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グループSNEとインコグ・ラボの新作が発表された「富士見ドラゴンブック新作TRPG発表会」レポート。「アリアンロッド」は“現代人”をサポート
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印刷2015/12/21 18:14

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グループSNEとインコグ・ラボの新作が発表された「富士見ドラゴンブック新作TRPG発表会」レポート。「アリアンロッド」は“現代人”をサポート

 2015年12月16日,東京・飯田橋のKADOKAWA富士見ビルにて,「富士見ドラゴンブック新作TRPG発表会 2015冬」が開催された。

 その名のとおり,富士見ドラゴンブックから今後発売となる新作テーブルトークRPG(以下,TRPG)が,発表されるこのイベント。こうした形のメディア向け発表会としては,2015年8月に行われたものに続く2回目で,今回もグループSNEおよびインコグ・ラボによる新作2作品がお披露目されることになった。さらには,既存作品の今後の展開やコラボ企画なども明らかにされたので,本稿ではその模様をレポートしていこう。
 また発表会の最後には,8月に発表され12月19日にルールブックが発売された「神話創世RPG アマデウス」の体験会も行われたので,こちらも合わせて紹介しよう。

司会は「アリアンロッド」のリプレイに参加している声優の味里さん(左)と,ドラゴンブック編集部副編集長の稲垣 健氏(右)が担当した

富士見書房公式 TRPG ONLINE



ゾンビものの面白さをてんこ盛り。グループSNEの新作「ダイス・オブ・ザ・デッド」


 稲垣氏の「おかげさまで発表会も2回目を迎えることができました。今回もさまざまな発表をとりそろえております」という挨拶に続き,最初に紹介されたのが,ソード・ワールド2.0」などでお馴染み,グループSNEによる新作TRPG「ダイス・オブ・ザ・デッド」(以下,DOD)だ。
 会場では,グループSNEの安田 均社長によるビデオメッセージが映し出され,同作についての大まかな紹介が行われた。それよると,同作には大きな特徴が2つあるとのこと。1つは,これまでにないゾンビRPGであることで,もう1つはストーリー型ボードゲームとしても同時展開するタイトルになるとのこと。

ビデオメッセージでは,「昨今カードゲームやボードゲームでもゾンビものが人気ということで制作しました。その我々の新作がこちらです!」と安田社長が直々に紹介。最後は突然現れたゾンビに安田社長が襲われ,映像が途切れるという演出でムービーは終了。司会の味里さんも「やはり重鎮は迫力が違いますね〜」とコメント
ダイス・オブ・ザ・デッド
ダイス・オブ・ザ・デッド

 ゲームの詳しい内容は,この後ドラゴンブック編集部の細野君郎副編集長から解説がおこなわれた。ゲームの舞台となるのは現代の東京。ゾンビ細胞に感染したプレイヤーは,いつゾンビ化してしまうか分らない緊張感の中,ゾンビと戦い生き抜くことを目指すことになる。ゲームデザインは,TRPGのゲームデザイナ−としてはこれがデビュー作となる大井雄紀氏が担当し,表紙イラストは藤井英俊氏が手がける。発売は2016年4月20日を予定してる。

藤井英俊氏による表紙イラスト。正統派の「ゾンビもの」という雰囲気でホラーテイストだが,ゲームプレイはサバイバルの要素が強いという
ダイス・オブ・ザ・デッド

 ゲームシステムの紹介に移ろう。
 TRPGのシナリオを予想外の方向に導き,面白くする大きな要因として,例えば「クトゥルフ神話TRPG」では恐怖体験によって徐々に減っていく正気度のフィーチャーが組み込まれている。同作の場合,キャラクターが狂気におちいることで,何をしでかすか分らなくなるという要素だが,そういったアクシデントを発生させるシステムが,DODにも組み込まれている。
 その1つが「ゾンビ感染度」で,これは高くなることで常人以上の力を発揮できるが,感染が進みすぎると,もはや“人ではなくなって”しまう。
 もう1つが「フラッシュバック」で,これは記憶の混濁などにより,キャラクターが衝動的に行動してしまうシチュエーションを再現している。突然戦闘から逃げ出してしまったり,仲間を喰おうと襲いかかったり,というように,いかにもゾンビものらしい展開が期待できるというわけだ。

ダイス・オブ・ザ・デッド ダイス・オブ・ザ・デッド

 システム面では6面ダイスを使った「ダイスドラフトシステム」が特徴だ。例えばゲームマスターが「この場面ではダイスを2個振ってダイスドラフトをします」と宣言したなら,マスター側とプレイヤー側が2個ずつ,計4個のダイスを振る。それを中央に集め,1人1つずつ欲しい出目のダイスを順に選んで取って行くのだ。
 また,出目は単に高ければいいわけでもなく,「3の目があればこの行動が取れて有利になる」「敵は5の出目があると強力な全体攻撃をしてくる」といったオプションが用意されている。これにより,自分の欲しい出目を取るのか,あるいは敵にを有利な目を取らせないようにするのかといった駆け引きが生まれる仕組みだ。

ダイス・オブ・ザ・デッド

 キャラクターの能力は,「デッドライジング」「ウォーキング・デッド」など,おなじみのゾンビ映画やゲームを再現したものになっている。例えば映画「ショーン・オブ・ザ・デッド」での,ゾンビの歩き方を真似して敵をやりすごす場面を再現した能力があって,ゾンビものの“あるあるネタ”としても楽しめる。
 細野氏は「シナリオの自動生成システムを使って,ゲームマスターなしで1時間くらい遊ぶこともできるし,もちろんじっくり取り組むこともできる」と,短時間でも楽しめるタイトルであることをアピールしていた。

 なお,同名タイトルのボードゲーム版も2016年4月に発売予定で,こちらはより危機的なシチュエーションでの生き残りを目指すものになるそうだ。特定の条件をクリアしなければ,ゾンビのはびこった東京に新型爆弾が落とされ,プレイヤー達もゲームオーバーになってしまう。ルールはTRPG版とほぼ共通。専用のシートやカード類はTRPGへの転用も可能で,その場合はより豪華なセッションが楽しめるとのことだった。


吸血鬼となって耽美に生きる,インコグ・ラボ新作「常夜国騎士譚RPG ドラクルージュ」


 続いて発表されたのは,インコグ・ラボの新作TRPG「常夜国騎士譚RPG ドラクルージュ」だ。インコグ・ラボは2013年に設立された比較的新しいTRPGデベロッパだが,「永い後日談のネクロニカ」「でたとこサーガ」など,意欲的な作品を次々と発表してきている。登壇したインコグ・ラボ代表の江島 博氏と富士見ドラゴンブック編集部の平山大介氏によれば,今作は富士見側からのラブコールに応える形で生まれた新作なのだとか。
 
ダイス・オブ・ザ・デッド

 「常夜国騎士譚RPG ドラクルージュ」は,太陽が滅ぼされ吸血鬼達の天下となった永遠の夜の世界が舞台の中世ゴシックファンタジー風TRPGだ。プレイヤーは吸血鬼一族の貴族となり,姫の寵愛を得たり,外敵と戦ったりしながら,その耽美な生きざまを楽しむものになるという。
 ゲームデザインは,インコグ・ラボ作品を数多く手がけてきた神谷 涼氏で,発売は2016年3月19日が予定されている。

ダイス・オブ・ザ・デッド ダイス・オブ・ザ・デッド

 最後にコメントを求められた江島氏は「我々はずっとテレビの深夜番組のような作品を作り続けてきましたが,今回縁あってゴールデンタイムでの出版となりました。しかし,今後とも変わらず深夜番組を作り続けていきたいと思います」と,今後の活動についての決意を語っていた。なお「コミックマーケット89」に出展している神谷氏のサークルスペースでは,今作品の先行チラシの配布も行われるという。出展日は2日目の12月30日とのことなので,本作が気になると人は会場に足を運んでみるといいだろう。

世界観を表現したイメージストーリーを,声優の味里さんがその場で朗読。会場は退廃的な美のムード(?)に包まれた
ダイス・オブ・ザ・デッド


“異世界トリップもの”が遊べる「アリアンロッドRPG」基本ルールブック改訂版


 ここからは既存作品の新展開についての発表だ。
 まず登壇したのは,ファーイースト・アミューズメント・リサーチ(F.E.A.R.)の菊池たけし氏久保田悠羅氏で,同社の人気ファンタジーTRPG「アリアンロッドRPG」の改訂版に関する情報が公開された。

ダイス・オブ・ザ・デッド
 
 2004年に発売された「アリアンロッドRPG」は,10年以上にわたって遊ばれている人気タイトルであり,これまでにも数多くの関連書籍が発売されている。その基本ルールブックをリニューアルし,まとめ直した「ルールブック(1) 改訂版」「ルールブック(2) 改訂版」(以下,改訂版)が,いよいよ2016年3月19日に発売になるという。

 改訂版では,最新のサプリメント群からデータのフィードバックが行われ,かつ最初に遊ぶのに適したデータ選定が行われているそうで,この基本ルールの2冊だけあれば,最新の環境で本作を遊べる。
 もちろん新要素もあり,改訂版の表紙にも描かれている「現代人(仮称)」が,新たなクラスとして選択できるようになる。つまり,ライトノベルなどで定番の“異世界トリップもの”が,公式ルールでサポートされ,遊べるようになるわけだ。

ダイス・オブ・ザ・デッド

 さらに2016年4月には,現代人のキャラクターが登場するリプレイ,5月には追加サプリメント「ストレンジャーガイド(仮称)」も登場予定で,これらは現代人を使ってどんな風に遊べばいいかを示す,ワールドガイド兼追加データ集も兼ねたものになるとのこと。現代人用のライフパス(過去の経歴表)もあって,菊池氏は「これを振るだけで小説1本のネタができてしまうほど」と,自信のほどを覗かせていた。
 また同氏は,「現代人の導入により,表現の幅がとにかく広がります。読むだけでも新しいストーリーが生まれ,もの作りをしたい人のための起爆剤にもなると思います」と語った。最後に久保田氏からは「今回の新展開では,定番のファンタジーを遊びたい人,ファンタジーは飽きたという人の両方にアピールするものになっています。双方のプレイヤー共に遊び方が広がるのでご期待ください」と意気込みが語られた。

ダイス・オブ・ザ・デッド

「アリアンロッドRPG」公式サイト



「メタリックガーディアンRPG」追加ルールブックで第三次世界大戦勃発!


 続いては,自由度が高いゲームシステムにより多彩なロボットが活躍する「メタリックガーディアンRPG」についての発表だ。同作では,2016年2月20日に追加ルールブック「メタリックガーディアンRPG EXルールブック サードワールドウォー」が発売となることが明らかとなった。

ダイス・オブ・ザ・デッド

タンクトップがトレードマークの林 啓太氏は,わざわざ発表会前に着替えて登壇。手描きのイラストを見せながら「ライオン型ロボと人間が融合した」新しいロボットについて説明し,菊池氏からは「新しいねぇ〜」とツッコミが入っていた
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 本作のデザイナー兼イラストレーターである林 啓太氏によれば,この追加ルールブックは,これまでいろいろな場所で発表されたルールが統合されているほか,特殊能力がなくても乗れる民生用ロボットで知恵と工夫を駆使して戦ったり,ロボットと人間が融合したりする新ルールが豊富に収録されるとのこと。
 作中の歴史も大きく前に進み,宇宙からの新たな侵略者によるコロニー破壊をきっかけとして勃発した,「サードワールドウォー」の時代が描かれる。さまざまな勢力が競い合うこの戦争を舞台にキャンペーンを展開するためのシナリオ集が付属するとのことである。
 林氏は「EXルールブックで追加されるデータを存分に使って,プレイヤーの皆さんそれぞれのサードワールドウォーを体験してください」とコメントしていた。なお,2016年3月には,キャンペーンの遊び方を紹介する全5話収録のリプレイ「黙示録の勇者、誕生!」も刊行予定だ。

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カバーイラストを描くのは,「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」などのメカニック作画監督である久壽米木信弥氏で,書籍のイラストはこれが初となる
ダイス・オブ・ザ・デッド

「メタリックガーディアンRPG」公式サイト



「神話創世RPG アマデウス」のコラボやイベントがもりだくさん!


 12月19日に基本ルールブックが発売された「神話創世RPG アマデウス」では,多くの新情報が発表された。前回の新作発表会記事で紹介したように,同作は冒険企画局の河嶋陶一朗氏がデザインした新作TRPGだ。プレイヤーは神の血と力を受け継ぐ神子「アマデウス」となり,さまざまな“神話災害”と戦っていくことになる。

ダイス・オブ・ザ・デッド

「アマデウス」の概要。ギリシャ神群・エジプト神群・ヤマト神群・クトゥルフ神群と,さまざまな神々から“親”となる神が選べる
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 同作では追加ルールブック「神話創世RPG アマデウス02 旋血ラグナロク」が,早くも2016年3月20日に発売されることが発表された。オーディンやトールなど北欧神話の神々が収録され,ウルド・スクルド・ベルダンディーの運命の三女神が登場。聖地に行って神と交流するルールや,5レベル以降で開放される強力な「執行人(エージェント)」についてのルール,神子同士での戦闘ルールなどが収録される。

運命の三女神の声優は,今回の発表会の司会でもある味里さんが担当するとのことだ
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ダイス・オブ・ザ・デッド
基本ルールブックの発売に合わせて,いくつかの関連企画が発表された。一つ目は,AR(Augmented Reality=拡張現実)ゲーム版「アマデウス」で,「Walker Touch」というアプリを使って遊ぶものとなる。12月19日から26日までの期間限定とのことなので,興味のある人は同アプリをチェックしてみよう
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もう一つは,同じ場所に集まったプレイヤー達が,その場で謎を解いていく参加型イベントのリアル冒険ゲーム版「アマデウス」。こちらは2016年2月下旬に開催予定だ。本作のルールブックを読んでおくと,より楽しめるとのことである
ダイス・オブ・ザ・デッド

「アマデウス」では,ゲームの戦闘管理を補助するiOSアプリが近日配信予定だ(基本無料,追加課金要素あり)。スマホ上でダイスを振ったり(神様のリアクションボイス付き),能力値を管理できたりと非常に便利
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 さらに同作では,ホビージャパンのTCG「ラストクロニクル」とのコラボ企画が進行中とのこと。ドラゴンブック編集部の稲垣氏によれば,「ラストクロニクル」と「アマデウス」は,共に神話に由来するカードも多く親和性があること,かつ稲垣氏自身が「ラストクロニクル」の熱心なプレイヤーだったことから,このコラボがスタートしたという。
 デザイナーの河嶋氏も,「(ラストクロニクルは)TCGでありながらTRPGでダイスを振る感覚に近いクロノチェックの要素があり,アマデウスのインガと重なる部分があって面白い。ホビージャパンとは個人的にも縁があり,コラボできてうれしい」とコメントしていた。

ダイス・オブ・ザ・デッド

「アマデウス」側では,3つのコラボ企画が用意されている。なおスライドに出てくる声優の望月 英さんは,番組の企画で出演した「ラストクロニクル」の全国大会予選で,一般参加していた稲垣氏と対戦し,勝利を収めたとのこと
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「ラストクロニクル」側では2つのコラボ企画が。PRカード「ウケモチ」は,店舗大会の参加賞および上位賞として配布予定。ただしもらえるカードは3種類のうちからランダムとなる。もう一方のPRカード「ヘラ」も含め,能力はまだ決まっていないそうで,稲垣氏は「ラストクロニクルに既に登場しているアマテラス(天照大神)やアテナと組んで活躍できるカードがいい」と要望を述べていた
ダイス・オブ・ザ・デッド

 最後に河嶋氏は,「TRPG以外にもたくさんの試みをやっていきますが,肝心なのはゲームの中身。プレイヤーの皆さんと一緒に,より面白くしていきたいと思います。ぜひ遊んでいろいろなご意見をいただければ」とのコメントで,発表を締めくくった。

 なお同作は,公式サイトから「スタートセット」および「体験版」が無料ダウンロードできる。ゲームの基本を遊びながら知ることができるので,興味のある人はぜひこちらを試してみるといいだろう。

ダイス・オブ・ザ・デッド
発表会後には,アマデウスの試遊体験会も開かれたので,写真で紹介していこう。用意されていた4人のプレロールドキャラクターの中から,筆者は「バステト」を親に持つキャラクターを選択。写真のダイスは,ゲームマスター河嶋氏お手製とのこと
ダイス・オブ・ザ・デッド
本作の判定システムは,能力値によって振れるダイスの数が変化する。2個以上のダイスを使った場合,1つを判定に使用し,残るダイスから1つを選んで“ムードダイス”とする。ムードダイスはインガの色(は白・赤・黒・緑・青の5色)を決定するもので,写真の“運命の輪”に置かれることで,プレイヤーは強力な技が使えるようになる
ダイス・オブ・ザ・デッド
今回のシナリオは,最初に配られた“予言カード”どおり,一人前の神子になるため,“試練の塔”に挑戦するものとなった。途中,さまざまな妨害やハプニングをパーティと共にくぐり抜けるも,登っても登っても景色が変わらないという事態に。しかし,ナイアーラトテップの子である頭脳派のPCが,真実を見破りこの幻影を突破。トラップを見破られたキマイラが,PCに襲いかかってきた。さあ戦闘だ!
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キマイラを操り,嬉々としてプレイヤーを苦しめるゲーマスターの河嶋氏。本作の戦闘では,まず偵察によって,敵の攻撃を方法を知ることが重要になる。キマイラの攻撃方法は4種類あるが,その詳細が分れば無効化させられる。キャラクターが持つ特殊能力と,塔を登る途中に培った友情(によるダイス目ボーナス)を駆使して,キマイラをあと一歩まで追い詰めた
ダイス・オブ・ザ・デッド
キマイラに止めをさすべく,ゼウスの子のプレイヤーが,予言カードの裏面に書かれている“予言の真実”を公開。隠された力を解放し,これで決着と思いきや,振ったダイスの出目はまさかの1ゾロ。神話級のファンブルに動揺するプレイヤー達だったが,ここでバステトの子である筆者も“予言の真実”を開陳する。直前の判定に使ったダイス目を変更する“恩返し”の奇跡で,キマイラ討伐を成し遂げた
ダイス・オブ・ザ・デッド
専用アプリを操作してみせる河嶋氏。今回は体験会ということで,2時間程度で終わるシンプルなシナリオだったが,ハプニングもあってかなり盛り上がるセッションとなった。インガによるボードゲームライクなリソース管理や戦略があり,予言カードによるロールプレイの盛り上げも楽しい。もう少し長いシナリオなら,予言カードを使ったプレイヤー同士の相克や裏切りを取り入れるのも難しくないだろう

「神話創世RPG アマデウス」公式サイト

「ラストクロニクル」公式サイト



若い世代が増えているTRPG。次回の発表会は春に開催


ドラゴンブック編集部副編集長の細野氏
 発表会では,最後に細野氏から来場者向けての挨拶が行われた。
 氏は,定期的に開催しているTRPGコンベンションや体験会の中で,10代〜20代前半の若いプレイヤーが増えているのを実感しているという。旧来のファンと,こうした若い世代の割合は,今や1:1の割合になっているとのこと。
 一方で,ホビージャパンの公式サイトでベーシックルールの無料ダウンロードがスタートした「ダンジョンズ&ドラゴンズ」の最新版では,短時間でプレイできるシステムが採用されており,ゲームシステムの側でも,新しいファンを生み出す工夫が行われている。そうした流れが,さまざまな娯楽の選択肢がある現代日本において,TRPGが選ばれる理由の1つになっているのではないかと語られた。
 富士見ドラゴンブックでも今後は,ルールブックの出版だけでなく,遊びの場を設けるイベントを開催し,幅広いチャンネルに門戸を開いていきたいとのことだ。

 今回の新作TRPG発表会は,2回目ということもあってかだいぶこなれた雰囲気で,ただ情報を出すだけではなくリプレイの裏話など登壇者どうしの面白いやりとりがあったり,声優による朗読があったりと見どころの多い内容と感じられた。
 次回「新作TRPG発表会 2016春」の開催は,2016年の春頃を予定しているとのこと。Twitterによる事前応募で誰でも観覧が可能(体験会はメディアのみ)とのことなので,富士見ドラゴンブックのタイトルに興味がある人は,次回の発表会に足を運び,ゲームデザイナー達の声を直接聞いてみるといいかもしれない。

発表会の来場者によるTwitter実況も,積極的に推奨されていた。そういった情報発信によって,少しでも多くの人に興味を持ってもらうことも,発表会の狙いの1つだという
ダイス・オブ・ザ・デッド

左から「メタリックガーディアンRPG」の林 啓太氏,「アリアンロッドRPG」の久保田悠羅氏,同じく菊池たけし氏,声優の味里さん,「ラストクロニクル」の藤田憲一氏,「神話創世RPG アマデウス」の河嶋陶一朗氏,「常夜国騎士譚RPG ドラクルージュ」の江島博氏
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