プレイレポート
[TGS2022]PS VR2版「バイオハザード ヴィレッジ」を体験。ハプティックフィードバックとアダプティブトリガーによる,リアルな射撃感に驚く
今回の試遊では15分間のプレイが可能で,ドミトレスク夫人とその娘3人に捕らえられた主人公イーサンが,彼女たちが住む城からの脱出を目指す場面を体験できた。
スタート地点は城外の雪山のシーンからとなるが,この時点ですさまじい臨場感を味わえる。まるでバイオハザードの世界に本当に入り込んでしまったかのようだ。筆者は怖いのが苦手なので,本音を言えばわざわざ城に入って捕まりに行きたくないのだが,腹をくくって侵入することに……。
操作方法は,左手のアナログスティックでキャラクターの移動,右手のアナログスティックで視点を操作でき,FPSなどシューティング系のタイトルに慣れ親しんでいる人であれば,難しいことはないだろう。
城に入ってすぐにハンドガンを入手できるが,今回体験してみて,一番感動を覚えたのはこのガンアクションだった。銃の基本的な取扱方法は,R1/L1ボタンで銃を手に取り,敵に照準を合わせて,R2/L2ボタンで射撃するというシンプルなものだが,ハプティックフィードバックとアダプティブトリガーにより,“ホンモノ”を体験したかのような感触を得られた。筆者は射撃の経験がないので,あくまで想像の範囲なのだが,実銃を撃った時の反動など,素人がイメージする感覚を得られたと言えば伝わるだろうか。
射撃に関して注意点を挙げるとすれば,しっかり狙わないと弾が命中しない点だ。今回のバージョンでは弾数が無限に用意されているものの,装填された分を撃ち尽くすとリロード(再装填)が発生する。このリロードはVRゲームならではのリアル志向となっており,以下のようなアクションを行わなければならない。
(1)「○/△ボタンで空の弾倉を取り出す」
(2)「(弾倉アイコンに手を近づけて)R1/L1ボタンで新しい弾倉をつかみ取る」
(3)「弾倉を銃に近づけて装填する」
(4)「R1/L1ボタンで銃のスライドを掴み,後ろに引いてコッキングする」
初めて遊んだ時には,ややこしいと思う一連のアクションだが,感覚的に順番をイメージしやすいこともあり,すぐに慣れてくるはず。とはいえ,クリーチャーが目前に迫っていると焦る焦る。恐怖心で何回かミスをしたこともあった。
武器に関して補足すると,銃火器のほかにナイフも用意されている。こちらの使い方は,R1/L1ボタンで掴んで,突き刺す,切り払うといったアクションを繰り出せる。こちらも射撃と同じく,攻撃時の反動をリアルに感じられた。なお,ナイフを投げるアクションも用意されているが,こちらは難度が高めだ。
さて,探索に戻ろう。プレイを進めたところ,場面はドミトレスク夫人の娘たちに捕えられるシーンに。ここではイーサンが刃物を突き立てられ,城内に引きずり込まれるのだが,VRでの視点移動により臨場感は相当なものがあった。
その後は,いよいよドミトレスク夫人が登場するのだが,身長が290cmもある彼女の存在感,迫力に舌を巻いた。先述したとおり筆者は怖いのが苦手なのだが,このシーンに限って言えば,恐怖心を抱くというよりも造形美に見とれていたと言うほうが適切に思える。目の前に現れた夫人の姿を目に焼き付けてほしい。
今回は,夫人と対面したところでタイムアップとなりプレイは終了した。振り返ってみると,そこまで怖いパートがなかったため,ビビりな自分でもしっかり楽しむことができた。とくに銃を撃った時の感覚が新鮮だったので,会場に遊びに行く人はぜひ味わってほしい。
PS VR2版「バイオハザード ヴィレッジ」開発者インタビュー。専用コントローラのアクションで没入感と臨場感が格段にアップ
TGS 2022のカプコンブースでは,「PlayStation VR2」に対応した「バイオハザード ヴィレッジ」が体験できる。本稿では,PS VR2のメディア向け体験会でデモをプレイした後に行われた,開発者への合同インタビューをお届けする。
「バイオハザード ヴィレッジ」公式サイト
- 関連タイトル:
バイオハザード ヴィレッジ
- 関連タイトル:
PlayStation VR2本体
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