2016年冬に発売予定となっている,
「三國志13 パワーアップキット」(
PC /
PlayStation 4 /
PlayStation 3)と,本編とのセット
「三國志13 with パワーアップキット」(
PC /
PS4 /
PS3。以下まとめて三國志13PUK)。コーエーテクモゲームスは本日(2016年9月23日),三國志13PUKの最新情報を公開した。
今回は,武将個人としての行動を際立たせる
「威名」(いめい),プレイヤー武将の家にあたり,武将の威名や身分に応じて見た目が変化する
「本拠」,プレイヤー武将とより深い友好関係を築いた武将である
「同志」の詳細が,豊富なスクリーンショットと共に公開されている。新CGも含む武将スチルにも注目だ。
なお4Gamerでは,三國志13PUKについて
利川哲章プロデューサーに話を聞いた
インタビューも掲載しているので,「ゲーム性がどう変わるのか」といった部分が気になる人はこちらも合わせてチェックしておこう。
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■威名(いめい)
侠客系統の威名「大侠客」を名乗っている劉備
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侠客系統の威名では、私兵や同志を率いて、民草の味方となる義勇軍の頭領や天下を乱す賊の頭目になることができます。
また、闇に潜んで武将たちを狙う刺客・暗殺者の威名を名乗ることで、歴史の裏を生きることも可能です。
威名「大侠客」を名乗るためには、武名と同志に設定できる武将の数を一定以上にした状態で戦闘を幾度か経験する必要があります。
大侠客になることで同志に設定できる武将の人数が増えるだけではなく、「勧誘」コマンドによって、他勢力にいる自身の絆武将を下野させ、同志に引き込むこともできます。
このように大侠客では、全国を転戦しつつ武名を高めていく侠客プレイを様々な同志を引き連れて楽しむことができます。
武名依頼発生
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画像では、劉備が私兵を率いて武名依頼が発生している都市「平原」に向かっています。
武名依頼が発生している都市には「…」の吹出が表示されます。
賊徒や侠者など、私兵を率いる侠客系統の威名を名乗ると、全国各地の都市で「武名依頼」と呼ばれるクエストが発生します。
武名依頼が発生している都市まで軍勢を率いて訪れると、その都市の君主や民から、賊の討伐や他勢力の都市への攻撃など様々な依頼を頼まれます。
依頼を達成すると依頼された都市における自身の「武名」が上昇します。
「武名」は私兵を率いる侠客系威名のゲームクリア条件であるだけでなく、高めることでさらに高位の威名も獲得できます。
私兵を率いる侠客系統の威名では、全都市における自身の「武名」を高め中華全土に「武名」を轟かせることが最終目的です。
都市ごとにどれくらい武名が高まっているか、フィルタで確認することもできます。
地図上で透明の都市にはプレイヤー武将の武名は広がっておらず、地図上で青または黄色きなっている都市には武名が広がっています。
武名の上限は100で、武名の高さに応じて段階的に青色の濃さが変化し、上限の100まで高めた都市は黄色く表示されます
武名依頼受注(民) |
武名依頼達成(民) |
武名依頼には、賊の討伐から都市の襲撃まで様々な種類があります。
武名依頼を達成すると、依頼を受けた都市とその近隣の都市の「武名」が上昇。
さらに報酬として金や兵糧も獲得できます。
「武名依頼達成(民)」のように、都市を勢力から解放すると、支配を持ちかけられることもあります。
武名依頼受注(君主) |
武名依頼達成(君主) |
画像では、君主「公孫[王贊](こうそんさん)」が大侠客劉備に武名依頼を頼んでいます。
君主や太守から他勢力の都市への攻撃を依頼されることもあります。
君主や太守の依頼を達成すると、武名の上昇や金、兵糧が獲得できるだけでなく、依頼した武将との親近感が上昇します。
勧誘コマンド実行 |
勧誘コマンド成功 |
画像では、大侠客「劉備」が、公孫[王贊](こうそんさん)に仕えている趙雲を勧誘しています。
「大侠客」の威名を名乗ると「勧誘」コマンドを実行できます。
通常、侠客は在野武将しか自身の同志に誘えませんが「勧誘」コマンドは、一定確率で主人公の絆武将を勢力から下野させ、自身の同志に引き込めます。
また、「大侠客」の上位威名「義侠烈士」を名乗ると、絆武将以外にも勧誘が実行できる「義心喚起」という強力なコマンドを実行できるようになります。
商人系統の威名「豪商」を名乗っている魯粛 |
商人系統の威名では、莫大な私財を築いて、勢力の動きに介入し、天下を金の力で操ることができます。
戦いを煽って儲けを得たり、弱小勢力を後援して勝たせたりと、乱世の黒幕を体験することができます。
豪商では「投機」コマンドによって、金を勢力に譲渡し、任意の勢力を強化できます。
「投機」した額に応じて、一定期間経過後に勢力から礼金として譲渡した額よりも大きな金を受け取ることができますが、ただし、勢力が滅んでしまうと礼金は受け取れません。
ひと勢力に絞って強化するか、多くの勢力に投機して一攫千金を狙うか、乱世を裏から金で操るプレイを楽しむことができます。
侠客系統の威名「暗殺者」を名乗っている甘寧 |
他の武将を襲撃によって暗殺できる暗殺者は他の威名とは全く異なる道を歩むこととなります。
目的は自身の「風聞」を高め、天下一の暗殺者となって道を究めること。
「風聞」を高めるためには有名人や、君主など身分の高い武将を狙う必要があります。
そのために日頃から腕を磨き、依頼を受けて金を稼ぎ、そしてその稼いだ金で都市をしっかりと下調べをする、まさしく歴史の影を楽しめます。
暗殺者を名乗るためには、「襲撃」コマンドで武将を殺害し、「風聞」を高める必要があります。
暗殺コマンド実行 |
暗殺コマンド成功 |
「暗殺者」の威名を名乗ると、暗殺の力量を見込んだ君主から登用を持ちかけられたり、恨みを抱いた殺害武将の家族から襲われたりなど暗殺者ならではのイベントが発生し、中には一騎討ちに発展するものもあります。
暗殺を行うには、標的となる武将がいる都市で「段取」コマンドを行う必要があります。
「段取」を実行すれば実行するほど暗殺の成功率が高まるため、より確実に暗殺を実行することができます。
暗殺を行うと、最初は護衛との一騎討ちになります。
護衛として出現する武将は、曹操であれば典韋や許褚など、同じ都市にいる最も武力の高い武将になります。
特に君主など身分の高い武将を襲った場合は複数の護衛と連戦になるため、成功するには護衛になりうる武力の高い武将が出陣している隙を狙ったり、あらかじめ武力の高い配下武将から先に暗殺しておくなど、工夫が必要です。
武官系統の威名「勇将」を名乗っている呂布 |
武官系統の威名は、一騎討ちや采配戦闘に特化し、特殊な自己鍛練や一騎討ちコマンド、戦場での特性を持っています。
また武官系の威名では、他の武将とともに鍛練を行い親近感を深める「稽古」を申し込むことが可能です。
勇将の場合、戦闘中に待機をすると部隊の士気が徐々に増加する「精神集中」や部隊の士気が100を超えた高揚状態になった際部隊の戦闘力の上昇量を強化する「勇姿+」といったスキルを持ち戦場では士気を上げ高揚状態を維持して大幅に強化した部隊で活躍することができます。
軍師系統の威名「策士」を名乗っている諸葛亮 |
軍師系統の威名を名乗ることで、人材の登用や抜擢、計略、采配戦闘、軍勢指揮など様々な局面に特化した軍師になることができ、複数の敵勢力武将の忠誠低下や要衝の乗っ取りなど、敵を出し抜くプレイを楽しむことができます。
策士では「改修」コマンドが新たに実行できます。
「改修」コマンドでは、要衝の上に建築されている城塞の修理および強化、さらには上位の城塞へと進化させることができます。
軍師系統の特長である自身の戦術を鍛える「思索」とあわせて敵軍をその知謀で翻弄できます。
官吏系統の威名「能吏」を名乗っている孫権 |
官吏系統の威名は、農業・商業といった内政や兵糧の売買、他勢力の外交といった政務に特化しています。
正統派の政務官にもなれますが、国庫に手を出し私腹を肥やすような奸臣・悪代官にもなることもできます。
また官吏では、官吏系統威名の特長でもある味方の功績を上げるコマンドとして同一軍団の武将が対象となる「上奏」を実行可能です。
味方の功績を高めて重臣や太守、都督を増やして任務状の命令回数で他勢力に差をつけられます。
趙雲が、将軍系統の威名「良将」を獲得した画面 |
将軍系統の威名は兵の運用に特化しており、独自の募兵・訓練コマンドが使用できるだけでなく、指揮する軍勢自体を強化する特性を持っています。
また将軍系の威名では、本拠で鍛えた私兵を出陣時に連れていくことも可能です。
威名「良将」を名乗るためには、功績・私兵が一定数以上の状態で私兵を連れて戦闘を行う必要があります。
良将では、将軍系統の特長である私兵の運用に加え、「練兵」によって任務状なしで都市の兵を鍛えることができます。
自身の持つ任務状と並行して「練兵」を活用することで他の勢力を出し抜き、素早い出世を目指せます。
「兵法者」は将軍系統の威名「智将」を名乗れることが前提の威名 |
戦術の扱いに特化した威名であり、自身の所持する戦術を「思索」で強化していくことができます。
機転効果 |
機転効果なし |
威名「兵法者」の特性である「機転」は、自身が所属する軍勢の戦術力を上昇させます。
戦術力が高いほど戦闘により多く、より協力な戦術を持ち込めるため、戦術を中心に戦う場合、「兵法者」の威名を持つ武将は欠かせません。
機転の効果は画面右側にある軍勢情報の「戦術力」で確認できます。
守戦巧者
|
威名系統画面では、威名の獲得条件を確認することができます。
堅牢効果 |
堅牢効果なし |
威名「守戦巧者」を持つ武将が軍勢にいた状態で、要衝に布陣すると、「守戦巧者」の特性である「堅牢」の効果によって軍勢の防御が上昇します。
■本拠
在野 |
太守 |
都市画面 |
本拠は、プレイヤー武将の家にあたり、配偶者や同志になった武将は本拠で暮らしています。
本拠は武将の威名や身分に応じて見た目が変化し、在野では草庵のようだった本拠も、太守になると大きな屋敷となります。
また、都市画面から本拠の情報を確認することも可能です。
鍛錬 |
本拠拡張 |
本拠では鍛錬により、プレイヤー武将の能力経験値を向上させることができます。
鍛錬を行うことで、たとえ弱い武将でも自身の能力を高めて活躍することができます。
その他にも本拠を拡張することで、指揮できる私兵の数や一緒に住まわせる同志の上限を増やすことができ、さらには子育てを行うことができます。
募兵 |
刺客、暗殺者を除く「侠客」系統や、「将軍」系統の威名を名乗っていると、募兵によって本拠の私兵の数を増やすことができます。
また自分の威名が「侠客」系統の場合、任務状を使用して同志に募兵を行わせることも可能です。
私兵出陣(部隊編成) |
私兵出陣(戦闘) |
私兵を率いることができる侠客系統の威名では、同志となった武将と共に軍勢を編制し、私兵として出陣することができます。
私兵は異民族など賊だけではなく、勢力に所属する軍勢と交戦したり都市を陥落させ、空白都市にすることも可能です。
「私兵出陣(戦闘)」では、劉備の私兵と異民族の軍勢が交戦しようとしています。
■同志
同志とはプレイヤー武将とより深い友好関係を築いた武将で、プレイヤー武将と同じ都市に所属し、戦場などあらゆる場面で行動を共にする存在です。
同志に設定できるのは、プレイヤー武将の絆武将か、絆武将と絆を結んでいる武将のうち、同じ勢力(自身が在野なら在野)の武将のみです。
同志を設定すると「同志効果」が発揮され、同志全員の能力が強化されます。
さらに同志に編制している限り他の勢力に引き抜かれる心配もなくなるなど、同志には様々な恩恵があります。
親書画面 |
本作で新たに追加された「親書」によって、プレイヤー武将の絆武将と、その他の武将の間に交友関係を結ばせることができます。
親書送付 |
画像では、親書を介して周瑜と程普が交遊を結ぼうとしています。
「親書」を送られた武将は、目標の武将と友好関係を結ぼうと行動します。
交遊が進展するとその行動が上手くいっているのか、途中経過を報告する手紙が送られてきます。
絆成立 |
目標武将との交友が上手く進展すると、絆が成立します。
プレイヤーの絆武将と絆を結んだ武将は同志に設定可能なので親書を活用することで、様々な武将を同志に設定することができます。
旗揚げ |
旗揚げを行うと、同志に設定していた武将も新勢力に加わります。
同志イベント |
同志に武将を設定すると、同志と鍛錬を行ったり、街で民の問題を解決したり、と威名に応じた様々なイベントが発生します。
■武将スチル
・曹丕
字は子桓(しかん)。魏の初代皇帝・文帝。
曹操の次男で、曹彰、曹植、曹熊の実兄。
袁家の居城・鄴を攻略した際、袁煕の妻・甄氏を娶り、その後曹操が死ぬと献帝の禅譲を受けて魏を建国した。
※新CGに変更
戦闘 |
内政 |
・甄氏
袁紹の次男・袁煕の妻。後に曹丕の妻となり、魏の二代皇帝・曹叡の母となる。
絶世の美人とされるが、曹丕が郭貴妃を迎えると寵愛を失い、讒言によって死罪を命じられた。
※新CGに変更 |
・郭嘉
字は奉孝(ほうこう)。
程昱の推挙で曹操に仕え、孫策の早世を予言したり、袁家の滅亡を見抜いたりするなど、曹操の参謀として活躍したが、袁尚討伐戦の途中で病に倒れた。
赤壁の敗北後、「郭嘉がいればこんな負け方はしなかった」と曹操を嘆かせた。
※戦闘用CGを追加 |
・荀彧
字は文若(ぶんじゃく)。三公を出した名門の出。「王佐の才」と評された。
兗州の黄巾残党を平定して人材を募った曹操の配下に加わる。曹操は荀彧を得ると「我が子房だ」と喜んだ。
第一の謀臣として曹操を支えたが、後に曹操の魏公就任に反対したため不興を買い、何も入っていない器を送られ(お前は用済みだという意味)、服毒死した。
※戦闘用CGを追加 |
・荀攸
字は公達(こうたつ)。荀彧の年上の甥。
荀彧とともに曹操の幕僚として仕え、下邳で呂布を包囲した際、撤退を考えた曹操に速攻を進言した。
その後も官渡、赤壁、渭水の戦いなど名だたる戦に従軍し献策を行った。
※戦闘用CGを追加 |
・陸鬱生
鬱林[ウツリン]太守・陸績の娘。陸績は陸遜の又従兄弟。
嫁いだ張白が3ヵ月で亡くなり、未亡人となる。
その後は夫に操を立てることを公言し、張白の姉妹に仕え続けた。
※新規 |
・史渙
字は公劉(こうりゅう)。曹操配下の将。
官渡の戦いでは徐晃に従って兵糧を輸送する韓猛の軍を襲撃し、多くの兵糧を焼失させ戦功を挙げた。
※新規 |
・龐娥
趙安の長女。李寿に父を殺されると復讐を計画し、白昼堂々と李寿を討ち取る。
その後顔色も変えずに、その足で役所に自首し刑に服そうとするも、罰されなかった。
※新規 |