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[TGS 2019]自分で描いた“かいぶつ”と冒険するアクションアドベンチャー「アッシュと魔法の筆」のプレイインプレッションをお届け
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印刷2019/09/12 14:51

プレイレポート

[TGS 2019]自分で描いた“かいぶつ”と冒険するアクションアドベンチャー「アッシュと魔法の筆」のプレイインプレッションをお届け

 2019年10月10日の発売が予定されているPlayStation 4向けアクションアドベンチャー「アッシュと魔法の筆」が,東京ゲームショウ2019(以下,TGS 2019)のPlayStationブース内にプレイアブル出展されている。会場での試遊時間は約15分となっているが,今回は事前にTGS版のビルドをじっくりプレイできたので,デモで体験できる内容を紹介しよう。

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 PixelOpusが開発する本作は,“描く楽しさ”と“勇気”をテーマにしたファンタジーアクションアドベンチャーだ。空も町もどんよりと寂れた港町「デンスカ」を舞台に,主人公の少年アッシュと,彼が持つ魔法の筆によって生み出される“かいぶつ”との絆が描かれる。

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 このゲームのキーワードになるのが「魔法の筆」だ。プレイヤーはこの筆を使って,建物の壁などに絵を描いていくわけだが,この筆で描かれた景色や生き物(かいぶつ)には生命が吹き込まれ,ひとりでに動き出すようになる。そうして命を与えられた絵画とともにギミックを解き,デンスカの活気を取り戻していくのだ。

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 TGS版のビルドでは,第2章のステージ「漁村」を舞台にした物語がプレイできる。前述したとおり本作では,自分の描いた絵で町が元気になっていくという,とても心温まる冒険が繰り広げられていくわけだが,絵心のなさを自覚している筆者としては,活気を取り戻すどころか,逆にポストアポカリプス的な状況に追い込んでしまうのではないかという不安でいっぱいだった。ところが実際にプレイしてみると,そんな筆者でもそれなりの絵を描けてしまうのである。

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 というのも本作は,いちから絵を描くわけではなく,実際のところは“絵のパーツ”を組み合わせて1つの絵を完成させていくので,絵心はあまり関係ないのだ。もちろん,パーツを選ぶだけだと味気なく感じるため,実際にはDUALSHOCK 4を動かし,ジャイロで検知した動きによって絵が描かれていく仕組みになっている。感覚としてはブラシツールに近く,この操作のおかげで,自分で絵を描いているという手応えがしっかりと味わえるわけだ。

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 そうして描かれた“かいぶつ”達は,壁の中を自分の意思で動き回る。ほかの壁に景色を描いて彼らの行動範囲を広げてあげたり,一緒に遊んであげたりすることで,お返しとして彼らの特別の力である「スーパーペイント」を借りられるといった具合だ。
 ステージには,普段どおりに絵を描けない青黒く光った壁があり,スーパーペイントはそういった場所で活躍する。筆アイコンのゲージがある程度チャージされているならば,ここで使えば,いつもよりも派手に絵を描いて,“かいぶつ”の行動範囲を大きく広げられるのだ。

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 このように,好きなように絵を描いているだけでゲームが進んでいくのであれば実に平和的なのだが,アッシュは町のいじめっ子達に目をつけられており,彼らに見つかると追いかけれ,しまいには筆を取り上げられてしまう。そうならないように,ステルスやパルクールを駆使するといった場面もあり,こういったアクション性がゲーム進行における良いアクセントになっている。

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 TGS版のビルドで体験できる要素は以上となるが,内容が十分すぎるほど詰め込まれているので,一度プレイすれば本作の魅力や自分のプレイとの相性も判断できるだろう。ちなみにPlayStationブース内では,本作のVRモードが遊べるビルドも出展されており,PlayStation Moveモーションコントローラ2本を使って,ペイントなどが楽しめる。興味のある人は,こちらもぜひプレイしてほしい。

「アッシュと魔法の筆」公式サイト

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