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「Roblox」,年に一度の祭典・Roblox Developers Conferenceで没入型広告展開などの最新情報を公開
Roblox Developers Conferenceは,対面とオンラインのハイブリッドで行われる,年に一度となるRobloxの祭典。今回のRDC 2022では,2023年からユーザーがアバター上に自身のウェブカメラの映像を表示できるようになることや,より忠実な人間の表情をアバターに提供する計画があることなど,さまざまな発表が行われた。没入型広告の展開として,デベロッパコミュニティに向けて,没入型広告とマーケットプレイスを通じて収入を得る方法を多様化させるなどのビジョンも明らかにされている。詳細は,本稿末尾のリリース文でチェックしてほしい。
なお本日開幕した東京ゲームショウ2022(千葉・幕張メッセで9月15〜18日に開催)では,Roblox China代表のAri Staiman(アリ・ステイマン)氏が,基調講演を行った。その模様は,以下の動画でチェックできる。
RDC 2022公式サイト
「Roblox」公式サイト
Robloxが数々の最新情報を発表
2022年9月9日から10日(現地時間)にかけて行われた年次イベント・RDC(Roblox Developers Conference https://rdc22.fnvirtual.app/ )において、Robloxは数々の大規模な発表を行いました。
対面とオンラインのハイブリッドで行われる「年に一度の祭典」RDC 2022は、Robloxコミュニティ内で最も革新的なクリエイターが世界中から集い、そのアイデアを共有し共に学び合うことでつながりを形成する招待制イベントです。共同創業者兼CEOのDavid Baszucki(デイヴィッド・バズーキ)をはじめとしたRobloxの経営陣は、人々が集う方法を再定義し、創造的で、社会的、起業精神に溢れた新たな可能性をRoblox上のグローバルコミュニティに開放するビジョンに基づき構築された、多くのイノベーションや製品を公開しました。
下記は、今回Roblox Developers Concerenceで発表された詳細となります。
より有意義なつながりの創出
- 13歳以上のユーザーは音声機能のあるエクスペリエンス上で会話ができるようになり、Robloxのチャットがより現実世界での関係構築に似たダイナミックな機能となりました。これは実際の対面での会話を基に作られた機能で、アバター同士の距離を基準として、近くにいる人に囁いたり、部屋中に響き渡る大声を出したりすることができます。この機能の登場後、約100万件にも上るエクスペリエンスで音声コミュニケーションが可能になりました。
- さらに来年には、ユーザーがアバター上に自身のウェブカメラの映像を表示することで、リアルタイムに自身の姿を表現できるようになります。カメラがユーザーの表情の動きをつぶさに映し出すことで、アバターもその感情を鮮明に体現し、Robloxが持つ没入感とつながりに新たなレイヤーが生まれることが期待できます。
自己表現を通じた創造性の発揮
- Robloxは、より忠実な人間の表情をアバターに提供する計画を発表しました。今後数週間のうちにRoblox Marketplaceには新機能「Facial Animation(フェイシャル・アニメーション)」がリリースされ、ユーザーは自身の気分に合った以前よりも幅広い表情のアバターを作成することによって、よりきめ細やかな感情やジェスチャーを表現できるようになります。
- Robloxは、現在デベロッパースタジオでベータテストが可能なボディ用、フェイス用の「Animation Capture(アニメーション・キャプチャー)」ツールを公開しました。このツールはRobloxの最新機械学習モデルが活用されており、これまで高品質なアニメーションの実現にかかっていた時間とリソースを大幅に削減しています。これを使えばどのデバイスからでも、たった数分でプロ仕様のアバター用のアニメーションを作成することができます。
Robloxコミュニティとしての成長
- Robloxは近日中に、各エクスペリエンスごとのプレイ推奨年齢を規定する「Experience Guidelines(エクスペリエンス・ガイドライン)」を発表しました。これはプラットフォーム上で接するコンテンツを選ぶ際に、ユーザーとその両親が十分な情報を得た上での意思決定を支援する目的で提供されるものです。
- プレイ推奨年齢は小児発達研究の知見、及び業界内水準に基づいて決定されています。保護者は推奨年齢に基づいたペアレンタル・コントロール機能を利用することで、最終的にそのコンテンツが子どもにとって適切かどうか決定し管理することができます。
Robloxエコノミーの活性化に向けた取り組み
- 没入型広告とマーケットプレイスを通じ、デベロッパーコミュニティがRobloxを通じて収入を得る方法を多様化させることを発表しました。
- 現実世界には人々の生活の中に広告が介在しているのと同様に、メタバース上もそうあるべきと考えるRobloxは、来年プラットフォーム上に没入型広告を登場させる計画を立てています。
- この革新的な3Dの広告体験は、広告であることが明示されつつも、すぐにプラットフォーム内に溶け込んでいくことでしょう。ブランドやデベロッパーは、ユーザーをエクスペリエンス間でシームレスに移動させることのできるポータルなど、Roblox上でかつてない広告体験を構築できるようになります。
- デベロッパーたちにとっては更なる収益化の、ブランドにとっては自らのコミュニティにより効果的にユーザーを招き入れる絶好の機会となるでしょう。
ゲームファンドの拡充
- 新時代のエクスペリエンスを開発するためのリソースをデベロッパーに提供する目的で設立されたゲームファンドに、この度新たに1000万ドルが拠出され、現在の総額は3500万ドルにまで上っています。ゲームファンドを利用して制作された作品の一部はこちら( https://www.youtube.com/watch?v=twSLcTTuE-c )からご確認ください。
より詳細な情報や、その他のアナウンスメントについても知りたい方は、こちらのブログ記事(英語 https://blog.roblox.com/2022/09/rdc-2022-vision-future-roblox/)をご覧ください。
キーワード
(C)2022 Roblox Corporation.
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