「パワプロチャンピオンシップス2017」の全国決勝大会が開催。「パワプロ」2タイトルと「プロスピA」のNo.1プレイヤーが決定

　KONAMIは2018年1月6日，同社の野球ゲームのイベント「パワプロチャンピオンシップス2017」の全国決勝大会を，千葉・幕張メッセにて開催した。

　本イベントでは，「実況パワフルプロ野球 チャンピオンシップ2017」（PS4 / PS3 / PS Vita）を用いたパワプロ ゲームソフト部門，スマートフォンゲーム「実況パワフルプロ野球」（iOS / Android。以下，パワプロアプリ）を用いたパワプロアプリ部門，そして「プロ野球スピリッツA」（iOS / Android。以下，プロスピA）を用いたプロスピA部門の決勝大会と，プロ野球選手をゲストに招いたステージイベントなどが行われた。

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パワプロチャンピオンシップス2017 特設サイト

　パワプロ ゲームソフト部門の決勝大会に出場したのは，全国4地区で行われた地区大会を勝ち抜いたプロ野球12球団の各チーム代表選手と，特別オンライン枠選抜大会に勝ち残った4名の計16選手。その中からFINALまでコマを進めた東北楽天ゴールデンイーグルス代表のマエピー選手と，特別オンライン枠のぶんた選手が，「実況パワフルプロ野球 チャンピオンシップ2017」のNo.1プレイヤーの座を懸けて6イニングを戦った。

特別オンライン枠 ぶんた選手

東北楽天ゴールデンイーグルス代表　マエピー選手

　試合の前半は1回裏にホームラン，さらに3回裏に得点を重ねたマエピー選手が2-0で優勢に。一方，マエピー選手の守備の堅さに思うように得点できなかったぶんた選手も4回表でようやく1点を返し，6回表にはノーアウト2塁のチャンスを迎えた。しかし，ぶんた選手はチャンスを活かしきれず，結果，2-1でマエピー選手の優勝となった。


　パワプロアプリ部門の決勝大会に出場したのは，全国4地区で行われた地区大会を勝ち抜いた8名と，オンライン選抜枠2名，そして当日予選を勝ち抜いた2名の計12選手。その中からFINALを戦ったのは，札幌地区大会 準優勝のしょーご選手と，オンライン選抜枠のやすし選手である。

札幌地区大会 準優勝 しょーご選手

オンライン選抜枠　やすし選手

　試合のルールは，「パワプロ王座決定戦」のサクセス部門で選手を育成し，その選手で3本勝負をプレイしたときの合計スコアが高いほうの勝ちというもの。サクセス部門終了時には，やすし選手が8613ポイント，しょーご選手が8400ポイントと僅差となった。
　続く3本勝負のうち，バント勝負はやすし選手が19ポイント上回り，スコア差を232まで広げるも，しょーご選手も負けておらず，的当て勝負でスコア差を72ポイントまで縮めた。


　まさにどちらが優勝してもおかしくない展開となったが，最後のヒット勝負では5枚抜きを2回成功させたやすし選手が合計スコア1万8843ポイントをたたき出し，1万7535ポイントのしょーご選手を下した。


　プロスピA部門の決勝大会に出場したのは，全国4地区で行われた地区大会を勝ち抜いた7名と，オンライン選抜枠2名，そして当日予選を勝ち抜いた3名の計12選手。その中からFINALに進出したのは，当日予選2位のエイリアン選手と，当日予選3位のあーる選手の2人となった。

当日予選3位 あーる選手

当日予選2位 エイリアン選手

　試合のルールは，プロスピA「チャンピオンシップ」モードの全10ステージにチャレンジして総スコアを競うというもの。各ステージには，プレイの難度を左右する3段階の「特別ルール」が用意されており，高難度になるほど高いボーナスを得られる。
　またステージクリアに3回失敗するとゲームオーバーとなり，負けが確定してしまう。


　ステージ4終了の時点では，エイリアン選手が1万250ポイント，あーる選手が1万50ポイントで，それぞれステージクリアを1回失敗しているという拮抗した状態となった。
　そんな中，エイリアン選手がステージ5でスコア差を800ポイントまで広げ，さらにステージ6では相手ピッチャーに1打席で6球以上投げさせる特別ルールをクリアし，スコア差を一気に6000ポイント以上に広げた。
　何とか食らいつき，逆転を狙いたいあーる選手だったが，ステージ7，8と連続でクリアに失敗。結果，エイリアン選手が勝利し，優勝となった。


　表彰式にて，パワプロシリーズのエグゼクティブディレクターを務めるKONAMIの谷渕 弘氏は，「パワプロもプロスピも，野球がなければ成り立たない」と野球業界の関係者に感謝の意を示すとともに，大会出場選手を含めた各タイトルのプレイヤーに「我々が作ったゲームを遊んでいただくことで，初めてこうしたイベントを開催できる。プレイしてくださった皆さんが主役です」と賛辞を送った。
　最後に谷渕氏は，「e-Sportsを通じて，新しい友達ができるなど世界が広がるという感想が寄せられています。2018年は，そうした部分をパワーアップできる環境を用意して，皆さんに新しいパワプロチャンピオンシップスをお届けします」と意気込みを述べて，イベントを締めくくった。

左から，イベントのMCを務めたアナウンサーの松本佳世さんおよび漫才コンビ・ますだおかだの岡田圭右さんと増田英彦さん，表彰式にてプレゼンターを務めたお笑いコンビ・アンジャッシュの渡部 建さん，パワプロシリーズ エグゼクティブディレクター 谷渕 弘氏

発売日が2018年4月26日に決定したことが発表となったシリーズ最新作「実況パワフルプロ野球2018」（PS4 / PS Vita。関連記事は［こちら］）を，プロ野球選手がプレイする一幕も。登壇したのは広島東洋カープ 岡田明丈選手，横浜DeNAベイスターズ 今永昇太選手，読売ジャイアンツ 宇佐見真吾選手，中日ドラゴンズ 小笠原慎之介選手，福岡ソフトバンクホークス 田中正義選手，埼玉西武ライオンズ 森 友哉選手，北海道日本ハムファイターズ 上沢直之選手，千葉ロッテマリーンズ 有吉優樹選手の8名。田中選手と岡田選手は本作の新要素となるVRモードを体験した

プロ野球選手と球団マスコットが，来場者に「最高に盛り上がる応援方法」を伝授する応援練習のコーナーも設けられた

会場では，大会種目となったタイトルのミニトーナメントが開催され，プロ野球選手と球団マスコットも参加していた

「実況パワフルプロ野球2018」のVRモードを体験できるコーナーも設けられ，賑わいを見せていた

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