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「Tandem: A Tale of Shadows」プレイレポート。見下ろし視点と横スクロール視点を切り替えながら屋敷を探索するパズルアクション
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印刷2021/09/02 15:39

プレイレポート

「Tandem: A Tale of Shadows」プレイレポート。見下ろし視点と横スクロール視点を切り替えながら屋敷を探索するパズルアクション

 2021年9月2日と3日,インディーズゲームの展示イベント「BitSummit THE 8th BIT」が,京都・みやこめっせで開催されている。今年は現地会場が,ゲーム開発者やメディア限定のみの入場となっているが,Steamのストアページでは出展タイトルを集めた特設ページが公開されている。その出展タイトルである「Tandem: A Tale of Shadows」のデモ版をプレイしたので,本稿で紹介したい。

画像集#001のサムネイル/「Tandem: A Tale of Shadows」プレイレポート。見下ろし視点と横スクロール視点を切り替えながら屋敷を探索するパズルアクション

 「Tandem: A Tale of Shadows」は,Monochrome Parisが開発し,Hatinh Interactiveがパブリッシングするパズルアクションゲームだ。
 物語は19世紀末のロンドンで,著名な一族の息子であるトーマス・ケインが謎の失踪を遂げる事件が発生したことから始まる。主人公のエマとテディベアのフェントンは,入り組んだ仕掛けや謎の生物が潜むケイン邸の探索に乗り出し,事件を調査していく。

画像集#002のサムネイル/「Tandem: A Tale of Shadows」プレイレポート。見下ろし視点と横スクロール視点を切り替えながら屋敷を探索するパズルアクション

 本作ではエマと,テディベアのフェントンの操作を切り替えながらギミックを解いていき,ステージクリアを目指す。各ステージのどこかにどこかにクリスタルが配置されており,これを取ると次のステージに進める。

各ステージに配置されているクリスタル
画像集#003のサムネイル/「Tandem: A Tale of Shadows」プレイレポート。見下ろし視点と横スクロール視点を切り替えながら屋敷を探索するパズルアクション

 エマを操作するパートは見下ろし型視点で,上下左右にエマを動かしステージを探索していくというオーソドックスなものだ。
 ステージには至る所にカギのかかった扉が配置されており,エマだけの力では,すぐに先に進めなくなってしまう。そんなときには,フェントンに操作を切り替えてゲームを進めるのだが,まず以下の画像を見てもらおう。

画像集#004のサムネイル/「Tandem: A Tale of Shadows」プレイレポート。見下ろし視点と横スクロール視点を切り替えながら屋敷を探索するパズルアクション

 画面下に見える壁のところに,フェントンが張り付いているのが分かると思う。ここで操作を切り替えると,フェントンが壁を地表に見立てて,移動していく横スクロールの探索パートが始まるのだ。

操作をエマからフェントンに切り替えたところ。フェントンには,通常とは異なる重力法則が働いているようで,壁を歩いて移動していく
画像集#005のサムネイル/「Tandem: A Tale of Shadows」プレイレポート。見下ろし視点と横スクロール視点を切り替えながら屋敷を探索するパズルアクション 画像集#006のサムネイル/「Tandem: A Tale of Shadows」プレイレポート。見下ろし視点と横スクロール視点を切り替えながら屋敷を探索するパズルアクション

エマの行く手に扉があり進めなかったが,フェントンで壁にあるスイッチを押すことで先に進めるようになった
画像集#007のサムネイル/「Tandem: A Tale of Shadows」プレイレポート。見下ろし視点と横スクロール視点を切り替えながら屋敷を探索するパズルアクション 画像集#008のサムネイル/「Tandem: A Tale of Shadows」プレイレポート。見下ろし視点と横スクロール視点を切り替えながら屋敷を探索するパズルアクション

 エマが行けないところをスイスイ進めるフェントンだが,ステージには道(壁)が途切れていたり,足場がなかったりする場面もある。そんなときに役に立つのがエマが持つ「ランタン」だ。
 エマたちが探索する真夜中のケイン邸には,障害物や街頭が作り出す「影」が落ちている箇所がある。この影が落ちている箇所を,うまくランタンで照らしてあげることによって影が伸びていき,フェントンが通れる新たな“影の道”ができるのだ。
 エマで行き詰まったらフェントンに操作を切り替え,フェントンで行き詰まったらエマで道を作ってあげる……プレイヤーは,これを繰り返してゲームを進めていくことになる。

影に覆われた一角をランタンで照らすことによって“影の道”ができた。ランタンを照らす角度によって光の当たる方向が変わるため,それによって生まれる道も変わる
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ランタンの光だけでなく,障害物を動かして影を作るパターンも
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フェントンが通る道を形成するには,薄すぎる影が落ちている箇所もある。そういうときは物を動かして影と影を重ねてやると,重なった部分が道になる
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 今回のデモ版で遊べたのは,7ステージのみだったが,「Tandem」というタイトル名の通り,エマパートとフェントンパートという異なるの2つの操作性で探索していくシステムがユニークで面白かった。ランタンが壊れて光を作れなくなるアクシデントがあったりがあったり,屋敷に潜む怪物であるクモが襲ってきたりするなど,ギミックも多彩で飽きさせない。

画像集#017のサムネイル/「Tandem: A Tale of Shadows」プレイレポート。見下ろし視点と横スクロール視点を切り替えながら屋敷を探索するパズルアクション

 製品版では全45ステージが用意される予定で,デモ版の最後に流れるPVでは,フェントンが移動する影に乗っていくアクション性の高いステージや不気味な怪物にエマが追いかけられるシーンも見られた。製品版の発売は2021年を予定しているとのことなので,気になった人は,Steamのストアページでデモ版をチェックしながら,続報を待とう。

画像集#018のサムネイル/「Tandem: A Tale of Shadows」プレイレポート。見下ろし視点と横スクロール視点を切り替えながら屋敷を探索するパズルアクション

「BitSummit THE 8th BIT」Steam特設ページ

「Tandem: A Tale of Shadows」Steamストアページ

  • 関連タイトル:

    Tandem: 影の物語

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