2016年12月22日の発売が決まった,
「三國志13 パワーアップキット」(
PC /
PlayStation 4 /
PlayStation 3)と,本編とのセット
「三國志13 with パワーアップキット」(
PC /
PS4 /
PS3。以下まとめて三國志13PUK)。コーエーテクモゲームスは本日(2016年10月7日),三國志13PUKの最新情報を公開した。
今回は大きく分けて,采配戦闘における新要素
「戦術」,そして,采配戦闘の開始時に開催される“作戦会議”である
「軍議」に関する詳細が届いている。スクリーンショットもたっぷりと公開されているので,発売前の予習にうってつけのはずだ。
新規追加となったCGを含む武将スチルも届いているので,こちらもシゲシゲと眺めておこう。
さらに今回は,本作の店舗別特典となる
「水彩画風武将CGセット」の武将CGが初公開された(本稿末尾に掲載)。このCGセットは,店舗によって対象武将が異なる仕様となっている。
店舗別特典は後日,有料配信が行われる予定だ。
■戦術
戦術発動 |
曹操が戦術を発動している画面です。
「戦術」は采配戦闘における新要素で、落石や伏兵などの多彩な「戦術」を利用することで、戦法以上の大打撃を敵部隊に一度に与えたり、兵科の能力を引き出したりすることで、戦況を優位に展開することができます。
戦術には「陣戦術」「罠戦術」「兵科戦術」の三系統が存在し、山岳や陣などの「戦術地点」を制圧することで発動できます。
医療陣 |
陣戦術である「医療陣戦術」を発動している画面です。
「医療陣戦術」は陣にある戦術地点でのみ発動できる戦術で、発動すると、周囲の味方部隊の傷兵を回復します。
後方で使用すれば、前線で傷ついた部隊を回復させつつ持久戦に持ち込めます。
落石発動前 |
落石発動後 |
罠戦術「落石戦術」を発動する前後の画面です。
「落石戦術」は山岳の戦術地点でのみ使用できる戦術で、周囲の敵部隊に一挙に大打撃を与えることができます。
敵の進軍経路に先回りしたり、挑発などの戦法と組み合わせ戦術地点に誘導したりすることで寡兵であっても大軍と対峙し、逆転を狙うことができます。
伏兵発動前 |
伏兵発動 |
伏兵中 |
伏兵攻撃 |
夏侯淵が兵科戦術である「伏兵弓戦術」を発動し、敵部隊に攻撃するまでの一連の流れの画像です。
「伏兵戦術」は、槍兵や弓兵で使用できる戦術です。
伏兵化することで姿を隠した状態で行動することが可能となり、相手の不意をつく行動がとれるようになります。
伏兵状態のまま敵部隊を攻撃すると最初の一撃が「奇襲」となり、知力に応じて敵部隊に多大なダメージを与えられます。
武力や統率の高い武将が率いる部隊など強敵を倒す際に「奇襲」を活用することで優位に戦況を展開できます。
贈賄罠戦術 |
贈賄罠戦術発動 |
楊松が官吏系威名専用の「贈賄罠戦術」を発動している画面です。
楊松は張魯の腹心でありながら私腹を肥やし、曹操が漢中を攻略した際には曹操側の賄賂を受け取り、降伏の一因を作った人物です。
官吏系の威名で、悪臣として権力を極めると使用可能となる「贈賄罠戦術」は、金を消費することで、敵部隊の兵を離反させ、部隊数を減少させられます。
贈賄罠のように威名専用の戦術も存在しており、部隊に編制している武将によって、多彩な戦闘が繰り広げられます。
野戦
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|
野戦の戦闘マップの例です。
本作で戦闘マップは4倍に拡大し、起伏に富んだ地形での戦闘を楽しむことができます。
水上戦 射網罠戦術発動 |
水上戦でも戦術は使用できます。
画像では、“射網罠戦術”で曹操軍の動きを封じています。
■軍議
軍議開始 |
軍議終了 |
采配戦闘の開始時に開催される「軍議」は、いわば作戦会議です。
どの「戦術」を戦場に持ち込み、それをどの戦術地点に配置するかを決定・提案することができます。
軍議では、最初に総大将が参軍となる武将を任命し、参軍が戦術とそれを配置する戦術地点を決定します。
どんな戦術を選ぶかは武将ごとに癖があるので注意が必要です。
周瑜、陳宮、郭嘉といった軍師の看破画面です。
参軍に任命された武将の知力が高い場合、敵軍が使用する戦術や進軍経路を「看破」することがあります。
戦術を「看破」すると、敵軍の戦術が事前に判明するため、敵戦術が発動できる戦術地点を避けて部隊を配置したり、回復用の戦術を設定したりといった対策が可能となります。
また敵軍の進軍経路を看破した場合は、進路上の戦術地点に罠戦術を配置することで、より確実に敵軍に大打撃を与えることができます。
参軍選択 |
参軍の提案 |
参軍となる武将を選択し、参軍武将が提案を行っている画面です。
軍議で参軍となった武将が提案する「戦術」は、その武将の「性格」と「威名」によって変化します。
例えば同じ「軍師」系威名の武将であっても、性格が「冷静」であれば罠戦術を提案してきたり、「豪胆」であれば兵科戦術を提案したりと軍議での提案も武将の個性が反映されたものになります。
戦術配置 |
戦術は、軍議で設置した戦術地点でのみ発動できます。
従って選択した戦術を「どの戦術地点で発動するか」も重要な要素となります。
戦術は戦場にある陣や山岳などの「戦術地点」に配置できます。
部隊の兵力や士気を回復する陣戦術の場合、効果時間が限定されています。
本陣に近い戦術地点に配置すると、確実に発動できるものの、兵力が消耗していないタイミングで発動せざるを得なかったり、発動させるために部隊を移動させる必要があったりと必ずしも意図通りでない状況で戦術を発動せざるを得ない場合も多くなってしまいます。
そのため、潰滅寸前の総大将を回復させたり、といったよりタイムリーな状況で戦術を発動するには、戦術地点が奪い合いとなるリスクを承知の上で前線にも戦術を配置する必要があります。
また、落石戦術など地形を活かした戦術の場合、敵軍に与えるダメージは多いものの、戦術の発動には、制圧後に一定の時間がかかるため、敵部隊を迎撃しながら、時間を稼ぎより効率的な発動を狙うことも必要です。
このように、戦術の実装によって増えた部隊間の駆け引きや、移動経路の選択肢をより実感できるよう、本作の采配戦闘は、従来よりも戦場を大きく使った戦いに進化しています。
反論 |
提案選択画面 |
舌戦開始 |
参軍武将と提案に反論した武将の舌戦が発生している画面です。
参軍の提案に対して、別の武将から反論が出て、舌戦へと発展することがあります。
舌戦が発生した場合、舌戦に勝利した武将の提案が採用されます。
攻城戦での部隊配置 |
攻城戦で部隊配置を行っている画像です。
攻城戦では、陣を守備側が占有しているため、攻撃側は戦術の使用でも、部隊の布陣でも不利を強いられます。
さらに守備側の場合、城内の戦術地点に戦術を配置し、城門突破後になだれ込む敵部隊を戦術で一網打尽にする、という戦略も可能です。
このように攻城戦では戦術を活用することで、新たな戦略を楽しむことができるようになりました。
野戦での部隊配置 |
野戦で部隊配置を行っている画像です。
野戦の場合、部隊を集中させ兵力による正攻法で勝負を決するか、あるいは戦術地点を制圧し敵部隊を待ち受けるか、迂回路から敵本陣に回り込むか、といった様々な戦略に応じて部隊を配置を行うことで戦況を多彩に変化させることができます。
■武将スチル
・龐統
字は士元(しげん)。
「臥龍(がりょう)」と呼ばれた諸葛亮に対して、「鳳雛(ほうすう)」と称せられた。
赤壁の戦いでは、曹操に船同士を鎖で繋げることを進言して「連環の計」を成功させる。
その後劉備に仕え、蜀侵攻に同行するが、落鳳坡にて張任らの矢を一斉に浴びて命を落とした。
※戦闘用CGを追加 |
・魯粛
字は子敬(しけい)。
元は裕福な家の出で、周瑜の推挙で孫権に仕官する。
赤壁の戦いでは降伏派が多い中、周瑜と共に主戦論を唱え、劉備軍との同盟を成功させた。
※戦闘用CGを追加 |
・呂玲綺
史実には記載が無い、架空の人物。
呂布の娘で、父親譲りの武勇を誇る。
なお、呂布には厳氏との間に娘がいた。
取り止められたが、袁術の息子との縁談があった。
※新CGに変更(戦闘) |
・楊氏
馬超の妻。渭水の戦いで曹操に敗れた馬超が冀城を占領した際、夫に従い入城した。
馬超の出陣している隙に梁寛と趙衢(ちょうく)に捕らえられ、馬超が帰城した際に馬超の目の前で三人の子と共に殺害された。
※新規 |
・羊祜
字は叔子(しゅくし)。
襄陽に駐屯して呉の陸抗と対抗し、互いの才覚を認め合う。
陸抗が晋への内通を疑われ左遷されると、呉を討つ好機と上表。
しかし、賈充らに反対され、出兵は見送られる。間もなく病気になり、杜預を後任に推薦して死亡した。
陸抗との交誼は、後に「羊陸之交」という成語となった。
※新CGに変更 |
・陸抗
字は幼節(ようせつ)。陸遜の次男。孫策の外孫。
孫休の代に鎮東大将軍となり、荊州戦線の軍事を一任される。
その際、孫皓から襄陽攻略の命を受けて晋の羊祜(ようこ)と対陣し、互いの才覚を認め合う。
後に再度襄陽攻略の命を受けるが、晋を攻めることの不利を説いたため内通の疑いを買い、軍権を奪われ降格された。
※新CGに変更 |
・程昱
字を仲徳(ちゅうとく)。曹操の参謀。
荀彧の推薦で曹操に仕え、自身は郭嘉を推薦する。
徐州侵攻中、曹操が呂布に兗州を奪われた時、荀彧と協力して三県を守り地盤を保持した。
倉亭の戦いでは「十面埋伏の計」を献策し、袁紹軍を大破。
赤壁の戦いでは火攻めを警戒するよう曹操に進言し、黄蓋の偽りの投降をいち早く見抜くが、敗戦を食い止められなかった。
※戦闘用CGを追加 |
・賈詡
字は文和(ぶんか)。
李傕(りかく)、郭汜の参謀。後に張繍、曹操に仕える。
董卓の死後、長安を奪って献帝を擁立するよう李傕らに進言。
長安奪還後は献帝のために立ち回り、献帝が長安を脱出すると張繍の配下となった。
鄒氏と懇ろになった曹操に夜襲を仕掛けるなど、曹操軍を再三苦しめるが、官渡の戦いの直前、張繍を説得して曹操に降伏。渭水の戦いでは、馬超と韓遂の仲を割く離間の計を成功させた。
※戦闘用CGを追加 |
・黄蓋
字を公覆(こうふく)。
孫堅、孫策、孫権の三代に仕える猛将で、鉄鞭の使い手。
早くから孫堅に従い、劉表との戦いでは黄祖を捕らえる。赤壁の戦いの直前、周瑜に「苦肉の計」を提案して自ら棒刑を受け、曹操に偽りの降伏を信じ込ませる。赤壁の戦いが開戦すると、投降すると見せかけて火船を突入させ、曹操の船団を焼き払った。
※新CGに変更 |
●店舗別特典
店舗名:
・GAMECITYオンラインショッピング
・Amazon.co.jp
特典内容(対象武将名):
水彩画風武将 CG 蜀セット
(劉備、関羽、張飛、趙雲、諸葛亮)
対象機種:
Windows、PS4、PS3
店舗名:
・ビックカメラグループ
・コジマ
・ソフマップ
・ビックカメラ
・ヨドバシカメラ
特典内容(対象武将名):
水彩画風武将 CG 呉セット
(孫権、孫策、周瑜、大喬、小喬)
対象機種:
Windows
店舗名:
・ゲオ
特典内容(対象武将名):
水彩画風武将 CG 魏セット
(曹操、夏侯惇、夏侯淵、張遼、王元姫)
対象機種:
PS4、PS3
※店舗別特典は、後日有料配信する予定です