プレイレポート
[TGS 2016]パーフェクトワールドの「夢間集」をプレイレポート。Live2Dでヌルヌル動いて微笑む美男子は想像以上に眩しかった
本作は,中国で人気の武侠小説を原作とした女性向けゲームで,記憶を失った主人公が,旅の途中で出会うパートナー達と協力して自身の記憶を見つけていく物語が描かれる。スタミナを消費してステージの敵を倒すと,進めるステージが増えメインストーリーが進行していく。物語中で仲間にしたパートナーキャラでデッキを組み,次々にステージをクリアしていくという,日本のスマホゲームでもおなじみのゲームサイクルが採用されている。
バトルでは,デッキに組み込んだキャラクターが順に攻撃を仕掛けるオートシステムを採用し,プレイヤーは効果的なタイミングで必殺技を発動することでバトルに介入できる。絶賛開発中ということもあり,ゲームバランスがやや荒削りな印象ではあったが,オートでバトルが進行してくれるおかげで,つまずくことなくゲームシステムを理解できた。
なかでも,パートナーとの一体感を味わえる「修練」のシステムが興味深かった。修練は,プレイヤーとパートナーキャラが手の平を合わせることで能力がアップするというシステムで,一種のミニゲームのようなものだ。
プレイヤーは,2本の指で規則的に動く光のエフェクトをなぞっていく。うまく光をなぞると,パートナーキャラの手が一緒に動き,修練成功となる。2人で同じ動きをしなければ成功しない,一種の二人三脚のような一体感が味わえ,プレイしながら「フフフッ」と笑みがこぼれてしまった。かわいらしい青年とガラス越しに触れあえるシチュエーションは,ついついニヤニヤしてしまうものなんですね。
女子をニンマリとさせる微笑ましい要素ではあるが,光のエフェクトは左右の手で違った動きを要求されるパターンもあり,成功させるには慣れとコツが必要そうだった。
本作をプレイするうえでとくに注目したいのが,パートナーキャラの滑らかな動きと豊かな表情だ。画面に映るキャラクター達は,どのシーンを切り取っても,まるで生きているかのように息づいている。風にそよぐ髪,赤らむ頬,微笑む口元……細かな部分まで作り込まれたアニメーションからは,作り手の強いこだわりを感じるほどだった。
会場にいたスタッフにキャラクターのアニメーションについて話を聞いたところ,登場キャラクターはLive2Dの描画技術を利用し,それぞれに異なった動きを付けているとのこと。加えて,声優陣によるボイスを先に収録し,演技から感じるテンションに合わせ,キャラクターに表情や動きを当てているという。声に合わせてアニメーションを付けたからこそ,より豊かな表情に仕上がっているのだ。
本作は今後,中国で配信を開始し,機を見て日本でもリリースする可能性があるとのこと。TGS会場に足を運んだら,本格的な日本上陸を前に本作に触れてみるといいだろう。
4Gamerの東京ゲームショウ2016特設サイト
Copyright(C)2006 C&C Media Co., Ltd. All Rights Reserved.
(C)Perfect World Co., Ltd. All Rights Reserved.
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