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[TGS 2016]東プレ製ゲーマー向けキーボード「REALFORCE RGB」,その詳細が明らかに。「年内に税込約2万8000円前後で発売」もほぼ決定
予定どおり年内発売予定ながら,税込のメーカー想定売価は2万8000円程度と,以前の2万5000円前後という予測より若干上がっている。この点は残念なところだが,そんな今回のトピックは,製品としての全容が明らかになったことだ。
実際にキーキャップを外してみると,キーは透明なハウジングを採用しており,本体手前から見て奥,ZF Electronics製キースイッチ「Cherry MX RGB」的な場所にLEDユニットを搭載していることが分かる。ただし,「(ハウジング内に)特殊なミラーを採用することで,LEDの光を全体へ拡散させている」(東プレ)。これにより,キーの特定の場所だけ明るいということのない,自然なイルミネーション効果を実現できているという。
東プレによると,現時点では,[W/A/S/D]キー用のシートと,単一キー用のシート何枚かをセットにして,それをキーリムーバーとセットで製品化予定だという。ただ,むしろメインキー全部の下に敷いておける大きなシートのほうがいいのではないかという気もする。東プレにはそういうのもアリではないかと伝えておいたが,さて,どうなるだろうか。
また,[Fn]キーとの組み合わせでキーの光り方を調整できる[Ins]キーら6キーのブロックには,LEDっぽいアイコンが追加された。ちなみに6キーの機能は以下のとおりで,これらは東プレ公式Webサイトからダウンロードできるようになる設定ツールと連動したものになっている。
- [Fn]+[Ins]キー:発光パターンプリセットの順繰り変更を行う
- [Fn]+[Home]キー:押したキーが光る「Pressed Key Lighting」を有効化する。ちなみにPressed Key Lightingには,押していない状態では消灯する設定と,押していない状態では別の色で光る設定がある
- [Fn]+[PageUp]キー:設定ツールから指定したキーごとの発光設定を呼び出す
- [Fn]+[Del]キー:LEDバックライトの輝度を3段階で調整する
- [Fn]+[End]キー:LEDバックライトを消灯する
- [Fn]+[PageDown]キー:デモモードに入る
これは本当に「ただ色を変えられるだけ」ではあるのだが,「青はまぶしい」とか,「せっかく色をカスタマイズしたのに,スター+インジケータだけ意図と異なる色で光る」といった不満に対策できるのは,悪くない追加要素と言えるのではなかろうか。
4Gamerのキーボードレビュワー,米田 聡氏がチェック
東京ゲームショウ2015で東プレが「TYPE HEAVEN RGB」という仮称で展示していたキーボードが,紆余曲折,さらにはデザイン変更をも経てREALFORCE RGBとして発売になるということで,取り急ぎ会場で実機を触ってみた。
45gはゲーマー向けキーボードでは広く採用されてるバネ荷重だっりもするので,この設定にしたのだろう。基本的にはREALFORCEシリーズのフィーリングなので,REALFORCEシリーズを知っている人なら違和感はないと思われる。
最大の特徴でもある,3段階にアクチュエーションポイントを変更できる仕様は,「切り換えながらゲームで使ってみると,『深さが変わったこと』を体感ではっきり分かる」程度の違いを生んでいる。他社のメカニカルキーボードだと,1.5mmの浅さを謳うものもあるが,それと遜色ない浅さであり,かつ,バネが軽いので,慣れるとかなりの高速打鍵ができそうである。
その代わりにタイプミスが増えるわけだが,その対策として,REALFORCE RGBでは設定ツールの「APC」(Actuation Point Control)タブから,キーごとのアクチュエーションポイント設定にも対応している。“誤爆”を避けたいキーを個別に深いカットへすれば,かなり凝ったチューニングができるだろう。
REALFORCEシリーズのキーボードを使ったことがあればイメージできると思うが,静電容量式のキースイッチは固い底突ききがある。これが嫌だという人もいるかと思うのだが,ラバーを入れると,そこがメンブレン風の底当たりになってくれるのである。なので,固い底突きを避けるためにシートを入れるという選択もありだろう。アクチュエーションポイントの深さだけでなく,キー押し下のフィーリングも変えられるわけで,シートがリーズナブルな価格で出てくるなら,ここも画期的ということになると思う。
正式発売が楽しみだ。
東プレ公式Webサイト
4GamerのTGS 2016特設ページ
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REALFORCE
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