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サバイバーとハンター2つの視点で描かれる「Identity V STAGE Episode1『What to draw』」が公演中! 出演陣に意気込みを聞いた
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印刷2019/12/03 12:00

インタビュー

サバイバーとハンター2つの視点で描かれる「Identity V STAGE Episode1『What to draw』」が公演中! 出演陣に意気込みを聞いた

 2019年11月29日,都内のサンシャイン劇場にて,舞台「Identity V STAGE Episode1『What to draw』」の幕が開けた。

 本公演は,NetEase Gamesの非対称対戦型マルチプレイゲーム「Identity V」(アイデンティティ5,中国名は第五人格。iOS / Android / PC)の舞台化作品で,2019年11月29日から12月8日まで上演される。第1弾となる今作では,お当番としてサバイバーの納棺師「イソップ・カール」と,ハンターの写真家「ジョゼフ」を中心とした物語が展開される。


■IdentityV STAGE Episode1『What to draw』あらすじ

画像(012)サバイバーとハンター2つの視点で描かれる「Identity V STAGE Episode1『What to draw』」が公演中! 出演陣に意気込みを聞いた

とある夜。一人の納棺師が、荘園の門をくぐる。
招待状を手掛かりにこの地を訪れたという彼は、
先住者たちから信じられないことを教わるのだった。

その一、
この荘園からは二度と出られない。
その二、
恐ろしいハンターを相手にした
特別な『ゲーム』が毎日開催されている。
その三、
『ゲーム』への招待状が届いたら参加は決定。逃げられない。

覚悟も準備もなく巻き込まれることとなった納棺師は、
初めてのゲームで冷徹なハンター、
写真家ジョゼフと出会うのだった。



 公演はハンター編とサバイバー編,特別公演の3パターンが用意されており,ハンター編ではジョゼフ,サバイバー編ではイソップの視点でそれぞれ違った物語の一面が描かれていく。さらに,特別衣装&コメディー回となる特別公演でも,ハンター編とサバイバー編に分かれ上演される。

「Identity V」は,フィールドからの脱出を目指す4人のサバイバーと,それを阻止する1人のハンターに分かれて戦うスマホ・PC向けタイトルだ
画像(021)サバイバーとハンター2つの視点で描かれる「Identity V STAGE Episode1『What to draw』」が公演中! 出演陣に意気込みを聞いた

 ちなみに,本作の舞台化は発表直後から多くの話題を呼び,すでに舞台チケットは全公演分が完売している。なぜそこまで話題になっていたのか……。それはおそらく,「Identity V」の作風にあるところが大きいと思う。
 「Identity V」は,ハンターまたはサバイバーのキャラストーリーを推理し,その推理を開放していくことで彼,彼女らの過去が垣間見えるようになっている。だがしかし,正直それを読んでもすべてが分かるわけではない。そのため,多くのプレイヤーのなかでも「実はこうなんじゃないか?」と,憶測や考察がされているのだ。

 そんな「Identity V」のあるようでなかった“物語”が,舞台上でくり広げられるというのだから,いったいどんなストーリーになるのか。気になるのはもはや必然である。なお舞台制作側からは,発表当初より,「本舞台劇は、ゲーム原作『Identity V』の許諾を取得しておりますが、原作の内容とは関わらず、舞台化のための独自の創作も行っております。原作ゲームの設定、世界観、ストーリーとは異なる部分もございますので、予めご了承ください。」という注意喚起がなされていた。

 また,先日掲載したNetEase GamesのIdentity V開発チームのインタビュー記事からも分かるように,舞台は「Identity V」から生まれた1つの派生作品であると考えていいようだ(関連記事)。つまり舞台で描かれる物語,キャラクターがすべて正解なのではなく,新たな可能性を感じさせる作品として楽しんでほしいというものだ。

 前置きが長くなってしまったが,今回4Gamerでは,そんな注目される舞台「Identity V STAGE Episode1『What to draw』」の出演キャスト5名に話を聞く機会を得た。
 対象は平井雄基さん(納棺師/イソップ・カール役),五十嵐啓輔さん(写真家/ジョゼフ役),橘 りょうさん(幸運児役),鈴木麻祐理さん(医師/エミリー・ダイアー役),藤白レイミさん(庭師/エマ・ウッズ役)。舞台への意気込みや,見どころをうかがったので確認してほしい。

写真左より,橘 りょうさん,五十嵐啓輔さん,平井雄基さん,鈴木麻祐理さん,藤白レイミさん
画像(010)サバイバーとハンター2つの視点で描かれる「Identity V STAGE Episode1『What to draw』」が公演中! 出演陣に意気込みを聞いた


舞台「Identity V STAGE Episode1
『What to draw』」
そのストーリーとキャラクターの見どころとは?


4Gamer:
 本日はよろしくお願いします。さっそくですが,みなさんのご出演が決まる前から「Identity V」を遊んでいた人はいらっしゃったりしますか。

平井雄基さん(納棺師)
画像(005)サバイバーとハンター2つの視点で描かれる「Identity V STAGE Episode1『What to draw』」が公演中! 出演陣に意気込みを聞いた
平井雄基さん(納棺師/イソップ・カール役。以下,平井さん):
 僕は友達に勧められて遊んでました。友達数名と電車に乗っているときに,ふと隣を見たらみんな同じゲームを遊んでいて,その流れで。

橘 りょうさん(幸運児役。以下,橘さん):
 僕もリリース当初から遊んでたんですが,一時期やらなくなった期間もあり,今回の舞台をきっかけにまた始めた感じです。

平井さん:
 最初は絵のタッチとか,サバイバーがロケットチェアに縛られて飛んでいくときの断末魔が怖かったです・・・・・・。

五十嵐啓輔さん(写真家/ジョゼフ役。以下,五十嵐さん):
 めっちゃ分かる。ハンターが近づいてくると,心臓の音がドクンドクンってだんだん大きくなるじゃないですか。夜に1人で,「もう嫌だ〜」って思いながら遊んでました(笑)。僕はハンター役でよかったなと。

平井さん:
 ゲームの心臓音にあわせて,自分の心臓まで早くなりますよね。

橘さん:
 僕は「Identity V」と似たホラー系のゲームはいくつか遊んだこともあったので,結構平気でした。むしろちょっとポップな感じだなって。

4Gamer:
 それも分かります。ホラーだけど慣れると可愛くも見えてきますし。鈴木さんと藤白さんはどうでした?

鈴木麻祐理さん(医師/エミリー・ダイアー役。以下,鈴木さん):
 やっぱり怖かったですね。操作にも慣れてなくて,最初は開始3秒くらいで捕まってしまいました(笑)。

藤白レイミさん(庭師/エマ・ウッズ役。以下,藤白さん):
 私もチュートリアルが終わるまでがとても長く感じました。早く友達とマッチングして楽しみたいのに,怖いし,終わらないしで。偶然にも周りに「Identity V」を遊んでいる人が多かったので,教えてもらいながら遊びました。

鈴木さん:
 右手と左手のコントロールが難しくない?

藤白さん:
 そうそう。しかもタイミングも難しいんですよ。ハンターとの間に板を置きたいのに,手前で倒しちゃってハンターと2人きりになったり。

一同:分かる,分かる。

藤白さん:
 それで恐怖の一撃を食らっちゃう。くじけそうになりながらも,今ではたまにですけど60秒くらいチェイスできるようになりました。

4Gamer:
 ちなみにみなさんプレイする際は,ご自身が演じているキャラクターを使いますか? それとも別のキャラを? ぜひ正直に……。

平井さん:
 コンディションがいいときは基本,納棺師を使っています。でも手の動きが鈍かったり,今日いまいちだなってときは祭司が多いですね。祭司は「扉の鍵」があるので使いやすいです。

※「扉の鍵」は祭司が所持しているアイテムで,障害物を通り抜けられる道を一直線上にのみ作れる。

五十嵐啓輔さん(写真家)
画像(007)サバイバーとハンター2つの視点で描かれる「Identity V STAGE Episode1『What to draw』」が公演中! 出演陣に意気込みを聞いた
五十嵐さん:
 サバイバーだと僕も祭司かなあ。次に曲芸師で,最近は救助キャラもいいなと思って,カウボーイとオフェンスを練習しています。ハンターで遊ぶときはもちろんジョゼフ。

鈴木さん:
 私はずーっと医師です。演じるからというのもあるんですけど,自分で何度でも自己治癒できるのは強いと思います。一度別のキャラを選んでみたんですけど,ダメージを受けたとき「あ,今自分で治せないんだ」と思ったら医師の偉大さに気付きました。

藤白さん:
 麻祐理ちゃんと一緒に遊んでいると,(ゲーム内で)すれ違うときいっつも治療しているんですよ。ゲートはもう開いてるから逃げればいいだけの場面でも!

鈴木さん:
 とりあえず万全な状態に戻ろうって意識が働いて(笑)。少しでもやられたらすぐ治療しちゃいます。あの注射器を持っているというのが安心感ですよね。たまに箱を漁って冒険家の「旅行記(本)」を持つこともあるんですけど,基本は注射器を常用してます!

藤白さん:
 常用(笑)。私もやっぱり庭師を使っています。

五十嵐さん:
 庭師は使いやすくなったよね。「パパの加護」がついてるし。

藤白さん:
 それに日本の全国大会でも活躍していて。

4Gamer:
 「Identity V Championship日本大会」でしょうか。チェックされてたんですね。

藤白さん:
 はい。もうかなり盛り上がりましたよ!

五十嵐さん:
 僕も感動して泣きそうになりました。

藤白さん:
 最近,カウボーイとの連携プレイを練習しているんです。カウボーイ役の田中晃平くんがとっても救助が上手で,誰かが吊られたら庭師が椅子を壊して,ハンターが椅子を直すためにサバイバーを下ろしたときに,カウボーイが縄で助ける……という。

五十嵐さん:
 晃ちゃん,めっちゃうまいよね。カスタムで一緒に対戦してるとき,ハンターの僕が一瞬チェアから目を離した隙に,捕まえたはずのサバイバーがいなくなっているんです。

4Gamer:
 それが成功したら最強のタッグですね。橘さんはどのキャラを使うことが多いですか?

橘さん:
 この流れなんですけど,正直に言っていいですか。僕は幸運児役なんですけど・・・…すみません,野人を使っています!

一同:(笑)。

橘さん:
 もちろん使うこともありますが,幸運児は上級者向けだなと。僕は今のところ幸運児でうまく立ち回れないので,ランク戦のときは必ず野人にして,イノシシに乗って走り回ってます。楽しいです。

五十嵐さん:
 野人も珍しいけどね!

藤白さん:
 確かに(ランク戦では)あまり見ないかも。みんなで遊んでいるとき,「ゲージが溜まるからあと5秒待って!」とか言ってますもんね。

鈴木さん:
 そもそも知らない人たちが集まって,ゲームしてる感覚が面白いですよね。コメントしあったり,いいねを押したり,ゲームを始めたときは感動しました。

藤白さん:
 試合中は定型文のチャットしかないけど,つながっている感じがしていいよね。

五十嵐さん:
 最初は「解読に集中して!」ってコメントされたときに,怒られてるのかと思いました。でも違って,場所を教えてくれてるんだなと。

藤白さん:
 試合が終わったあとに感想を言い合えるのもいいですよね。

4Gamer:
 みなさん楽しんでプレイされているのが伝わってきます。各キャラクターにはキャラクターストーリーがありますが,それだけでは読み解けない部分が多いと思うんです。役を演じるうえで何か参考にされたものはありますか。

五十嵐さん:
 僕は,YouTubeなどで実況者さんたちが考察している動画を見て,こういう見方もあるんだなといろいろな視点を探しました。

平井さん:
 僕も動画ではないですがネット上で調べました。「これだ!」ではなく,いろいろな考えを知ることで演技に幅を持たせたいと思いました。

鈴木さん:
 諸説ありますからね。私もYouTubeやネットで調べて参考にしました。私の場合,エミリーは医師という職業で,かつサバイバーのなかでは年上のおねえさん的なポジションだと思ったので,みんなを見守りながら芯の強い女性を演じたいです。

藤白レイミさん(庭師)
画像(002)サバイバーとハンター2つの視点で描かれる「Identity V STAGE Episode1『What to draw』」が公演中! 出演陣に意気込みを聞いた
藤白さん:
 私はいろいろ調べたなかで,まずはエマちゃんの心を理解しようと思いました。いつもの私は,積極的にみんなを誘ったりできないタイプなんですけど,少しでもエマちゃんに近づきたくて,今回の現場には自分から輪を広げる気持ちでいこうと。

五十嵐さん:
 僕の稽古入りがみんなより遅かったんですけど,稽古場に入る前から藤白さんがカンパニーのみんなと「Identity V」で遊んでいるなかに招待してくれて,すぐ打ち解けられました。お陰で現場入りしたとき,みんなとはじめましてな感じじゃなかったです。「あ,こないだは助けてくれてありがとうございます」「ナイスなチェイスでした!」みたいな。

藤白さん:
 五十嵐さんのこともそうですけど,エマちゃんらしいことができたのかなと! エマちゃんのお陰で,「みんなで仲良くしようよ!」って優しい気持ちが芽生えてきて,新しい自分に出会えたと思っています。

 あとは,そういう明るい部分もあるけど,ちょっと狂気めいた内面の部分もあるんじゃないかとか,弁護士さん,泥棒さんとの関係性が強いのでそのあたりを舞台では出していきたいです。ネットだけじゃなく荘園旧友組でも話し合いましたよね。キャラストーリーが出ているぶん,いろいろと考察できますし。

※「荘園旧友」は,幸運児,医師,弁護士,庭師が持つ外在特質で,ゲーム熟練者である

4Gamer:
 例えばどんな話ですか?

藤白さん:
 キャラクター同士のつながりだったり,お互いの想いだったりを,どうしたら舞台上で表現できるかなど話しました。今回はイソップとジョゼフの当番回なので,ほかのサバイバーやハンターたちはメインとしてピックアップされているわけではありません。ですが,その分,細かなところで少しずつでもキャラクター性を感じていただける部分を作ろうと話し合いました。

鈴木さん:
 観に来てくださるみなさんには,要所要所に散りばめられているほかのキャラクターの細かな言動にも注目してもらえると,より楽しんでいただける気がします。

藤白さん:
 舞台だからこそ「こうだったらいいのに」「こうなんじゃないか」が,表現できることもあります。台本にそいつつも,キャラクターの細かい部分はキャスト同士でも話し合っていますね。ただ,幸運児はキャラストーリーがないので・・・・・・。

橘 りょうさん(幸運児)
画像(006)サバイバーとハンター2つの視点で描かれる「Identity V STAGE Episode1『What to draw』」が公演中! 出演陣に意気込みを聞いた
橘さん:
 想像の域でしかないんですよね。ですが幸運児としてのポジションをいろいろ相談して,突破口になったのが“一般人でいること”でした。幸運児はプレイヤーがまず最初に出会うサバイバーで,「不思議の国のアリス」でいうところの白ウサギであり,アリスでもあり,周りのキャラクターが異質なぶん,とにかく普通でいてくれるのがいいと。
 そう言われて,なるほどなあと思いました。まだ少ないですが今までの役者人生のなかで,“普通”を演じるほうが少なかったので,新しいチャレンジをさせていただいています。

4Gamer:
 物語についても伺いたいのですが,ハンター編とサバイバー編ではそれぞれどういった内容が見られますか。

平井さん:
 ハンター編はジョゼフ,サバイバー編はイソップが中心となり,彼らの過去や抱える想いがそれぞれの視点で描かれていきます。本筋のストーリーは1本なのですが,見え方が違ってくるんです。

橘さん:
 サバイバー編は「成長物語」になってますよね。各々バラバラだったものが最終的に一致団結するのか? しないのか? という展開に注目してほしいです。ハンター編の視点では,見え方がまた変わってくるので楽しんでほしいですね。

五十嵐さん:
 本筋は同じなのに,台本を読んで全然違うストーリーに感じました。ゲームでは美しくて凜とした印象のジョゼフだったんですけど,舞台のハンター編では,「こんな姿見せちゃうの?」と意外な面を見せてくれます。それはサバイバー編でもなんとなく感じると思うんですけど,ハンター編ではより繊細に描かれ,理由も分かるような構成になっています。

藤白さん:
 サバイバー編だと会話シーンが多かったキャラクターが,ハンター編のほうではチェイスシーンが描かれているなどの違いもあります。それぞれ視点が違うぶん,フィーチャーされるシーンが違ってくるんです。

五十嵐さん:
 チケットは完売しているんですが,もしディスク化されたら絶対に両方観てほしいですね。

平井さん:
 間違いないね。もちろん,片方だけでも完結しているので安心してください。

4Gamer:
 すごく気になります。そういえば先日,AGF2019と同時開催されていたステージイベントでは,パルクールのような技を披露されてましたよね。そんな激しいチェイスも?

AGF2019と同時開催されていたステージイベントでは,傭兵役の才川コージさんがチェイスを披露したり,探鉱者役の須賀京介さんが,「磁石はパニクったら投げるもの」と名言(?)を出したりと,大いに盛り上がったようだ
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平井さん:
 傭兵役の才川コージくんは,パルクールの経験者なんです。宙を舞っていてすごいんですよ。

五十嵐さん:
 彼は重力に反してます! ジョゼフは飛ばないですけど,ハンター側ではルキノが大ジャンプを見せてくれるので楽しみにしてほしいです。

平井さん:
 ちゃんと再現しているよね。

4Gamer:
 衣装もかなり本格的ですよね。実際に衣装を着て通し稽古をされたそうですが,どうでしたか。

五十嵐さん:
 やっぱり気合いは入ります。ほかのキャラクターもよりリアルになるので。おのずと背筋も伸びるし,関わり方も違いますね。

平井さん:
 引き締まりますよね。自然となりきれてしまいます。

藤白さん:
 すごくリアルに感じられて,みんなテンション上がってました。

五十嵐さん:
 でも今回の舞台はチェイスしたり,ダンスしたりするので,衣装的に動くのに向いてないキャラクターもいるんですよね。衣装さんが動きやすいようにいろいろ工夫してくれてますけど,現実だったらチェイスなんて絶対できません。僕はまだ人の形してるのでいいんですけど。

藤白さん:
 リッパーさんのお面を一度被らせてもらったんですけど,視界がほぼないですよ。帽子もすごく長いし,左手は長い爪だし,どうやって動くんだろうと思いました。

五十嵐さん:
 ロビーくんだって,麻袋かぶってるからね! イソップも,ずっとマスクつけてるからそれでチェイスとかダンスして,セリフも言わないといけないから大変じゃない?

平井さん:
 チェイスが終わったあとは,演技ではなくリアルに息が乱れてます(苦笑)。マスクが口をおおっているので呼吸もしにくいし,空気を吸った瞬間にマスクの布が口に入るし。
 僕は汗っかきなので,ダンスしてるとだんだんマスクが湿ってくるんですよ。そしたら吸える酸素が減ってきて,「これはやばい,やばいぞ」となって,僕のアイデンティティを全部さらけ出したことが・・・・・・。

一同:(笑)。

平井さん:
 言うならば,マラソンランナーが酸素の薄い山とかで練習してるみたいな。みなさんケガをしないようにやっているんですけど,僕はケガと酸欠にも注意しないといけないという。でもお陰でよりリアルな演技になっていると思います。

橘さん:
 衣装に関して,みんな悩むでしょう? 僕,一切ないんですよ。よく「早く衣装着てください」って言われるんです。もう着ているのに・・・・・・。

一同:(笑)。

藤白さん:
 庭師は荷物は重いですけど,あんまりチェイスするキャラでもないので,スカートの医師のほうが大変そう。

鈴木麻祐理さん(医師)
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鈴木さん:
 それが意外と動きやすいんですよね。通気性もいいし。エミリーの衣装は個人的にもお気に入りで,パッと目を引く水色のケープにナース服,ピンクの髪がとってもかわいいです。ちなみに最近,私はあまりにエミリー愛が強すぎて,髪色をエミリーのウィッグの色に染めました。

一同:え,そうなの!?

鈴木さん:
 あんまり見えないかもしれないんですけど,ちょっとボルドーがかってるんです。モチベーションも上がりますし,それを熱量に頑張れたらなと思っています。

五十嵐さん:
 ジョゼフは全身ぴっちりしてるから,通気性ゼロだよ。それに剣を振るときに,肩が上がらなくて振れなかったり,窓枠超えるときに足が上がらなかったり。イソップの衣装も結構きつめだよね。

平井さん:
 そうなんです。2人して(足が)20cmしか上がらないんです。

橘さん:
 それだけ大変なことをしてるってことですよ。衣装さんもそのたびに調整してくれて,考えてくれるのでありがいですよね。サバイバーの綿まで再現してくれていますし。

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納棺師(平井さん)
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ジョゼフ(五十嵐さん)
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幸運児(橘さん)
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庭師(藤白さん)
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医師(鈴木さん)

4Gamer:
 再現度がすごいですね。みなさんが演じるキャラの見どころもお聞かせください。

平井さん:
 イソップの身に起きる出来事に対して,彼が何を考え,何を選択するのか。そしてどこで心持ちを変化させて,決意をするのかなど,イソップの成長が見どころです。イソップは「社交恐怖」持ちなので,積極的な行動はあまりないですし,マスクで顔の半分以上が見えないんですけど,そのなかで繊細な言動をくみ取っていただけたら,一番楽しめるんじゃないかなと思います。親目線というか優しい目線で「イソップ成長したね,すごいね」って気持ちで観てほしいですね。

五十嵐さん:
 ゲーム画面の待機モーションのとき,ジョゼフってわりと微笑んだ顔をしているんですけど,この舞台では「だから微笑んでいるのかな?」と思ってもらえるような部分が描かれています。舞台上のジョゼフの成長を見守っていただきたいです。

橘さん:
 僕はいかに普通であるかが大事だと思っているので,より一般人感を研究して役割をまっとうしたいです。個性がないぶん,どう突き詰めようか今も模索中なんですけど。

鈴木さん:
 ゲームから舞台に出てきたキャラクターをそのまま演じるのではなくて,エミリー・ダイアーという女性が,リアルに存在しているんだってお客様に感じていただけたら嬉しいです。

藤白さん:
 今回,リアルな世界で“キャラクターが生活しているところをお客様にのぞき見してもらう”という意味で,劇場全体が荘園というコンセプトになっています。なので私も麻祐理ちゃんと同じで,エマちゃんの元気で明るいイメージだけではなく,怒りや悲しみもあるということを観客のみなさんに感じてほしいです。

五十嵐さん:
 いろんな考察があるなかで,みんな自分自身にもこうだったら嬉しいというのがあって,そういったものを舞台上で表現できたら,僕ら人間が演じる意味があると思っています。ハンター同士の会話って想像できないじゃないですか。それを見てもらえるのがすごく楽しみです。

平井さん:
 ステージイベントでもお話ししたんですけど,この舞台はゲーム原作「Identity V」の許諾を取得しています。ですが原作の内容とは関わらず,舞台化のための独自の創作も行っているので,プレイヤーのみなさんが抱いていたイメージとは,ストーリーやキャラクターが異なる部分もあるかもしれません。その点をあらかじめご了承いただきつつ,「Identity V」の世界を広げる,1つの作品として楽しんでほしいです。

五十嵐さん:
 これだけが正解じゃないからね。こういう世界もあるんだよって,みんなの考えを,世界を広げる一石になれたら最高です。

橘さん:
 このコンテンツの可能性は無限大ですよね。「Identity V」は世界で配信されているので,舞台としても海外公演を目指したいです。まずは初演を大成功させて,どんどん次につなげていけたらいいなと思っています。

4Gamer:
 海外公演は大きな目標ですね! 特別公演について聞いてもいいですか。公式サイトにはコメディー&特別衣装と記載されているのですが。

五十嵐さん:
 それは・・・・・・まだどこまで攻めていいのか悩みどころです(笑)。

平井さん:
 僕はちょうど最初の台本(特別公演)の読み合わせのとき別の仕事でいなくて,あとからそのときに出たネタを動画で共有してもらったんですが・・・・・・ちょいちょい挟んでくる光景がもう面白いんですよ。

五十嵐さん:
 弁護士役の田中稔彦くんがアイディアマンで。

橘さん:
 めちゃくちゃ面白いんですよ。なんでそんなこと思いつけるのか,頭のネジがぶっ飛んでるんじゃないかなって思うほどでした(笑)。

鈴木さん:
 でもあくまでキャラクターなので,それぞれの個性を最大限に活かしつつ,私たちでもエッセンスを入れて笑いへ誘う感じになっています。

藤白さん:
 基本は本編と同じで,「このキャラクターならこんな感じだったんじゃないか」って想像しながら,コメディーに振り切るという感じですね。衣装もすごいことになってます!

藤白さん:
 きっと,「何を見せられてるんだろう・・・・・・」となったら正解だと思います。でもお芝居は真剣です。

平井さん:
 特別公演でも,イソップとジョゼフはシリアスなシーンが多いんです。でもシリアスなのに,ところどころ挟んでくるボケがあって,どういう感情で言っていいのかもう分かりません。

五十嵐さん:
 僕も平井さんも笑い上戸で,稽古中も必死に耐えてるんです。とくに弁護士と,泥棒のからみはヤバイです。

橘さん:
 あの2人は組み合わせたらキケンです。

一同:(笑)。

平井さん:
 伝説の回にしましょう!

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4Gamer:
 伝説を見せてください! それでは最後にみなさんを代表して,平井さんから今作への意気込みとメッセージをお願いします。

平井さん:
 今回,世界で人気の「Identity V」の舞台作品に,初演キャストとして出演できることがとても光栄です。舞台化に対して,プレイヤーのみなさんには賛否両論あったかと思います。でも今,みなさんの期待と想像を超えるクオリティのものを提供できるように,僕たち役者陣と,制作スタッフのみなさんがたくさんの時間と情熱を捧げて取り組んでいる最中です。よりいいものを提供するため,開幕までブラッシュアップしていきますので,劇場で僕らの熱を感じ取っていただけたら幸いです。

 ステージ上でのチェイスシーンなどでは危険も伴います。この初演を,誰1人欠けることなくやり通し,このカンパニーで海外公演に行けるくらい大きく成長させたいと思っています。そのくらいの熱い気持ちを,全員が持っているので,みなさんも舞台を観ていただき,応援してほしいです。よろしくお願いします!

4Gamer:
 ありがとうございました。

画像(009)サバイバーとハンター2つの視点で描かれる「Identity V STAGE Episode1『What to draw』」が公演中! 出演陣に意気込みを聞いた
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■IdentityV STAGE Episode1『What to draw』公演概要

【公演日】
2019年11月29日(金)〜12月8日(日)/全16公演

【会場】
サンシャイン劇場

【出演】
≪当番キャラ≫
サバイバー/納棺師(イソップ・カール):平井雄基
ハンター/写真家(ジョゼフ):五十嵐啓輔

≪サバイバー≫
幸運児:橘 りょう
医師(エミリー・ダイアー):鈴木麻祐理
弁護士(フレディ・ライリー):田中稔彦
泥棒(クリーチャー・ピアソン):石川竜太郎
庭師(エマ・ウッズ):藤白レイミ
傭兵(ナワーブ・サベダー):才川コージ
空軍(マーサ・べハムフィール):山田美貴
機械技師(ウトレイシー・レズニック):坪井未来
心眼(ヘレナ・アダムス):河上英里子
カウボーイ(カヴィン・アユソ):田中晃平
占い師(イライ・クラーク):千葉瑞己
探鉱者(ノートン・キャンベル):須賀京介

≪ハンター≫
リッパー(ジャック):成松慶彦
芸者(美智子):大滝樹
黄衣の王 (ハスター):ひのあらた
白無常(謝必安):國島直希
黒無常(范無咎):縣豪紀
魔トカゲ(ルキノ):モウジーン兼史
泣き虫(ロビー):渡部大稀

≪アンサンブル≫
石森文々、菅原奈月、塩見奈映、渡邊百香、辻村晃慶、高橋 歩、千葉悠生、宮地詞音

※キャラクター順・敬称略

【スタッフ】
演出:伊藤秀隆(Planet Kids Entertainment)
脚本:末原拓馬(劇団おぼんろ)・山田一朗
脚本原案:山田一朗
衣裳:沼崎和真
メイク:YUKA(RIM)
現場制作:Ask

【主催】
荘園劇場[ムービック/サンライズプロモーション東京/Planet Kids Entertainment]

※本舞台劇は、ゲーム原作「Identity V」の許諾を取得しておりますが、原作の内容とは関わらず、舞台化のための独自の創作も行っております。原作ゲームの設定、世界観、ストーリーとは異なる部分もございますので、予めご了承ください。

<舞台『IdentityV STAGE』公式サイト>
https://www.identityv-stage.com

<舞台『IdentityV STAGE』ツイッター>
@identityV_stage



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