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「『オケカツ!』2nd Stage 10th Ver.」レポート。満を持しての有観客公演が,未来に希望を抱かせてくれた&編曲家による「パラフレーズ」とアンコール曲解説も掲載
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印刷2022/09/06 18:00

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「『オケカツ!』2nd Stage 10th Ver.」レポート。満を持しての有観客公演が,未来に希望を抱かせてくれた&編曲家による「パラフレーズ」とアンコール曲解説も掲載

 

アレンジャーによる「アイカツ!シリーズ10thオーケストラパラフレーズ」〜「SHINING LINE*」&アンコール楽曲解説


画像集 No.026のサムネイル画像 / 「『オケカツ!』2nd Stage 10th Ver.」レポート。満を持しての有観客公演が,未来に希望を抱かせてくれた&編曲家による「パラフレーズ」とアンコール曲解説も掲載
 公演レポートの最後に,来場者の多くが「何曲使われているんだ?」と疑問に思ったであろう,「アイカツ!シリーズ10thオーケストラパラフレーズ」〜「SHINING LINE*」と,性質上パンフレットには掲載できなかったアンコール曲について,編曲を担当した穴沢弘慶氏に解説してもらった。ご来場いただいた皆様にご一読いただけると幸いだ。

■「アイカツ!シリーズ10thオーケストラパラフレーズ」〜「SHINING LINE*」(「アイカツ!シリーズ」より)

 ありがたくもご来場いただきました方々から多数,私個人宛にパラフレーズの構成や使用曲についてご質問いただきました(熱い感想を添えていただきありがとうございました,すべて拝読いたしました)。個人的に回答できるものではないため,この場をお借りして説明させていただきます。ぜひ,答え合わせをしてみてください。
 まずパンフレットで「何曲かお分かりになりましたか?」と投げかけさせていただきましたが,曲数的には16曲を詰め込んでいます(複数回出てくる曲は1曲としてカウント)。

 タイトルに「SHINING LINE*」と付いていますが,これは「『アイカツ!』のバトンが次々と手渡されてきた,それが『SHINING LINE*』」と言う意味を持っています。ですのでこの楽曲をベースとしています。
 イントロは「アイドル活動!」をベースに,対旋律的に「Signalize!」を登場させ,「『アイカツ!』はこの曲から始まった」感を演出,アレンジも学園系の劇伴テーマ曲風にしてみました。
 1番Aメロでは「アイカツ!」から「fashion check!」と「ハッピィクレッシェンド」を2小節ごとに入れ替えで登場させ,「芸能人はカード(衣装)が命。日々のアイドル活動。ライバル校も合流してさらに切磋琢磨」をイメージしています。
 1番Bメロでは「フレンド」をベースに,対旋律的に「輝きのエチュード」を並奏させ,『最大のライバルと2人でユニットを組んで高みを目指す。そしていちごはトップアイドルへ」をイメージしています。
 1番サビの最初は「Du-Du-Wa DO IT!!」,その後に「START DASH SENSATION」が入れ替えで登場。「大空あかりのアイドル活動,始まります。そしてスターライトクイーンへ」と言うストーリーを演出したつもりです。
 その後オーケストラコンサートっぽい雰囲気を作りたかったので,ピアノでカデンツァっぽいことをしていただき,2番へつなぎました。
 打楽器のフィルを挟んで「SHINING LINE*」の間奏へ。2番の「アイカツスターズ!」へ繋ぎます。
 2番Aメロは「スタートライン!」で「夢は見るものじゃない叶えるもの。虹野ゆめのスタートラインは白鳥ひめ先輩の存在」を演出。
 2番Bメロは「episode Solo」で「偉大な先輩方」をイメージ。
 そこから2番サビへ向かい,「MUSIC of DREAM!!!」で「ゆめはひめの後を継ぎS4として突き進んでいく」姿を描きました。

 ここで一度楽曲の勢いを落とし,「アイカツフレンズ!」へ移行。「ありがと⇔大丈夫」がイントロを奏で「友希あいねと湊みお。ビビッときたみおはあいねをアイドルに誘う。行こう一緒に!」と言うメッセージを演出。

 3番Aメロの「Believe it」では「あいねとみおの憧れのユニット『ラブミーティア』」をイメージ。

 その後大きな間奏的に「君のEntrance」で「姫石らきのアイドル活動はじまります」というメッセージと共に「アイカツオンパレード!」へ以降。

 3番サビで「アイカツプラネット!」にバトンタッチ。まずは静かめな「Bloomy*スマイル」からスタートしで徐々に盛り上げつつ「音羽舞桜は失踪した陽明 咲に代わってトップアイドル『ハナ』として活動することに!? なりたい私へ,ミラーイン☆」。

 3番大サビでは一度「アイカツ!」に戻りメインとして「アイドル活動」,対旋律的に「SHINING LINE*」を登場させ,「うんうん,これもアイカツ!だね」〜「アイカツ!のバトンは渡され続ける。それがSHINING LINE*」というまとめを演出してみました。個人的に,ここのエンディングは私らしさを出せた気がしています。

 ここから4番として2nd Stageのアレンジをパワーアップさせた「SHINING LINE*」へつなぎました。

 以上が約7分,全192小節の中身です。

 私の作曲/編曲歴の中でもこれだけの数の楽曲をメドレーにしたことはなく,またキー(調号)もバラバラでしたので,逢来りんさんがMCで言ってくれたように一つの楽曲にまとめるのは本当に大変でした。しかし一方,「アイカツ!シリーズ」の楽曲の素晴らしさ,ポテンシャルをあらためて感じることができました。私の気持ちが少しでも皆様に届けば幸いです。

 なお,本曲のアイデアをご提案くださったのはバンダイナムコピクチャーズの生地俊祐さんで,上記解説も生地さんが打ち合わせ時にくださった資料を参考に執筆させていただきました。


■「MY STARWAY」(「アイカツ! 10th STORY 未来へのSTARWAY」より)

 劇場版「アイカツ!10th STORY 〜未来へのSTARWAY〜」のオープニングをいち早くオーケストラアレンジさせていただけるとのことで,公開されるやいなやヒントを探るべく私も劇場で拝見しました。歴代キャラが感じられる映像に感極まる方も多かったのではないかと思い,爽やかな感じやテンポ感がありながら,同時に「オケカツ!」の歴史も感じられるような編曲をコンセプトにしました。
 過去2回の「オケカツ!」で使わせていただいた編曲アイデアを盛り込みつつ,今までのオケカツにはなかったアレンジの仕方/音の使い方も盛り込んでみました。


■「芸能人はカードが命」〜「SHINING ROAD」〜「カードもともだち!」(「アイカツ!」「アイカツスターズ!」「アイカツフレンズ!」より)

 フィッティング曲はどれもアイドルらしい,キラキラ輝いているイメージがあります。またどの曲もそのシリーズを象徴するかのような楽曲になっていると感じ,できるだけ原曲に近いサウンドが鳴ることを意識して編曲させていただきました。
 「オケカツ!」初演時よりもオーケストラらしいまとまりを目指して微調整しています。キラキラしている分,細かい動きも多く演奏的にはとても難しいのですが,さすが東京交響楽団の皆様,表情を込めつつ難しいフレーズも難なく演奏してくださいました。


■「アイドル活動!オンパレード!ver.」(「アイカツオンパレード!」より)

 実は「『オケカツ!』2nd Stage」のアンコール曲として用意していたのですが,残念ながら皆さんにご披露できませんでした。Blu-rayのメニュー画面でうっすら流れてはいるのですが,歌唱入り版は2年越しに,ついに披露できることとなりました。
 「アイドル活動!」と「アイドル活動!オンパレード!ver.」を聴き比べてみると,コード進行をガラッと変えて別曲のように聴かせるテクニックが駆使されていることに驚かされました。今回は出演者の皆さん全員が総出で歌唱してくださるということで,オーケストラはオーケストラでも一緒に口ずさみたくなるような楽しい編曲をコンセプトにしています。

穴沢弘慶

「『アイカツ!シリーズ』オーケストラコンサート『オケカツ!』2nd Stage 10th Ver.」特設ページ

 
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