スマホゲームのセルラン分析（2024年3月28日〜4月3日）。今週の1位は「崩壊：スターレイル」。1月〜3月の国内収益ランキングも紹介

　データ分析を専門に行うSensor Towerによると，2022年におけるスマートフォン向けゲームの国内収益は約2兆1422億円に達している（関連記事）。そんな世界有数のスマホゲーム大国となった日本で，いま最も売れているタイトルをはじめとした，さまざまなデータを毎週お届けするのが，本連載「スマホゲームのセルラン分析」である。

スマホゲームの国内収益ランキング
（2024年3月28日〜4月3日）

順位	前週	タイトル	DL数の前週比	収益の前週比
1	5	崩壊：スターレイル	19％	138％
2	3	キノコ伝説：勇者と魔法のランプ	-38％	69％
3	1	Fate/Grand Order	35％	-2％
4	20	プロジェクトセカイ	2％	317％
5	16	荒野行動	-41％	192％
6	2	ウマ娘 プリティーダービー	-16％	-21％
7	10	勝利の女神：NIKKE	-28％	40％
8	9	モンスターストライク	-12％	20％
9	14	原神	-5％	117％
10	4	パズル＆ドラゴンズ	-34％	-21％
11	43	LINE：ディズニー ツムツム	2％	419％
12	6	eFootball 2024	-30％	-32％
13	44	グランブルーファンタジー	-28％	303％
14	12	ロイヤルマッチ	10％	4％
15	17	Last War:Survival Game	-7％	37％
16	15	パズル＆サバイバル	2％	41％
17	11	プロ野球スピリッツA	-8％	-13％
18	32	ヘブンバーンズレッド	-16％	129％
19	24	ONE PIECE バウンティラッシュ	-18％	64％
20	13	あんさんぶるスターズ！！Music	-18％	3％
21	21	ホワイトアウト・サバイバル	-19％	36％
22	25	ブルーアーカイブ	13％	72％
23	8	Pokémon GO	-1％	-49％
24	7	ドラゴンクエストウォーク	-11％	-54％
25	28	信長の野望 覇道	-7％	53％
26	19	聖闘士星矢レジェンドオブジャスティス	-11％	-1％
27	92	#コンパス〜戦闘摂理解析システム〜	15％	406％
28	18	Pokémon Sleep	22％	-11％
29	26	放置少女	6％	18％
30	34	ロマンシング・サガ・リ・ユニバース	-9％	31％
31	45	三國志 真戦	43％	87％
32	22	アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ	-74％	-10％
33	23	モンスターハンターNow	-18％	-8％
34	27	ガーデンスケイプ	31％	20％
35	31	トゥーンブラスト	-10％	20％
36	33	呪術廻戦 ファントムパレード	10％	22％
37	35	LINE ポコポコ	5％	28％
38	78	遊戯王 マスターデュエル	-21％	214％
39	-	ハイキュー!!FLY HIGH	-	-
40	36	ドラゴンボールZ ドッカンバトル	-21％	22％
41	29	Age of Origins	-5％	8％
42	30	メメントモリ	-26％	6％
43	187	DUEL MASTERS PLAY’S	25％	831％
44	53	ドット勇者	-18％	74％
45	52	陰の実力者になりたくて！マスターオブガーデン	-42％	69％
46	60	七つの大罪 光と闇の交戦	-5％	84％
47	67	おねがい社長！	-22％	111％
48	48	Identity V	-6％	39％
49	122	スーパーロボット大戦DD	-42％	333％
50	40	ホームスケイプ	16％	8％

※データはSensor Towerから引用。データのない箇所は「-」と記載
※App StoreとGoogle Playが集計対象。PC/コンシューマ版のデータは含まれていない

1〜25位のグラフ。縦軸（収益）の値は本連載では非公開

　国内収益ランキング1位は「崩壊：スターレイル」（iOS / Android）だ。星5キャラクター「黄泉（CV：沢城みゆき）」が新登場するピックアップガチャを3月27日に開始し，前週比で収益を138％伸ばしている。


　「プロジェクトセカイ カラフルステージ！ feat. 初音ミク」（iOS / Android）では，サービス開始3.5周年と全世界3900万ダウンロード突破を記念したイベント「3900's FESTIVAL」が3月30日にスタートし，ログインキャンペーンやガチャを実施中だ。前週比317％の増収を達成し，20位から4位まで順位を上げた。


　また，「DUEL MASTERS PLAY’S」（iOS / Android）は第25弾カードパック「轟炎革命 -LEGEND EVOLUTION-」を3月28日にリリースし，Top50のタイトルで最高の収益増加率となる831％増を記録した。


　新作タイトルとしては，Changyouが3月28日に正式サービスを開始した「ハイキュー!!FLY HIGH」（iOS / Android）が39位にランクイン。アニメ「ハイキュー!!」を原作としたスポーツカードゲームで，コレクションと育成を楽しめる。

スマホゲームの国内収益ランキング
（2024年1月1日〜3月31日）

　今回は，日本のApp StoreとGoogle Playにおける2024年1月〜3月の収益ランキングを紹介しよう。前期（2023年10月〜12月，関連記事）と比較したデータも併記しているので，参考にしてほしい。

順位	前期	タイトル	DL数の前期比	収益の前期比
1	1	モンスターストライク	-40％	-19％
2	4	ウマ娘 プリティーダービー	22％	49％
3	5	Fate/Grand Order	-5％	17％
4	2	プロ野球スピリッツA	-10％	-15％
5	22	ドラゴンボールZ ドッカンバトル	353％	223％
6	3	パズル＆ドラゴンズ	14％	-7％
7	8	ドラゴンクエストウォーク	-13％	4％
8	11	崩壊：スターレイル	35％	17％
9	6	原神	-10％	-13％
10	7	eFootball 2024	35％	11％
11	16	Pokémon GO	2％	22％
12	-	キノコ伝説：勇者と魔法のランプ（2月23日〜）	-	-
13	19	ブルーアーカイブ	86％	58％
14	24	ONE PIECE バウンティラッシュ	50％	119％
15	17	ロイヤルマッチ	-4％	12％
16	27	LINE：ディズニー ツムツム	89％	112％
17	10	勝利の女神：NIKKE	-4％	-26％
18	15	プロジェクトセカイ	9％	-5％
19	23	ヘブンバーンズレッド	103％	56％
20	18	パズル＆サバイバル	13％	-2％
21	13	荒野行動	15％	-20％
22	12	呪術廻戦 ファントムパレード	-78％	-36％
23	20	あんさんぶるスターズ！！Music	14％	11％
24	-	聖闘士星矢レジェンドオブジャスティス（1月18日〜）	-	-
25	9	モンスターハンターNow	-78％	-49％

※データはSensor Towerから引用。データのない箇所は「-」と記載
※App StoreとGoogle Playが集計対象。PC/コンシューマ版のデータは含まれていない

1〜25位のグラフ。縦軸（収益）の値は本連載では非公開

　1位は「モンスターストライク」だ。過去2年は1月〜3月の四半期において，「ウマ娘 プリティーダービー」が周年イベントの好調により首位となっていたが，今年は「モンスターストライク」が王座に返り咲いた。

1月は「呪術廻戦」，2月は「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」，3月は「炎炎ノ消防隊」とのコラボが実施された

　Top25のタイトルのうち，前期比で最も収益を伸ばしたのは「ドラゴンボールZ ドッカンバトル」だ。9周年記念キャンペーン「究極を超えろ！9周年極大DOKKAN謝祭」を1月29日から3月5日まで開催し，前期比223％の増収を達成した。


　新作タイトルは「キノコ伝説：勇者と魔法のランプ」が12位に，「聖闘士星矢レジェンドオブジャスティス」が24位にランクインしている。どちらも放置系RPGであり，このジャンルの収益性の高さがうかがえる。

　前者は，PR大使の東雲うみさんや，オリジナル主題歌の「キノコ勇者」を前面に押し出したユニークな広告展開が話題となった。しかし，たまたまバズったというわけではなく，先行リリースされた台湾，香港，韓国でもセルラン1位を獲得しているため，その成功には再現性がありそうだ。


　後者は，漫画「聖闘士星矢」を原作としたタイトルだ。これまでの放置系RPGはオリジナルIPで展開されるものが多かったが，放置系RPGがジャンルとして確立したことで，今後は既存の人気IPと結びついたものが増えてくるのかもしれない。

Sensor Tower 日本語公式サイト

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