閉塞した火星基地でのホラー体験。クトゥルフ神話にインスパイアされた「Moons of Madness」の12分に及ぶゲームプレイトレイラーが公開

　Funcomは，2019年10月に発売を予定している1人称視点のホラーアドベンチャー「Moons of Madness」（PC / PS4 / Xbox One）の，12分に及ぶゲームプレイトレイラーを公開した。

　ノルウェーのRock Pocket Gamesが開発を進める本作は，総合ハイテク企業「The Orochi Group」が火星に建設した秘密研究施設「インヴィクタス」が舞台となる。主人公であるシェーン・ニューハートは，直接的に研究には関わらない電気技師だ。基地外調査のために研究員たちが出払っている間，たった一人で不具合の起きている機械や施設の修復を行い，次の輸送船が届くまで生存維持できる状況に保っておくという役割が与えられている。しかし，彼は到着した当初から，孤独のためか，火星の何かの現象なのか，悪夢や幻影に悩まされていくことになる。

　今回公開されたトレイラーは，E3 2019で本誌が取材した初のゲームプレイデモ（関連記事）と同じ内容になっている。シェーンと無線交信しているオーソンという人物については詳しく紹介されていないものの，基地の中で起き始めていることを隠しているようでもあり，信用し得る人物なのかは気になるところである。

　Unreal Engine 4らしい，施設の素材やヌメリまで細かく表現されたグラフィックスが素晴らしく，左腕に装着する生体モニターなど未来的な機器のデザインもリアルさがある。クトゥルフ神話にインスパイアされたコズミックホラーを，宇宙を舞台にして体験できるという興味深い味付けに期待しつつ，動画をしっかりとチェックしておこう。

「Moons of Madness」公式サイト