「Identity V」1周年記念公式オフラインイベントをレポート。新ハンターや「ペルソナ5」とのコラボ発表，エキシビションマッチなどで盛り上がる

　2019年7月15日，NetEase Gamesは，非対称対戦型マルチプレイゲーム「Identity V」（アイデンティティ5，中国名は第五人格。iOS / Android / PC）の公式オフラインイベント「Identity V 1周年感謝祭〜Japan Carnival 2019〜」を，東京都内のAKIBA SQUAREにて開催した。

　本イベントは，Identity Vの国内サービスが1周年を迎えたことを記念したもので，これまでに福岡，札幌，大阪の3都市で実施済み。最後の開催地となる東京会場の入り口には，各会場の参加者からの寄せ書きが綴られたメッセージボードが設置されており，足を止めて見入るファンの姿も見られた。

東京会場にもメッセージボードが設置され，多くのファンが作品への思いを書き込んでいった

　会場内は日本の夏祭りをイメージした作りになっており，プレイエリアには縁日でおなじみの輪投げや射的，ヨーヨー釣りなどを無料で楽しめる5つの屋台が展開されていた。いずれも景品としてIdentity Vのオリジナルグッズがもらえるようになっていた。

入場するとまず「第五人格夏祭り」と書かれた提灯が視界に飛び込む

　好成績を出すとよりレアなグッズがもらえることもあり，どの屋台にもたくさんの列が形成されていた。中には浴衣や甚兵衛をまとった来場者もおり，場内はまさに夏祭りのような賑わいを見せていた。

屋台「幸運児のダイス」では，人気実況者のまる丸さん幸運児役を務めていた

さまざまなIdentity Vグッズが並ぶ物販ブースも屋台に

　また，Identity Vの世界観をイメージしたセットで写真を撮影できるフォトスポットや，オリジナルフードを食べられる和風カフェなど，ゲームの世界観を味わえるエリアも用意されていた。さらに，本作のキャラクターに扮した公式コスプレイヤーが会場中におり，Identity Vの魅力を全身で体感できる空間となっていた。

フォトスポットは2種類。テーブルとロケットチェアがそれぞれ用意されており，コスプレイヤーたちと写真を撮ることができた

Identity Vをテーマにしたさまざまなメニューが並ぶカフェには常に行列ができていた

会場の各所に設けられた「第五人格アート展」コーナーでは，1周年記念イラストコンテストの応募作品が多数展示されていた

日本代表チームと人気YouTuberによる白熱のエキシビションマッチ

　会場中央のメインステージでは，ステージイベントとして「Identity V 荘園夏祭り SPマッチ」が開催された。

（写真左から）MCの絶対死なないマンさんと夜代太郎さん。全会場に参加した夜代太郎さんも，500人を超えるファンの熱気に驚きを見せる

　このステージイベントは，4月に上海で開催された世界大会「CALL OF THE ABYSS II グローバルフェスティバル」に，日本代表として出場した「Alexさん大好き」「第五神格」が，ゲストプレイヤーや来場者とエキシビションマッチをくり広げるというものだ。

「Alexさん大好き」のメンバー。（写真左から）Kudryavkaさん，あっと煌♣さん，ラオリーさん，現役日大生さん。さらにNozomi.さんが自宅から参戦する

「第五神格」のメンバー。（写真左から）逃さずの石橋さん，どいっち.jpさん，まえけんさん，マジふだーさん，おんなのこさん

　この日本代表チームと戦う最初の対戦相手は，ゲストYouTuberによる感謝祭特別チーム「第五動物園」。ゆるい空気が漂うPVと入場曲で登場し，会場の笑いを誘った。

「第五動物園」のメンバー。（写真左から）やトさん，もしうささん，柊ありす.さん，とわわわさん，伝説のDさん，しょうぐんさん，かてぃさん

第五動物園の助っ人して参加するWolfさん（写真中央）。同チームにはユッカさん，ルイ幹雄さんが会場外から参加した

　日本代表チームと第五動物園チームによるエキシビションマッチ第1戦は1試合2ゲーム制が取られ，前半・後半に分かれてハンターとサバイバーを交互にプレイし，試合ごとの生存数によるポイントで勝敗を決定する方式で行われた。先に2試合を先取したチームが勝利となる仕組みだ。

　両チームの実力は伯仲しており，1試合めの前後半戦はポイント同数の引き分けになった。2試合めの前半戦でも2人脱出・2人脱落で点差は開かず，緊張感のあるバトルが続く。


　しかし2試合めの後半戦，戦況が大きく変化する。第五動物園のメンバー，とわわわさんの操るリッパーが精度の高い先読みで的確に攻撃を当ててサバイバーを捕らえていき，完全勝利を達成。一気に5ポイント差をつけていく。

2試合めの後半戦で見事な勝利を見せた小学生プレイヤー，とわわわさん。「全吊りできて嬉しいです」と，満面の笑みで喜びを語った

　勢いに乗った第五動物園チームは，そのままの勢いで3試合めでも全員脱出を決める。日本代表チームにも負けない実力を見せつけ，見事勝利を果たした。

勝利に湧く第五動物園チーム。賞品として，各々に好きなグッズ1点と1万円分のAmazonギフト券が贈られた

　エキシビションマッチ第2戦は日本代表チームと来場者選抜チームが激突。1試合先取で行われたが，前後半戦ともに日本代表チームがゲームを支配し，文句なしの結果で勝負を制した。

来場者選抜チーム。（写真左から）yuchiruさん，ももさん，ヴィクターさん，おいよさん，ひぃーすけさん

後半戦では来場者選抜チームの幸運児が通信の影響か予想外の動きを連発し，会場を湧かせる場面もあった

「ペルソナ5」コラボなど新情報が多数発表

　イベントの最後を飾るステージ「Identity V 情報局」では，プロデューサーを務めるパン・シライ氏が登壇。4つの重大発表項目が書かれたボードがステージ上に登場し，会場の要望が大きいものから順に発表が行われた。


　1つめは新ハンターの「マリー」だ。彼女はフランス革命で処刑されたマリー・アントワネットをモチーフにしており，鏡と関係したスキルを使用するとのこと。


　2つめに発表されたのは，新サバイバーとして登場する「バーメイド」。所有するスキルは「お酒に関係したもの」になるという。ストーリーは今後公式Twitterで発表される予定だ。


　3つめは，新たなゲームモード「21モード」が発表された。このモードでは，サバイバーがハンターに変化したり，その逆のことが起こったりするとのこと。PVではカードを選択する場面や，ブラックジャックになぞらえた数字の描かれたカードが並ぶ場面が見られた。気になる実装時期は今秋が予定されているとのこと。


　そして4つめは，アトラスの人気RPG「ペルソナ5」とのコラボが発表された。会場で上映されたPVでは，ジョーカーとモルガナの姿を確認できた。



　また，このステージでは，新情報を発表するたびにルーレットを回し，出た目の報酬を全ユーザーにプレゼントする企画も開催されていたのだが，その中で起きたとある出来事にも触れておきたい。

　それが起きたのは，コラボ情報の発表後に行われた4回めのルーレット。だんだんと勢いを弱めるルーレットが欠片200に止まりかけたその瞬間，シライ氏がおもむろに停止位置をずらし，配布報酬を宝箱5個へとグレードアップしたのである。このサプライズに会場からは大歓声が上がり，割れんばかりの拍手が鳴り響いた。

シライ氏がルーレットに手をかけた決定的瞬間。3回めまでの報酬と合計し，欠片400個と宝箱10個が最終的な配布アイテムとなった

　Identity V 情報局の終了後には，来場者全員による記念撮影が行われ，無事にステージイベントが終了。その後も多くの来場者が会場に残り，最後までイベントを遊び尽くしていた。

会場で配布されたノベルティグッズ

　今回のイベントには500名ものプレイヤーが参加し，全国4都市を巡るイベントのフィナーレにふさわしい盛り上がりを見せた。この数は昨年末に都内で開催された公式オフラインイベントを大きく上回っており，Identity Vファンの輪の広がりと熱気の高まりを感じさせられた。

　こうしたオフラインイベントを通じてファン同士の交流を活性化させ，ゲームの人気につなげていった作品は少なくない。1周年を迎え，ますます勢いを増していくIdentity Vの今後に注目していきたい。

「Identity V」公式サイト

「Identity V」ダウンロードページ

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