プレイレポート
「枕男子〜甘い夢のつづき〜」めりぃさんと添い寝ができちゃうVRコンテンツが2016年9月末に実装。先行体験レポートをお届け
本作は,2015年に放送されたアニメ「枕男子」を原作とした作品。視聴者の一人称視点で展開する新感覚のアニメで,総勢12人の個性豊かな“添い寝男子”が各回1人ずつ登場し,それぞれのスタイルで添い寝を演出してくれるという内容だが,ゲーム版では,アニメの世界観をそのままに,全編書き下ろしのストーリーと新たに収録されたボイスで,添い寝男子達との恋愛が楽しめる。
実装されるVRコンテンツは,原作アニメさながらに,“枕男子”の肩書をもつ「めりぃ」(CV:花江夏樹)との添い寝を体験できるというもの。4Gamerでは,このVRコンテンツを先行体験する機会を得たので,そのインプレッションをお届けしよう。
「枕男子〜甘い夢のつづき〜」公式サイト
アバターの着せ替えや,部屋のコーディネートなど,本作にはストーリー進行のほかにもプレイヤーが楽しめる要素が盛り込まれているが,そこに今回VRコンテンツが加わったというわけだ。
めりぃさんとの添い寝のために用意すべきものは,枕男子をインストールしたスマホと,スマホをセットして使えるVRゴーグル,それとイヤフォンもしくはヘッドフォン。あとはお好みで,布団や枕,毛布などがあると臨場感は完璧だろう。
実装されるVRコンテンツは,めりぃルートのストーリー1章チャプター1を突破すると開放される。条件的には難しくないだろう。メニュー画面の右下にあるアイコンからコンテンツを起動して.まずはスマホの向きを調整しよう。より良い添い寝のためには,この向き調整が重要だ。実際にコンテンツを楽しむ姿勢になり,顔の正面,目の高さの位置にくるようにスマホを横向きで構える。数秒待つと位置の調整が完了だ。このとき,例えば座った姿勢で位置を調整すると,寝転んだときにヘンテコな方向にめりぃさんが現れてしまうので注意してほしい(座って遊びたいときは問題ないです)。
位置の調整ができたらVRゴーグルを装着し,いざ枕男子の世界へ! コンテンツが始まるといきなり目の前にめりぃさんが現れ,それだけでもうニヤけてしまう。ち,近いよ,めりぃさん!
緩む頬を引き締め,とりあえずグルっと周りを見回すと,ゲーム内でよく見る,めりぃさんのお部屋が完璧に再現されていた。カーテンの模様や,壁に掛けられた絵も,もちろん横に寝転んでるめりぃさんも,2Dから3Dになっているもののゲーム内と一緒だ。当たり前なのだが,上も下も横も,360度どこを見てもちゃんと作られているので,改めて感心してしまう。VRってすごい!
天井にいるちょっと大きめの羊は,コンテンツ終了係。うっかり見つめちゃうとコンテンツが終了されてしまうのでご注意を |
ゲーム内だとめりぃさんの部屋はこんな感じ |
部屋の内装を楽しんだので主役に戻ろう。お待たせめりぃさん。
筆者の寝転がり方も関係していたと思うが,添い寝してみるとめりぃさんの顔の位置が,自分よりも少し高いところにあり,若干,本当に若干だが見下されてる感じがして,なんだかすごくドキドキした。
今回のコンテンツでは,添い寝をしてくれるめりぃさんを見つめ続けると,一定の間隔で甘〜いセリフを囁いてくれる。開発スタッフに聞いたところ,セリフは7パターンほど用意されており,ランダムで再生されるという。
全体的にグラフィックスのクオリティはかなり良かった。2Dのキャラが3Dに変わると,どこか「これじゃない」と感じることが多々あるのだが,特徴的な髪型や,洋服のモコモコ感など,その再現度には満足だ。ほんの少し原作より幼くなったかなという印象も受けたが,目の前にいたのはまごうことなきめりぃさんだった。
上述のとおり,今回「枕男子」に実装されるコンテンツは,ARバージョンが用意されており,VRゴーグルがない人でも楽しめるのだが,せっかくなので,ぜひともVRバージョンでめりぃさんと2人きりの世界という没入感を味わってもらいたい。乙女ゲーマーには,VRにあまり馴染みがない人も多いかと思うが,スマホで利用するVRゴーグルは比較的に安価で,性能にこだわらなければ3000円以下で購入できるものも多い。時代の潮流に乗っているこの技術は意外と手軽に楽しめるのだ。
購入を考えている人は,
- 自分のスマホがVRゴーグルに対応しているか
- イヤフォン/ヘッドフォンの接続に問題ないか
- 頭に固定するヘッドバンドは付いているか
これは筆者の個人的な予想だが,今後女性向けVRコンテンツは確実に増えていくだろう。恋愛ゲームはもちろん,女性向けの主流コンテンツとして展開されているドラマCDやシチュエーションCDなどは,間違いなくVRとの相性が抜群だ。液晶画面の向こうにいた彼や,音声だけだった彼が,実際に目の前に現れ,なおかつコミュニケーションが取れる。乙女ゲーマーなら一度は夢見たはずのことがVRという技術で実現できる……いい時代になったものです。先駆けとも言えるタイミングで実装される「枕男子」のVRコンテンツ。ぜひこれを入門編として,乙女ゲーマーもVRに親しんでもらいたい。
「枕男子〜甘い夢のつづき〜」公式サイト
「枕男子〜甘い夢のつづき〜」ダウンロードページ
「枕男子〜甘い夢のつづき〜」ダウンロードページ
(C)P★P/「枕男子」製作委員会
(C)Imagineer Co., Ltd.
(C)2016 eitarosoft, inc.
(C)P★P/「枕男子」製作委員会
(C)Imagineer Co., Ltd.
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