戦災で壊滅した街を復興する都市建設シム「WW2 Rebuilder」の制作が発表

　パブリッシャのPlayWayは本日（2021年3月17日），ポーランドのMadnetic Gamesが開発中のPC向け都市建設シム「WW2 Rebuilder」を発表し，プレイの様子を紹介するトレイラーを公開した。Steamのストアページはすでにオープンしているが，発売日および価格は今のところ発表されていない。

「WW2 Rebuilder」公式サイト

　「WW2 Rebuilder」は第二次世界大戦によって荒廃したヨーロッパの都市を復興するという一人称視点のシミュレータで，プレイヤーは，一面に広がった瓦礫を片付け，残骸を取り壊し，破壊された建物を補修していく。物資の乏しい時代なので，瓦礫は単に捨て去るのではなく，壊れていないレンガを再利用したり，ゴミで空洞を埋めたりしていかなくてはならない。
　舞台となるのは，空襲によって破壊されたロンドンや，戦火に焼かれたフランスの町，さらにはワルシャワなどが登場するという。
　公開されたトレイラーを見る限り，復興はエリアごとに行い，いくつか用意されたテンプレートを使って建物を再建していく。できることは多岐にわたっており，トレイラーでは，足場を立てて建物を清掃する様子も収められている。


　PlayWayは，車の修理をする「Car Mechanic Simulator」シリーズや，鉄道の古い駅や車両を修理する「Train Station Renovation」，火星探査車の修理をする「Rover Mechanic Simulator」など，ちょっと変わったシミュレーションを多数リリースしているパブリッシャで，今回の「WW2 Rebuilder」も，ひとひねりした都市建設シムになっているようだ。また，上記のようにMadnetic Gamesはワルシャワに本拠を置くデベロッパで，ワルシャワは第二次世界大戦中に都市の約85％が破壊された街。戦災からの復興にあたっては，新たな建物を作るだけでなく，歴史地域を設定して破壊される前の姿を再現しようとしてことで知られており，これが本作のイメージソースの1つになっていることは間違いないだろう。独自性の高い作品だけに，続報を楽しみにしたい。