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[TGS2022]「遊戯王 マスターデュエル」アメコミ×ダークヒーロー“ヴェンデット”のソロモードを先行体験してきた
その前に,ブースの様子をお伝えしよう。今回出展された遊戯王関連のタイトルは,2022年12月1日に発売を予定しているNintendo Switch用ソフト「遊戯王ラッシュデュエル 最強バトルロイヤル!! いくぞ!ゴーラッシュ!!」に,配信済みのタイトルである「遊戯王クロスデュエル」(iOS / Android)に「遊戯王 デュエルリンクス」(iOS / Android / PC),そして遊戯王 マスターデュエルを加えた合計4作品だ。
注目なのは,ブース内でもとくに目立つ“可変式スコーピオン型ゲーミングチェア”に座り,遊戯王 マスターデュエルの新たなソロモード「闇の復讐者」を体験できる点だ。参加賞として,「遊戯王オフィシャルカードゲーム」で使えるOCGカード「デコード・トーカー」ノーマルパラレル仕様を1枚もらえる点も見逃せないだろう。
新ソロモード「闇の復讐者」の主題は,アメコミ×ダークヒーローの雰囲気が魅力の儀式系テーマデッキ“ヴェンデット”だ。
カードに込められたストーリーラインには,人々の憎しみや恨みが集まって生まれた肉体無き存在「ヴェンデット」が中心にいる。彼らは町の墓場に埋められた人や動物の死体に憑依し,取り憑いた者を凶暴なゾンビのように操って,夜な夜な人々を害していた。
そしてヴェンデットにより命を落とそうとしていた1人の男が,最愛の女性までもが絶命させられたことをきっかけに,ヴェンデットを上回るほどの憎悪で,彼らを狩る者「リヴェンデット・スレイヤー」として覚醒。味方などいない闇夜の街で,今日もヴェンデットを狩り続ける。
といった導入から,男の子が大好きな展開をこれでもかこれでもかというほどにカードイラストで描いていくテーマである。
ソロモードとしては,基準の1プラクティス+2シナリオ+3デュエルより増量され,シナリオ部分が(ゴール含め)5つも存在する。それだけストーリー性を押し出したいテーマなのだろう。
とはいえ,ヴェンデットカード自体は遊戯王 マスターデュエルに当初から実装済みで,ランクマッチなどでも使用できる。
基本は「リヴェンデット・スレイヤーが墓地のアンデッド族を屠って(除外して),バトル時に攻撃力アップ」という熱い展開を期待でき,専用魔法カードの種類が多いのもウリである。
だが,召喚方法の軸が儀式召喚となるうえ,気付けばシナジーのために入れていた「死霊王 ドーハスーラ」が主力になることも少なくない。儀式と言えば,かつての宣告者ドライトロンデッキと比べるより,先んじてソロモードに参入していたネフティスデッキに近くはある。
つまり,環境での使用率はそういう感じだろう。
ソロモード単品で語ろうとすると,テーマデッキの動かし方はそれこそプラクティスの役目なので不必要か。また,文章を読んで理解するにはすこし4Gamerのテキスト欄が足りない可能性がある。そこで,みんなが注目するソロモード専用デッキを確かめてみた。
正直な話,形は調べたし,対戦したこともあるはずだが,テーマ使用者とは言えないので細部については触れられない。
そのうえでまずは,近々の9月30日に,遠いところへのお引っ越しが決まってしまった「水晶機巧 −ハリファイバー」が輝いている。おそらくはTGS用の調整だが,もしかしたら「ソロモードではこれからもハリファイバーと遊んあげてね」という意思表明かもしれない。
シンクロ面は「宣告者の神巫(デクレアラー・ディヴァイナー)」を利用し,「シューティング・ライザー・ドラゴン」から「フルール・ド・バロネス」などの分かりやすい強力なカードにつなげということか。
リンクも「ユニゾンビや馬頭鬼でなんやかんやしてね」といった狙いとともに,「トロイメア・ユニコーン」ですら殴って勝てそうな気配も感じる。そもそもハリファイバー経由で盤面を作ればいいのか。
いずれにせよ,知っている率の高い強力なカードがバランスよく入っている。ここになぜドーハスーラとアンデットワールドと屍界のバンシーがいないのかと一瞬思ったが,ヴェンデットにはふさわしくないという判断なのかもしれない。
少なくとも,ヴェンデットはアンデッド族とは最低限のシナジーがつながっているため,最近現れたカツ丼と納豆丼をいっぺんに味うかのような夢の盛り合わせである,海造賊エレメントセイバーデッキのように抜きんでた芸術性は感じない。あれと比べれば,普通に高めの打点で叩き,普通に勝てそうなバランス構築と言えるのかもしれない。
基本,ソロモードで扱うオリジナルデッキとは一期一会のお付き合いが粋であり,縁が長続きしたものならふざけるなこの紙た……神タイミングにいいプレイをしてくる相手じゃねえか,などとプレイングとメンタルの底上げに協力してくれる。この観点で言えば,ヴェンデットのオリジナルデッキは強めに叩けば勝てそうな類いのため,悲しいが最大2戦でお別れすることになる,ソロモード界の環境デッキと言えそうだ。
短い試遊でヴェンデットを使いこなすのは腕前的に難しかったが,遊戯王 マスターデュエルに関しては,近々でハリファイバーが「真竜皇V.F.D.」たちが楽しく暮らしている新天地へと向かってしまうように,新たなリミットレギュレーションが適用されることになっている。
目玉はなんと言っても,「トリックスター・ライトステージ」が制限から準制限になることだ。誰がなんと言ってもハリラドンがどうなろうと,こちらとしてはライトステージ2枚が神の宣告に等しい。
これによりテーマデッキ「トリックスター」は,実質上「トリックスター・キャンディナ」が5枚体制になったようなもので,キャンディナとセットでくる確率が倍増したことにより,初動からトリスタ界のアクセスコード・トーカー「トリックスター・マンジュシカ」をサーチできてしまうという,革命でいて,はるか底面寄りの上振れ始動を獲得する。
※上記のデッキはバーン戦略ではなくミッドレンジなのだ
これまでもしばしあったが,今回の改訂では「聖殿の水遣い」や「群雄割拠」と「御前試合」といった環境寄りのカード以外にも,「虹彩の魔術師」「氷結界の龍 トリシューラ」「発条空母ゼンマイティ」といった“こうして触れられなければ可能性が広がらないカードたち”にスポットが当たりはじめて,魂のトリスタWW(ウィンド・ウィッチ)デッキが4か月は逃していたプラチナ入りを果たせるかもという,願いをつなげてくれる。
「SPYRAL-ジーニアス」に関しては,テーマの知識は薄いが,完全にリーサル足りている負け盤面を作られたのにまだ回されて最終的にタイムアウトで逆転勝ちしてしまったという恐ろしい記憶の一戦がこびりついているので識者のコメントにご教授いただきたいが,ともかくだ。
日のあたりが悪いカードたちも,これからこうしてときどき掘り起こして陰干ししてもらえると,反応する人の声は決して多くはなく,使用者の数も確実に少ないだろうが,そこに関わる誰かが絶対に喜べる。
1万種類を超えたカード群で,視認するのも難しい状況だと理解していても,ちゃんと見てくれていることをうれしく思える。
つまりこの記事は,ライステ準制限に対するお礼のお手紙だ。
だから今後も,とまで言うとトリックスター使いの名誉に関わるので,「トリックスター・リンカーネイションも準制限にしろ」とかそういうことは絶対に野次を飛ばさないが,こういった形で,私も知らない,気付いていないカードの愛用者を喜ばせる運用がされるのなら,遊戯王 マスターデュエルは光指す道となる。
といったところで,TGS 2022も残すところ最終日(9月18日)のみだ。3年ぶりにリアル会場での開催となった東京ゲームショウで,参加賞の「デコード・トーカー」ノーマルパラレル仕様をぜひもらいにいこう。
4Gamer「東京ゲームショウ2022」記事一覧
「KOMANI 東京ゲームショウ2022」特設サイト
「遊戯王 マスターデュエル」公式サイト
「遊戯王 マスターデュエル」ダウンロードページ
「遊戯王 マスターデュエル」ダウンロードページ
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