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レイトレーシング対応版「Minecraft with RTX」のβ版が4月17日に公開。物理ベースレンダリングやDLSS 2.0にも対応
Minecraft with RTXは,Minecraftの開発元であるMojangと,NVIDIA,およびMicrosoftが共同開発しているもので,Microsoftのリアルタイムレイトレーシング技術「DirectX Raytracing」に対応することにより,光と影,素材の質感を美しく表現できるようになったWindows 10版Minecraftである。
MODなしでも世界の見え方が大きく変わるリアルタイムレイトレーシング対応の「Minecraft with RTX」
2019年11月22日,NVIDIAは,リアルタイムレイトレーシング機能に対応する「Minecraft with RTX」のメディア向け体験会を開催した。レイトレーシングを有効にすると,Minecraftの世界はどう変化するのか,実際にプレイした様子を動画も交えて紹介する。
しかもMinecraft with RTXでは,ゲーム世界内に存在するさまざまなオブジェクトの材質によって,色や透明度だけでなく,金属の光沢具合や表面の粗さを反映した物理ベースレンダリングも行うとのこと。単に光や影の表現が豊かになっただけでなく,素材の質感をそれらしく反映した映像を実現している点に注目したい。
それに加えてMinecraft with RTXは,NVIDIAが2020年3月に発表したAIを応用したアンチエイリアシング&超解像技術「DLSS 2.0」にも対応しており,画質優先で負荷の高い「Quality」にDLSS 2.0の動作モードを設定しても,1.7倍のフレームレートを発揮できるという。
NVIDIAは,Minecraft with RTXβのリリースに合わせて,Minecraft向けのコンテンツストアである「Minecraft Marketplace」で,6つの新しいワールドを無料で配信することも明らかにしている。いずれも,Minecraftのコミュニティで名高いクリエイターが手がけたもので,一見するとMinecraftとは思えないほど美しい世界を構築しているのが見どころだ。
NVIDIA公式Webサイトの当該ポスト(英語,4月14日公開予定)
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