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印刷2020/12/07 18:07

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「サクラ革命 〜華咲く乙女たち〜」メディア向け先行プレイ体験会をレポート。「大帝國華撃団B.L.A.C.K.」の誕生経緯も

 セガとディライトワークスは2020年12月1日,両社による共同制作タイトル「サクラ革命 〜華咲く乙女たち〜」iOS / Android)のメディア向け先行プレイ体験会を開催した。

 この体験会では,2020年12月15日にサービス開始が予定されているゲーム本編を先行体験でき,制作陣によるトークセッションも実施された。

 トークセッションには,本作のプロデューサーを務めるセガの木原 卓氏,同じくプロデューサーを務めるディライトワークスの岡村 光氏,開発ディレクターを務めるディライトワークスの池 大輔氏が登壇。共同開発に至った経緯や本作の開発秘話が明かされた。

右から木原 卓氏,岡村 光氏,池 大輔氏
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「サクラ革命 〜華咲く乙女たち〜」ダウンロードページ

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日本全国の乙女たちと巡り合い

新たな「帝国華撃団」を立ち上げていく

新機軸のストーリー


 本作で舞台となるのは,これまでのシリーズで描かれた時代から70年以上も先の「太正100年」。さらに主人公は帝都から離れ,日本全国を巡っていくストーリーになるという。

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 プレイを開始すると,主人公は新米巡査として帝都に赴任。そこからまたたく間に,これまでの「帝国華撃団」をあらためた「大帝國華撃団B.L.A.C.K.」の司令として配属される。さらに,国家をおびやかすテロリストとして指名手配されている,前「帝国華撃団」トップスタァ,咲良なでしこの捕縛を初任務として命じられてしまう。

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 捜索を進めていき,咲良なでしこに出会うと,前「帝国華撃団」がテロリストとして指名手配されていた理由と政府の陰謀を知ることになる。こうして,司令から一転して「大帝國華撃団B.L.A.C.K.」に命を狙われる立場になった主人公は,帝都から遠く離れた離島である青ヶ島へと脱出。そして,各地で強い霊力を持った乙女たちと新たな「帝国華撃団」を立ち上げ,現政府に立ち向かっていくこととなる。

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 ここまでが体験会でプレイできたシナリオのうち,オープニングでの出来事だ。このあと,青ヶ島で咲良なでしこの娘である咲良しのに出会うと,ゲーム全体が本格始動。敵とのバトルやガチャなどの各種メニューを選択できるようになる。物語としては,次に鹿児島へと向かい,九州地方から全国を巡ることで新たな「帝国華撃団」の仲間を集めていくようだ。

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5本のラインを行き来するバトル

得意な位置関係を維持すると戦闘が有利に


 本作のバトルは,友軍(1名)を含めて最大6名のキャラクターを編成し,3名のフロントメンバーで敵を倒していく形式となっている。キャラクターごとに毎ターン選べる行動は「進撃」「奮撃」「退撃」の3種類。これらのコマンドは本作の特徴的なシステムである「ライン」に大きく影響してくる。

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 このほか,敵や味方のステータスに影響を与えるスキルが攻撃前に任意で発動可能。さらに,敵へ攻撃をしたり,敵から攻撃されたりすることで溜まる「気力」を100%消費すると「必殺攻撃」が発動し,特殊な効果や強力な一撃を繰り出せる。

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 今回の先行プレイでは,序盤の戦闘であるため「必殺攻撃」が発動できるようになることは少なく,主に「進撃」「奮撃」「退撃」で敵を撃破していく場面が多くなっていた。本作ではコマンドを選ぶたびにターンが進行していくだけでなく,バトル画面上に表示された前後の列を選択に応じて移動。「進撃」は1ライン前方へ移動して攻撃,「奮撃」はその場で攻撃して気力をためる,「退撃」は攻撃後に1ライン下がって防御するというのが,それぞれの動きとなっている。

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 敵味方の列を含んで5ラインあり,キャラクターが1名もいないラインへ進める。例えば,プレイヤーのキャラクターがすべて5ラインのもっとも後方にいた場合は,敵に4ラインまで攻め込まれ,そのラインから身動きが取れなくなってしまう。これによって敵が数ターンに1度発動する,強力な前方1ラインへ限定した攻撃などが避けられなくなる状況が発生。逆に後方に十分なラインが残っていれば,近接したラインへの攻撃は避けることも可能となっている。

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 このシステムによって,敵の攻撃を最前線で耐えるキャラクターや後方で支援するキャラクターの特色がはっきりと分かれ,それぞれの役割を考えたパーティ編成が重要となってくるようだ。


共同開発の切っかけとなったのは熱い想い

シリーズをしっかりと踏まえた作品が実現


 今回のトークセッションで,まず語られたのはセガとディライトワークスの共同で本作の開発が始まった経緯だ。このトークテーマでは,4〜5年前からセガのタイトルをスマートフォンアプリとして開発する流れがあったことが,木原氏から語られた。

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 その流れで木原氏に「サクラ大戦」を題材にしたゲーム作成が持ちかけられたのだという。話を受けた木原氏は「子供のころから遊んできたサクラ大戦をスマートフォンことに対し,企画内容を精査するまでは,うんと言えません」と答えたそうだ。

 その後に「新サクラ大戦」の開発を聞いた木原氏は「シリーズのファンの方が待ち望んでいる家庭用の新作が用意されているのであれば,シリーズの魅力を伝えるタイトルを作ろう」と思い至ったとのこと。また,その時点からディライトワークスが共同開発のパートナーとして候補に上がっていたものの,条件が合わずに候補から外れてしまっていたことを明かした。

 しかし,ディライトワークスから熱烈なアプローチがあり,その提案内容も優れたものであったため,セガはディライトワークスと共同開発する判断を下したそうだ。

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 現在,発表されている本作のコンセプトである「日本、奪還。」は,この当時の提案書にもあったフレーズとのことで,岡村氏が日「日本、奪還。」はタイトルである「サクラ革命」と密接に連なった言葉だということを語った。

 木原氏は「サクラ大戦」が歴史の深いタイトルということで,「サクラ大戦」らしさというテーマについても言及していた。ディライトワークス側は「サクラ大戦」らしさとは,舞台や歌劇に通じた音楽からも生まれると考えていたとのこと。そのため,楽曲に関しては両社で丹念に打ち合わせを行い,シリーズに関わってきた作曲家の田中公平氏や,作詞家の畑 亜貴氏に作詞・作曲を依頼したという。

 続いて本作の序盤から登場する「大帝國華撃団B.L.A.C.K.」に関して,池氏は「シリーズのファンの皆さんだったら,大帝國華撃団B.L.A.C.K.がアイドルですって出てきたら,たぶん違和感を感じると思うし,シリーズの乙女たちはアイドルじゃないよって思うだろうな」とシリーズファンが感じるであろう引っかかりについてコメントした。

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 そこから「言っていることは芯がとおっていてかっこいいんたけど,帝国華撃団を取り返さなきゃという気持ちになるような。違和感を感じつつも乗り越えたくなり,かわいいなとも思ってもらえるような子だといいな」と「大帝國華撃団B.L.A.C.K.」の誕生秘話を明かしていった。

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 加えて池氏は,本作でプレイヤーが指揮することになるキャラクターに関して「シリーズの乙女たちって下の名前が全部,花の名前じゃないですか。今回も,もじってはいるんですけど,全員が花の名前なんですね」とシリーズの伝統どおりに命名したという。名字については「長崎だったら長崎にある地名っていう組み合わせなんです」と補足。

 トークセッション後には,サービス開始に向けて木原氏が「完全に新しいサクラ大戦を作るということで,ディライトワークスさんから熱い提案をいただいてサクラ大戦の想いや開発力を信じて,ここまで作ってきました。皆さんご期待のほど,よろしくお願いいたします」とシリーズへの熱意をもってして開発したタイトルであることを語った。

 対する岡村氏は「サクラ大戦らしさとはなんだっていうところを,開発メンバーで考えながら作ってきたタイトルとなります。そして,いろいろな乙女が出てきます。その中で皆さんが好きになってくれるような乙女が1人でもいてくれたらと思います」と返答し,プレイヤーに向けたコメントを残した。

 最後に池氏が「サクラ大戦じゃなくてサクラ革命というタイトルをつけたのも,我々が感じたサクラ大戦のここがよかったっていうところを伸ばしながら,今回やってみたところではあるんですけど,これもまたサクラ大戦としてありかなと思ってくれたら,一番ありがたいなと思っています」とシリーズらしさを重視しながらも,新たなタイトルとなったことを語る言葉でトークセッションを締めくくった。

 今回のメディア向け先行プレイ体験会では,配信開始を目前とした本作をプレイすることができたうえに,制作陣が「サクラ大戦」シリーズに熱い想いを持って臨んだタイトルだということがうかがえる,制作秘話が明かされていた。もちろん完全新作ということもあって,シリーズを知らずとも入りやすいストーリーであることは間違いない。池氏の狙いどおりに「大帝國華撃団B.L.A.C.K.」の立ち位置に違和感を覚えていたというシリーズファンも,ぜひ配信を楽しみにしてほしい。

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※画像は開発中のものです。
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