プレイレポート
“共鳴”育成シミュレーション「星鳴エコーズ」を先行プレイ。キャラクターの魅力がたっぷり詰まった読みごたえのあるストーリーを楽しもう
「夢王国と眠れる100人の王子様」(iOS / Android)や「茜さすセカイでキミと詠う」(iOS / Android)などを展開するジークレストの新作プロジェクトとして発表され,2019年内の配信を予定しているスマホアプリ「星鳴エコーズ」(iOS / Android)。“共鳴”育成シミュレーションゲームと謳われる本作では,未知の災害から世界を守る力を持つセプター候補生たちとの物語が楽しめる。
今回はクローズドβテストに先駆けて本作をプレイする機会を得られたので,ストーリーやシステムなどの見どころについてお届けしていこう。
未曽有の危機から世界を守るメインストーリー
本作の世界では,未知の災害「星の塔」によって人類が脅かされており,これを排除できる力を持った存在「セプター」を育てて対抗している。このセプターを育成する機関が,東京湾に浮かぶ人工島に造られた「星鳴学園」だ。
プレイヤーは,他者のセプター能力を向上させる「共鳴者」と呼ばれる稀有な存在として,この地に足を踏み入れる。学園ではその正体を隠し,教師として生活しながら生徒たちとコミュニケーションを図ることが主な目的となる。
メインストーリーでは,セプター能力は未熟ながら明るく真っ直ぐな遠野涼太(CV:坂 泰斗),涼太の幼馴染で親友の相馬結翔(CV:小松昌平),チームのリーダーである九々生紅二郎(CV:佐藤拓也),元天才ヴァイオリニストの一条 橘(CV:熊谷健太郎)の4人で構成された「第46学生塔破隊リュンクス」と出会う。
涼太がセプターとして高みを目指すのは,人類の英雄と謳われる明宮蒼一郎(CV:中村悠一)も参加した10年前のある作戦がきっかけだ。涼太は憧れの英雄に一歩でも近づくため,日々努力を重ねている……といったところ。
親友の結翔はそんな涼太を応援していて,彼の活躍を信じているちょっと不思議な雰囲気の青年だ。チームリーダーの紅二郎は礼儀正しく優しい先輩で,涼太の参加でやっとチームメンバーが4人揃うことを喜んでいた。しかし,橘は初対面からやたらと涼太に厳しく当たってくる。
そんな涼太と時を同じくして,彼らが生活するスピカ寮の専属教諭となるのがプレイヤーだ。さまざまな想いを抱え,世界のために戦う生徒たちとどのような物語が繰り広げられるのか……先の気になる展開が待っている。
このほかにも,本作にはいろいろなストーリーがプレイヤーを待っている。「生徒ストーリー」は,キャラクターの共鳴レベルを上げると読み進められる個別ストーリーだ。同じチームで縁の深い者同士だけでなく,さまざまなキャラクターが登場するので,新たな一面が垣間見える。メインストーリーだけでは見えてこない,よりキャラクターの内面へと迫れそうだ。
「共鳴ストーリー」は,チームのキャラクター同士の仲が深まると発生する。すでにチームとして一定の信頼関係を築いているように思える彼らだが,ここでは戦いとはまた一味違う学生らしいやりとりも楽しめるようだ。
さらに,バトルで訓練塔をクリアすると開放されていく「ミッションストーリー」もある。それぞれのキャラクターとの面談といった体で,自己紹介も兼ねたものとなっている。バトルに欠かせないポジションをはじめ,ほかのキャラクターとの関係性や人となりが分かるものとなっているので,開放されたらまず目を通しておくとよさそうだ。
バトルやルームレイアウトを楽しもう!
セプターの主な任務は,突如出現した塔・フラグメントタワーの排除となる。塔の周囲や内部は普通の人間が近づくと結晶化してしまうため,セプターのみしか入ることができない。この塔は最上部の「星の種」を回収すると消滅するが,これを守るような存在「ジャマー」が出没するので,ジャマーを倒しつつ先を目指すことになる。
バトルでは4人1組となってパーティを組み,画面右下の数字を選んで最奥までマスを進めていく。敵と遭遇するとオートバトルが始まり,ゲージが溜まってから「リミットエコーズ」というアイコンをタップすると,カットインとともに強力な必殺技を放てる。
バトルに勝利するとメインストーリーを進めるためのレベルが上がっていくので,まずはバトルをこなしてレベルを上げよう。オートを選ぶとマスの選択からバトルまですべて自動で行ってくれるので,何かの片手間でも十分プレイできる。
ストーリー上はチームのメンバーやポジションのバランスも決まっているが,ゲーム内のバトルでは自由に組み替えられる。ポジションが偏っていても問題ないが,ポジションには優位になる関係性があるので敵に合わせて組み替えるのもポイントとなりそうだ。
プレイヤーのレベルはバトルをこなすと上がっていくが,キャラクターのレベルは素材を集めて「カード強化」という項目から行う。強化するとパラメータがアップしていくだけでなく,ボイスも開放されていくのでこちらも楽しみだ。
このほか「スピカ寮」という,家具を好みの雰囲気にレイアウトできるマイルーム機能もある。ルーム内ではキャラクターを選び,さまざまなアクションを行うと一定時間経過後に報酬が得られる。1人で行えるものもあるが,2人でアクションさせると彼らの日常を覗ける「ルームストーリー」が読めるので,気になるプレイヤーは2人のアクションを選ぼう。
プレイ中,とくに印象的だったのが多彩なシナリオだ。基本となるのは,脅威と戦うチームのうちの1つ「リュンクス」を中心とし,さまざまな出会いや世界を守る戦いを描いたメインストーリーとなる。
これを読み進めるためにバトルや育成,生徒たちの暮らす寮などに触れていくと,ほぼ必ずといっていいほど何らかのシナリオが開放されていく仕組みだ。
プレイヤーである教師として向かいあうもの,生徒同士の関係性を描いたもの,生徒個人の内面に触れるもの……と,バリエーションはかなり豊富に用意されている。気に入ったキャラクターはもちろん,その周囲の関係を知ることで「このキャラクターはどんな子なんだろう?」と気にならずにはいられない。
プレイヤーレベルも序盤はかなりさくさくと上がっていくので,どんどんメインストーリーを読み込んでいけるのは嬉しいところ。魅力的なキャラクターとシナリオを思う存分楽しみたい人にはぴったりのタイトルとなっているので,正式サービスの開始を楽しみに待とう。
なお,現在クローズドβテストの参加者募集を受付中だ。募集期間は10月31日までで,開始日は11月5日となっている。ひと足先に本作に触れられるチャンスなので,気になる人は応募してみよう。
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「星鳴エコーズ」公式サイト
(C)GCREST, Inc.
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