イベント
メインドラマでまさかのバッドエンド!? いつもとは違う思い出が残った「下天の華 五年の宴」をレポート
コーエーテクモゲームスの「下天の華」シリーズ5周年を記念するイベント「ネオロマンス❤フェスタ 下天の華 五年の宴」が,2019年4月28日に東京のかつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホールで開催された。キャスト陣,そしてファンの愛にあふれるイベントとなった昼公演の模様をお届けしよう。
「ネオロマンス❤フェスタ 下天の華 五年の宴」(昼の部)
■出演(敬称略)
松風雅也(織田信長役)
野島健児(明智光秀役)
島﨑信長(森 蘭丸役)
檜山修之(百地尚光役)
岡本寛志(織田信行役)
興津和幸(黒田官兵衛役)
庄司宇芽香(石田佐吉役)
■アシスタント
アンフィニ(ユーキ,Kan)
開演に先駆けて,アンフィニの2人がゲームで演じた葉月(ユーキさん)と与四郎(Kanさん)のコスプレで登場。ライブ&アナウンスで会場を盛り上げたところでイベントがスタートした。
「下天の華」は戦国時代を舞台にした和風の作品ということもあり,キャスト陣は全員シックな着物姿で現れ,さっそくファンを魅了していた。
オリジナルドラマ「希望の灯り」は,シナリオの途中で選択肢が発生し,客席の拍手が1番大きかったルートが採用される仕掛けとなっていた。
織田信長(松風さん)の提案で,がんばっている主人公を労わるための相談に集まった織田家武将の面々と石田佐吉(庄司さん)。
ここで最初の選択肢が発生し,主人公の持つ忍びの技で「地蔵」「小鳥」「カエル」のどれか1つに変化して話し合いの場に潜入することに。どれも接戦となったが,なぜか1番潜入に向いていない「地蔵」が選ばれ,ステージに地蔵の着ぐるみが登場。武将たちを驚かせて光秀に怒られるというバッドエンドを迎えてしまった。
しかし,ゲームと同じように選択肢からもう1度やり直せることに! 松風さんからは,もう1度地蔵を選んでもいいという提案もあったが,今度は「カエル」が選ばれ,カエルをかわいがる佐吉と,苦手なため怯える森 蘭丸(島﨑さん)という若者2人の微笑ましい様子を見ることができた。
主人公の師匠で育ての親である忍びの百地尚光(檜山さん)は話し合いに参加せず,信長と確執のある織田信行(岡本さん)を連れて帰ろうとするが,光秀が密かに入手していた百地の子育て奮闘記を朗読するという脅しに屈し,結局残ることに。主人公に一目ぼれしている黒田官兵衛(興津さん)は,その奮闘記を「言い値で買おう」と持ちかけて会場を笑わせた。
2つ目の選択肢では,物語が「湖」ルートと「山」ルートに分かれることになっていたが,昼の部では「湖」ルートが選ばれ,信長,光秀,百地,信行が,主人公に振る舞うための魚釣りに奮闘する姿を楽しめた。過去の一件から仲たがいしている織田兄弟が,釣りを通して少しだけ穏やかな時間を過ごすシーンや,主人公への思いを語る光秀・百地に気持が温まる,ステキな物語となっていた。
ドラマのあとは,愛のメッセージが披露。一緒にいる幸せを噛みしめる官兵衛,「私だけの小鳥」と悩殺する光秀など,微笑ましいものからセクシーなものまで,キャラクターごとの個性が発揮された甘いセリフの数々に会場も聴き惚れていた。
檜山さんと岡本さんの司会によるバラエティコーナー「信長様の家臣を目指せ!」は,「下天の華」にまつわるカルトクイズに来場者がチャレンジし,最後まで正解しつつづけた人に織田家家臣の証明書がプレゼントされるというもの。5周年にふさわしい,愛と知識が問われる内容となっていた。
壁にくっついている風船を,キャスト陣が「くない」に見立てたダーツで割り,中に入っている問題を読み上げるという趣向だったのだが,的を外す人が続出。野島さんは2連続で外した後,近づいて投げたら風船を一気に2つ割るというミラクルが……。
気になる問題は「連鎖数を上昇させる術の名前」「初のオンリーイベントの開催日」など,難問ばかりだったが,正解者が続出して予定していた家臣採用数を超えるという事態に。BGMの曲名当てなど,超難問も出題された結果,十数名のファンが証明書を獲得し,松風さんが証明書を読み上げる贈呈式が行われた。
続いてのライブコーナーでは,キャラクターソング4曲が披露された。島﨑さんは「永久に誓う」で,蘭丸の性格のように真っ直ぐな歌声を聴かせてくれた。庄司さんが歌った新曲「青き山を目指して」は,ちょっと背伸びをした佐吉らしい雰囲気。客席からも「かわいい」という声援が送られていた。同じく新曲「黎明」を披露した岡本さんは,しっとりと信行の気持ちを歌い上げた。
「奪い愛」では,松風さんと岡本さんの織田兄弟が恋の火花を散らしたが,会場のペンライトも信長の赤と信行の緑に分かれ,対決モードを盛り上げていたのが印象的だった。
あっという間に迎えたエンディングでは,イベントに向けてキャスト陣とスタッフが話し合い,着物やくないといった作品の要素を取り入れ,より楽しんでもらえるよう考えたというエピソードを野島さんが明かした。松風さんも「『下天の華』を好きな人のためのイベントをやりたい」と,力強く語ってくれた。
また,シリーズ5周年セレモニー「下天の祝」として,鏡開きや,キャストと観客全員での記念撮影が行われた。いつもとは違う思い出が残った本公演のラストは,会場の全員で「光射す未来へ」を歌って,楽しい宴は幕を閉じた。
「下天の華」公式サイト
イラストディレクター/森まゆら
イラスト/琥狗ハヤテ
(C)コーエーテクモゲームス All rights reserved.
キャラクターデザイン/琥狗ハヤテ
(C)コーエーテクモゲームス All rights reserved.
イラストディレクター/森まゆら
キャラクターデザイン/琥狗ハヤテ
(C)コーエーテクモゲームス All rights reserved.