「Microsoft Flight Simulator」で，イタリアとマルタを精密化する無料アップデート“World Update IX: Italy and Malta”公開

　Microsoftは，販売中のフライトシミュレータ「Microsoft Flight Simulator」（PC / Xbox Series X）の無料アップデート第9弾「World Update IX： Italy and Malta」の配信を開始し，最新トレイラーを公開した。

「Microsoft Flight Simulator」公式サイト

　「World Update IX： Italy and Malta」では，イタリア全土の最新地形データを元に，ローマ，ミラノ，ベニス，トリノ，ナポリなど20の都市をフォトグラメトリーで精密化。さらに，シチリア島のパレルモ空港（LICJ），チロル南部のソンドリオ空港（LILO）とボランゾ空港（LIPB），そしてエルバ島のマリーナ・ディ・カンポ空港（LIRJ）の4つがアーティストによって作り直された。加えて，100か所以上の空港も改善が加えられたという。


　POI（Point of Interest。景勝地）は，イタリアで94か所，マルタで11か所が高解像度化され，バチカン市，コンスタンティヌスの凱旋門，サン・ペトローニオ聖堂，ピサのドゥオモ広場と斜塔，カステル・デル・モンテ，ユベントス（アリアンツ）スタジアムなども手動で作り直されている。また，ブッシュトリップ，着陸チャレンジ，ディスカバリーフライトはそれぞれ3種類用意されており，コンテンツ量はかなり豊富だ。


　2022年4月に改訂された航空路誌「AIRAC 2205」も追加されるなど，進化を続ける「Microsoft Flight Simulator」。5月25日には映画「トップガン マーベリック」とタイアップした最新コンテンツが，6月中旬には詳細未定ながらも，ワールドアップデートの第10弾がリリースされる予定になっている。詳しくは，公開されたパッチノートを参照してほしい。

RELEASE NOTES（1.25.9.0）WORLD UPDATE IX: ITALY AND MALTA NOW AVAILABLE！