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  • DMM GAMES
  • 発売日:2020/03/25
  • 価格:通常版:7678円,デジタルデラックス版:9915円(いずれも税込)
読者の評価
60
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英雄伝説 閃の軌跡III

英雄伝説 閃の軌跡III
公式サイト https://thelegendofheroes.com/tocs3/
https://dlsoft.dmm.com/detail/nisamerica_0001/
発売元・開発元
発売日 2020/03/25
価格 通常版:7678円,デジタルデラックス版:9915円(いずれも税込)
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  • ようやくPC版が発売された! 60
    • 投稿者:キリコ(女性/30代)
    • 投稿日:2020/05/02
    良い点
    ■見えてきた全容
    やっと黒幕がはっきりして、この戦いのバッググラウンドが明らかになってきます。
    4章後半〜終章の展開は熱く盛り上がりました。

    ■新キャラ達
    本作購入者の場合、閃の軌跡1、2をプレイしていないプレーヤーはほぼいないと思います。当然前作までのキャラが好きな人が多いはずで、そういう中でメインメンバーがガラッと新キャラになるというのは、中々勇気のいる決定だったのではないかと思います。それでも物語をしっかり引っ張るキャラクターたちはお見事です!
    特にユウナとアッシュは感情移入してしまうくらい魅力のあるキャラだったと思います。

    ■トロコンが簡単
    ネックになるのは宝箱コンプです。とはいえ、いやらしい配置は少なく、素直にマップを埋めていけば全回収可能だと思います。
    一周で狙うとかなり神経質なプレイが必要になるのは前作同様で、単純に初周ナイトメアスタートは難しいので、2周前提でプレイすると余裕があるでしょう。
    特に本作のストーリーは2周すると1周目では気づかなかったことに気づいたりして、1周目とはまた違った楽しみ方ができます。
    スキップも優秀なので、面倒なら流すことも可能です。

    ■プレイボリューム
    イベントがとても長く、プレイ時間としてはかなりサクサクプレイしても一周50時間程度はかかると思います。(私はダラダラやったのでなんと90時間かかりました。汗)

    ■グラフィック
    1、2に比べてかなり進化しています。ぜひできるだけ高い画面設定でプレイしてみてください。

    ■ローカライズ
    本作からNIS Americaが担当しています。
    前作までの翻訳には遊び心もあり満点を上げたいレベルだったので、それが変わると聞いてやや心配でしたが、まずまず上手く翻訳しているのではないでしょうか。
    英語版声優も聞き取りやすい英語で感情豊かに演じてくれていると思います。
    悪い点
    ■戦闘バランス
    シリーズを重ねるごとに難易度が低下しているように感じます。
    ブレイクが強力すぎるために、スレッジハンマーに代表されるブレイクオーダーがほぼ全てのボスを完封します。
    慣れてくると中盤以降全てのボスが一度も行動しないまま倒れていくのではないでしょうか。
    私の場合はラスボスさえ一回も行動しないまま終わってしまいました。
    クオーツによるキャラの特性を活かしたビルドやSクラフトを決め手にターンの行動を考えるような戦略性は全く必要なく、ブレイク→加速→殴るという作業と化した戦闘はもはや「タクティカルバトル」とは言えないほどにイージーです。

    ■バトルスコープ
    これどうにかならないものでしょうか。
    前作までも同じなのですが、全ての敵にバトルスコープを当てないとトロフィーを取りこぼすため、初手が全てバトルスコープで埋まってしまいます。
    特にボス戦で複数種類の敵と戦うことが多く、その一つ一つに必ずバトルスコープを当てなければもう一周が確定するというのは、結構なストレスでした。

    ■セーブできないイベント
    RPGというよりアドベンチャーで、プレイ時間の大半がギャルゲーのようにキャラ同士の会話シーンで進行するのは1,2から変わらず。
    そして1つずつのイベントが長い、長すぎる。会話の途中でセーブができず、一度イベントを進めると1時間以上続くとかは生活に支障が出るため、プレイするタイミングにかなり慎重にならなければいけませんでした。
    フィールドではどこでもセーブできるのだから、イベントの途中でもセーブできるようにしてくれるとありがたかったです。

    ■前作から進歩のないシナリオ運び
    戦闘→敵は本気じゃなかった→ピンチ→助っ人登場、という前作でくどいほど繰り返された流れは本作でも残念ながら健在です。
    そして登場人物が次々と新登場して、彼らの紹介のようなシーンがなんと3章まで延々と続きます。さすがに飽きますね。

    ■ロボ戦
    クオーツの設定ができず、戦闘中に取れる選択肢が狭すぎるため、どうしても作業プレイになりがちです。これ一種の演出みたいな位置づけと考えればありですが、その割に敵HPが高く無意味に時間がかかります。
    総評
    RPGというほど自由度はなく、規定通りにイベントをこなすタイプで、RPGというよりはAVGに近い内容です。その点は前作、前々作と同様です。
    シナリオボリュームは圧倒的で、まさかこんなに長いとは思いませんでした。
    同じような展開が続く序盤〜中盤を超えると後半は熱いシーンが多くテンションが上がります。

    もちろん連作なので前作未プレイでのプレイはご法度です。
    今作に限っていえば、閃だけでなく他シリーズもプレイしていた方がはるかに楽しめるでしょう。

    PCスペックとしては10シリーズで十分稼働すると思いますが、一部、「イストミア大森林」のみ異様にグラフィック負荷が大きいので、このマップだけ「影エフェクトを切る」など工夫が必要です。

    なぜか本作から「日本語字幕/英語ボイス」という設定はできません。日本語字幕を採用すると日本語ボイスしか選べない(逆に英語字幕/日本語ボイスは可)なので、そんなにニーズがあるとも思えませんが、念のため注意してください。
    プレイ時間
    60〜100時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    4 5 5 3 5
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