,新旧どの形式で行われるのかに興味がありますね。
ぎあん選手:
やはりサーバー移転ですね。血盟の人数に差が出てきたりしますから。
4Gamer:
LRTのSEASON6について,新旧どちらの方式で開催してほしいでしょうか。
キュア☆肩凝り選手:
これは血盟としての総意ではなく個人的な意見なんですが,旧要塞戦がいいんじゃないかと思っています。今までずっと旧要塞戦形式で練習してきて,積み上げてきたものもありますから。新要塞戦はLRTとは別枠を設けてほしいですね。
◆◇◆けぃ◆◇◆選手:
新要塞戦の大会は,LRTとは別枠でやるのがいいと思います。スポーツでも,レギュレーションが異なるリーグや大会形式があることは珍しくありませんし,「チャレンジカップ」のような形式なら中規模の血盟も出場できます。
また,LRTと新要塞戦が別枠になるなら,どちらに注力するかで血盟の特色も出せますから。
ザナルカンド選手:
個人的には,思い切って新要塞戦形式でのLRTもいいんじゃないかと考えています。
ただ,旧要塞戦はなくさないでほしいですね。3年もの長期間にわたって練習し続けてきたので思い入れもありますし,可能な限り残してほしいです。
ぎあん選手:
うちの血盟では,旧要塞戦形式でやってほしいという意見が多いです。個人的な意見をいえば,調整がきちんと行われるのであれば新要塞戦でもいいんじゃないかとは思っています。現状ではCPの影響がかなり大きいので,こうした部分を解決してくれるなら,アリじゃないかということですね。数値を調整するだけでなく,バフをかけてくれる祭壇をいっそ3つに増やしてしまうとか。
4Gamer:
なるほど。12月に行われるアンケートに注目ですね。では最後に,血盟のアピールと,10月以降の楽しみ方をお願いします。
キュア☆肩凝り選手:
当血盟では,LRTが近くなると全員分の動画をチェックするという取り組みをしており,要塞戦の経験が薄い方でも実力が伸びやすいんじゃないかと。個人的には,全てのコンテンツに対して自分達なりに楽しんでいければと思います。
◆◇◆けぃ◆◇◆選手:
うちとしては,今後どうしていくかはまだ話し合ってはいません。今後も「GoodFellows」らしくゲームを楽しみながらというところですね。LRT SEASON6も目指すんじゃないでしょうか。
ザナルカンド選手:
個人的に引退は考えていないんですが,「CatSith」は解散するので一息ついた感じですね。「CatSith」は居心地も最高ですし,“強い縛りはないけれど,やるときは一丸になる”血盟です。この血盟だからずっと頑張れたというところはあります。「CatSith」のメンバーも,全員が引退するわけではないので,ゆっくりとやっていければと思います。
ぎあん選手:
「ぱんどら.」は,要塞戦や攻城戦,そして戦争もやっている血盟で,「みんなが楽しめればいいな」というスタンスで運営しています。今後については11月のサーバー移転までに決められればいいなといったところですね。
4Gamer:
ありがとうございました。
●山下プロデューサーインタビュー。コロナ禍の中でも最高の大会を追求
4Gamer:
よろしくお願いします。大会を終えての感想をお願いできますか。
山下大和氏(以下,山下氏):
素晴らしい試合が連続した大会だったと思います。どの試合にも,選手の皆さんの気持ちがこもっていました。
4Gamer:
新型コロナウイルスの影響を受けた大会も2回目となりますが,どういったところに苦労されましたか。
山下氏:
最小限の人数による開催と,マスクや消毒の徹底により,できるだけ安全に実施するよう心がけました。限られた人員と時間の中で,どれだけのクオリティが出せるかといった所に苦労しました。やはりLRTはリネレボを象徴するともいえる最大のお祭りですし,高いクオリティで実施することが皆さんの満足度にも繋がってきます。演出についてもクオリティに気を使っていて,最新の手法についての情報を集めたりもしていますし。
4Gamer:
では,こうした状況下でイベントを行うノウハウも蓄積できたのでしょうか。
山下氏:
そうですね。この規模であれば問題なく実施できると思います。
4Gamer:
LRT SEASON6については,新旧どちらの要塞戦で開催されるかを検討中とのことですが。
山下氏:
本当は今回から新要塞戦形式が採用される予定でしたが,ユーザーさんの満足を得られる調整には至っていなかったので,旧要塞戦での開催とした経緯があります。
私達としては,環境に変化をもたらし,新しいものを楽しんでいただきたいと思っていまして,できることであれば新要塞戦で開催したいと考えていますね。ただ,皆さんが「旧要塞戦の方が面白い」と考えておられるのであれば,LRT SEASON6を旧要塞戦とすることもあり得ます。
4Gamer:
「新要塞戦はLRTとは別枠で大会をやればいいのではないか」という声もあるようです。
山下氏:
そうしたお声があることは認識していますので,別枠で実施するということがあるかもしれません。ただ,最終的にはユーザーさんがどの形式を求めておられるかを見極めた上で決めていきたいです。
4Gamer:
では,最後に2021年への抱負をお願いできますか。
山下氏:
まずは11月の「リネージュ2 レボリューション T.O.G.」を楽しんでいただきつつ,LRT SEASON6やアンタラス編などを楽しみにしていていただければと思います。まだ言えないアップデートも色々と準備していますので,ご期待ください。
4Gamer:
ありがとうございました。
●イ・インギュ氏メールインタビュー。「リネージュ2 レボリューション T.O.G.」で,新たな楽しみ方を提案
4Gamer:
まずは「LRT SEASON5 FINAL」を終えての感想をお願いします。
イ・インギュ氏(以下,イ氏):
まずは今回も大会を実施することができ,大変うれしく思っております。日頃からプレイしてくださっているプレイヤーの皆様のおかげですし,次のSEASON 6に向けてしっかりと準備をしたいという思いがさらに強くなりました。
4Gamer:
11月10日にサーバー移転が始まるとのことですが,この方針を決めた背景を聞かせてください。
イ氏:
サーバー移転については多くの方からご意見をいただいていた部分ですので,以前から検討と準備はしていました。LRT開催の前に実施できればと思っていたのですが,開発スケジュールの関係で11月に実施させていただくことになりました。
サーバー移転をきっかけに,LRTに向けた血盟の再構成をされる方もおられると思います。新しい血盟や友達と一緒にプレイできるようになりますので,サーバーやゲームの中の雰囲気,またLRTやチャレンジカップにおいても変化が出てくることが予想されます。良い意味で新しくリセットされる形になると幸いですし,新しい環境でリネレボをさらに楽しんでいただけると嬉しいです。また,11月には「リネージュ2 レボリューション T.O.G.」の開催を予定していますので,新たな仲間と優勝を目指して参加していただければと思います。
4Gamer:
今後のアップデートについてもアナウンスが行われましたが,最も注目のコンテンツはなんでしょうか。
イ氏:
やはり,サーバー移転と「リネージュ2 レボリューション T.O.G.」がメインになってくると思います。「リネージュ2 レボリューション T.O.G.」は,より多くの方にご参加いただけるよう,戦闘力別に4リーグに分けて開催する予定です。LRTと比べても参加へのハードルも低いですし,より多くの方に楽しんでいただける新しいコンテンツとなるよう尽力していきます。
4Gamer:
アップデートに合わせたイベントやキャンペーンは,どのような方針で行われるのでしょうか。
イ氏:
LRTやチャレンジカップのような大会型のコンテンツについては,他国のサービスよりも日本が1番盛り上がっている状況ですので,日本独自の形で実施させていただいています。今後も,皆様が熱くなれるコンテンツを中心に継続して展開していく予定です。
また,大型コンテンツのアップデートや,他国で反応が良かった要素についても,可能な限り早く日本版にも反映させる予定で準備をしております。これからもゲームをより楽しんでいただけるよう,尽力してまいりますので,今後ともリネレボを何卒よろしくお願いいたします。
「リネージュ2 レボリューション」公式サイト
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