4Gamer 女子部（仮）
企画記事
今から始める「魔法使いの約束」第5回：秘められた脆さに心を掴まれる，危険な北の国の魔法使いをご紹介
colyが手がける「魔法使いの約束」（iOS / Android。以下，まほやくの配信3周年に向けた短期連載企画第5回は，魔力の高さと強者故の思想から危険視されることが多い「北の国」の魔法使いたちを取り上げる。 |
本稿では「まほやく」に登場する“賢者の魔法使い”の魅力とともに，メインストーリー第1部までの範囲で“ネタバレになるけど筆者がどうしても推したいポイント”を「4Gamer版賢者の書」と題してお届けする。2周年記念衣装のビジュアルや，初回のガチャでも入手できるSSRカード，ゆかりの育成スポットなどもあわせて紹介していこう。新米賢者さんは第1部読了後に見るもよし，先に読んで予習するもよし，推し魔法使い探しの参考にしてもらえたら幸いだ。
 |
 |
「魔法使いの約束」公式サイト
※以下，ネタバレを含むため未読の人はご注意を。
北の国はどんなところ？
北の国は，人の侵入を拒む猛吹雪におおわれた“希望の平原”や白銀の大地が広がる“氷の森”など，幻想的で美しくも，厳しい自然に囲まれている極寒の地。そのため育つ作物が少なく，人間はもちろん，力の弱い魔法使いも生きるのが困難だ。
北の国は過酷な環境のため，ほぼ手つかずの自然が残っており，高価なマナ石がたくさん眠っているため，魔法使いが力を発揮するのに優れている。しかしその分，弱いものは搾取され，強いものだけが生き残る弱肉強食の世界だ。
 |
 |
北の国の魔法使い
北の国の魔法使いは，厳しい環境のなかでも生き抜ける強い魔力の持ち主ばかり。人間や弱い魔法使いたちは，そんな強者の庇護のもとでしか生存できず，畏怖と敬意を抱きながら生活している。弱い者は淘汰される強者生存が絶対ルールの世界で，魔法使い同士に仲間意識はなく，攻撃的で個人で行動する者が多い。
“賢者の魔法使い” となった北の魔法使いたちも協調性がなく，先生役のスノウ＆ホワイトがほかの者たちを力で従わせている状態だ。しかし時には，共通の敵（主にオズ）を前に手を組む姿も見られる。一瞬にして関係が悪化して殺気立つこともあるが，命の奪い合いが常である彼らにとってそれらは日常的なコミュニケーションでもある。
 |
 |
「スノウとホワイト。我らはふたりでひとりじゃ」
スノウ（CV：鈴木千尋）
 |
| PROFILE | |||
| 身長 | 135cm | 誕生日 | 5月29日 |
| 魔道具 | 人形 | 特技 | 予言 |
ホワイトとは双子の兄弟で，普段は子どもの姿をしているが，大人になることも可能だ。かわいらしい風貌と，長命の魔法使いらしい老熟した思考，そして時おり変化する大人の姿と，さまざまな魅力を賢者に見せてくれる。
 |
可愛らしい見た目や，賢者や若い魔法使いに対して親切な態度もさることながら，彼らは“賢者の魔法使い”のなかでも最年長であり，数千年の間北の国で生き抜いた魔法使いだ。現在は隠居の身だと語っているが，そんな2人が持つ英知も，ほかの北の魔法使いたちを従わせる姿勢も，仲間としてこれほど力強い存在はいないだろう。
 |
北の国の魔法使いのなかでは温厚な行動もできる性格のため，スノウたちを慕って人間や弱い魔法使いが，彼らの居住付近に集落を作ることが多い。双子はそれらを気まぐれに愛し，ある程度までは面倒を見るが，人々が集まりすぎると新たな家に移り住み，もともといた集落をあっけなく見捨ててしまうこともある。
しかし，土地柄そういったことは珍しくなく，ありふれていること。集まる人々は強い魔法使いに庇護を求めて奉仕するが，彼ら魔法使いはそれらを必要とせずとも生きていけるからである。
 |
初回ガチャでも入手可能なSSRカード
【夜空に浮かぶ】スノウ（属性：クール）
 |
ゆかりの育成スポット
 |
「ホワイトとスノウ。我らはふたりでひとりじゃ」
ホワイト（CV：寺島拓篤）
 |
| PROFILE | |||
| 身長 | 135cm | 誕生日 | 5月29日 |
| 魔道具 | 人形 | 特技 | 予言 |
スノウの双子の片割れで，いつも2人でほかの魔法使いたちを優しく見守っている。同じ“賢者の魔法使い”である中央の国の魔法使いオズと，南の国の魔法使いフィガロは彼らの弟子。さらに現在は，北の国の魔法使いの先生役としてちょっと（？）過激な授業を行うこともあるようだ。
 |
スノウとは大の仲良しで，常におそろいの姿で一緒に行動し，息もぴったり。自分たちの可愛さを自覚しているうえ，ポーズや仕草の研究をしているとか……。そんな2人のかわいさにメロメロになっている筆者を含む賢者たちの反応と，弟子を含め彼らの過去＆性格を熟知した一部の“賢者の魔法使い” たちのちょっと冷めた視線のギャップが面白い。
 |
仲のいい双子の魔法使いであるスノウとホワイトは，ずっと一緒だった。しかしある魔法使いから「孤独を体験しないことに疑問はないのか」と問いかけたことで，スノウは孤独というものに魅了されてしまう。別々に暮らそうというスノウを必死に説得するホワイトだったが，すれ違いは加速し，やがて殺し合いへと発展して……。
三日三晩の争いの末，ホワイトはスノウの手によって命を絶たれてしまう。そこで本当の孤独を知ったスノウは，無我夢中でホワイトの魂をつなぎとめた。そのため現在のホワイトは，スノウの力によって実体を得ている幽霊のようなもの。2人はこの先もずっと寄り添っていくことだろう。少し奇妙で，不可思議な関係性もまた，この作品らしい。
 |
初回ガチャでも入手可能なSSRカード
【差し出された手】ホワイト（属性：パッション）
 |
ゆかりの育成スポット
 |
「はあ……。面倒なので、殺して終わらせてやりますよ」
ミスラ（CV：高橋広樹）
 |
| PROFILE | |||
| 身長 | 187cm | 誕生日 | 2月8日 |
| 魔道具 | 水晶のドクロ | 特技 | 死者や死体を操る |
しっとりとした色気をまとう美青年で，柔らかな言葉づかいから紳士風の印象を受けるが，中身はかなり気分屋で野性的な人物だ。“賢者の魔法使い”のなかでもミスラはとくに魔力が高く，最強の魔法使いであるオズの打倒を目指している。自分より強いものを目障りに感じる北の魔法使いらしく，すきあらばオズの命を狙う姿が印象深い。
 |
食事はお腹が満たされればどれも同じと考えているため，マナーに無頓着で，何でも口にする悪食。賢者が料理を作った時に生まれる失敗作“消し炭”を，唯一好物として食べてくれるのが頼もしい。
そんな食事生活だったり，ある事情で常に寝不足だったり，15歳のミチルとケンカしたりと，大人っぽい見た目に反して時折情緒が育ちきっていないような危なっかしさがあり放っておけない人物だ。
 |
幼いころのミスラは，「死の湖」で死者を湖に浮かぶ島“死者の国”へと運ぶ渡し守の仕事をしていた。骨と静寂に囲まれた生活ではあったが，彼にはその暮らしが合っていたようだ。
彼はある時，ある魔法使いと出会うことで，自身が魔法使いだったことを知る。偶然の出会いではあったが，彼女とは師のような，同士のような交流が続いたようだ。彼女は亡くなってしまうが，時折思い出しては，名のつけられない気持ちを抱くミスラ。孤高に生きる北の魔法使いである彼のこれまで生涯のうちで，彼女は珍しく，心を通わせ，絆を結んだ相手だったのだろう。
そしてその関係性は，現在形を変えて彼女の息子たちとの縁につながっていく。
 |
初回ガチャでも入手可能なSSRカード
【招かれざる客】ミスラ（属性：プライド）
 |
ゆかりの育成スポット
 |
「僕に詳しくなったら、僕に教えて、賢者様」
オーエン（CV：浅沼晋太郎）
 |
| PROFILE | |||
| 身長 | 178cm | 誕生日 | 11月1日 |
| 魔道具 | トランク | 特技 | 動物と話す |
毒舌の皮肉屋で，他人の恐怖や悪意を好む，不気味な性格の持ち主。周囲に危険人物とみなされるのは，オーエンの言動にも原因はあるが，他者の偏見によって悪い面ばかり強調されているところも……。純粋な悪意で動いているように見える彼の本音を知るのは，かなり難しそうだ。
中央の国の魔法使いカインと過去に確執があり，因果が複雑に絡み合っている“賢者の魔法使い”のなかでもとくに溝が深い。
 |
オーエンは人の恐怖や悪意から力を得る少し特殊な魔法使いだ。彼の言動は人の心を惑わせ，心のわずかな隙間に入り込み，深淵へと誘うような危険さを含んでおり，作中でも「彼の言葉に耳を貸すと呪われる」などと言及があるほど。しかしその一方，動物と話すことができたり，甘いものが好きだったりという意外な一面もあったりと，多様な魅力がある。
 |
自身のことを多く語らないオーエンは，謎に包まれている部分が多い。本人も昔のことをあまり覚えていないようだが，育成中に読むことができるサブエピソードなどから，一部昔の彼に関わっているかもしれない情報を知ることができる。
また，前から“賢者の魔法使い”だった彼は，前回の戦いの影響で厄災の奇妙な傷を抱えている。オーエンの場合は「不意に優しい人格になる」というもので，本人はその間の記憶を失ってしまう。このときの人格は，騎士であるカインを慕っていて……。謎が謎を呼ぶミステリアスな人物ゆえ，ぜひエピソードを読んで思いをめぐらせてみてほしい。
 |
初回ガチャでも入手可能なSSRカード
【妖艶に笑う】オーエン（属性：リラックス）
 |
ゆかりの育成スポット
 |
「てめえら！俺を舐めてるとただじゃおかねえからな！」
ブラッドリー（CV：日野 聡）
 |
| PROFILE | |||
| 身長 | 182cm | 誕生日 | 12月13日 |
| 魔道具 | 長銃 | 特技 | 喧嘩 |
北の国の「死の盗賊団」の元ボスで，横暴で乱暴な一方，気さくで頼りがいのある性格をしている。自称“よい魔法使い”になったスノウとホワイトたちによって捕まり囚人になっていたが，恩赦のために双子の監視下で“賢者の魔法使い”として活動することになった。本人は大変不本意のようで，最初のころは逃げ出そうとすることも……。
 |
盗賊団という集団に属し，率いていた過去があるためか，集団行動に対して理解がある。マイペースすぎるオーエンやミスラたちに，ツッコミを入れることもあり，日々争いながらもなんとか共同生活を続けているようだ。
北の魔法使いにしては珍しく日々の暮らしで他者と関わり続けてきたこともあり，人らしい感情に乏しい同国の魔法使いのなかでは比較的常識的な考えに理解を示しやすい場面も。
 |
ブラッドリーはもともと強い魔法使いだったわけではなく，生死をかけた過酷な戦いに立ち向かい，勝ち抜いてきたからこそ力を得ることができた。そのため，彼は己に刻まれた傷に誇りを持っている。
そんな誇り高く，苛烈な生き方ゆえに，彼を案じた「死の盗賊団」時代の相棒ネロとは袂を分かつ結果になった。自身が捕まったときもブラッドリーは仲間の情報を語らず，現在はすでに足を洗ったというネロの手前，2人の関係性については伏せている。ストーリー内で時折垣間見える集団のボスとしての男気溢れる言動に魅了される読者も多いのではないだろうか。
 |
初回ガチャでも入手可能なSSRカード
【死の盗賊団】ブラッドリー（属性：クール）
 |
ゆかりの育成スポット
 |
11月に掲載予定の第6回は，“人間と魔法使いの争い”というもう1つの火種を抱えた「中央の国」の魔法使いたちに注目する。
「魔法使いの約束」公式サイト
「魔法使いの約束」ダウンロードページ
「魔法使いの約束」ダウンロードページ
関連記事
まほやく3周年に向けた短期連載がスタート！ 今から始める「魔法使いの約束」第1回：新人賢者様に贈るお仕事案内
個性豊かな魔法使いを導く賢者となり，彼らと絆を育み心をつなぐ，colyの育成ゲーム「魔法使いの約束」の短期連載企画がスタート！ 第1回は，これから始める賢者様たちのために，「まほやく」の世界観や賢者の役目を紹介していこう。
関連記事
今から始める「魔法使いの約束」第2回：イタズラ好きな魔法使いたちに心奪われる!? 西の国の魔法使いをご紹介
個性豊かな魔法使いを導く賢者となり，彼らと絆を育み心をつなぐ，colyの育成ゲーム「魔法使いの約束」の短期連載企画第2回は，それぞれの美学を大事にする「西の国」の魔法使いたちを取り上げる。メインストーリー第1部のネタバレを含む「4Gamer版賢者の書」も掲載しているので未読の人はご注意を。
関連記事
今から始める「魔法使いの約束」第3回：人間嫌いだけど実は……。人見知りの猫のような東の国の魔法使いをご紹介
個性豊かな魔法使いを導く賢者となり，彼らと絆を育み心をつなぐ，colyの育成ゲーム「魔法使いの約束」の短期連載企画第3回は，人間嫌いが多いと言われるが，仲よくなると違った一面を見せてくれる「東の国」の魔法使いたちを取り上げる。メインストーリー第1部のネタバレを含む「4Gamer版賢者の書」も掲載しているので未読の人はご注意を。
関連記事
今から始める「魔法使いの約束」第4回：日常の大切さを教えてくれる，穏やかな南の国の魔法使いをご紹介
個性豊かな魔法使いを導く賢者となり，彼らと絆を育み心をつなぐ，colyの育成ゲーム「魔法使いの約束」の短期連載企画第4回は，日常の大切さを教えてくれる，穏やかな「南の国」の魔法使いたちを取り上げる。メインストーリー第1部のネタバレを含む「4Gamer版賢者の書」も掲載しているので未読の人はご注意を。
（C）coly
（C）coly
関連タイトル
注目の記事
価格：￥673円
つぶやく