プレイレポート
[プレイレポ]「シアトリズム ファイナルバーライン」体験版の先行インプレッションをお届け。FFの名曲をリズムゲームで堪能しよう
FFの名曲とRPG風のシステムを組み合わせたリズムゲーム
「シアトリズム」シリーズとしては7年ぶりの新作となる「シアトリズム ファイナルバーライン」。今作では,「ファイナルファンタジー」から「FINAL FANTASY VII REMAKE」までの歴代FFシリーズに加え,DLCで「NieR:Automata」「LIVE A LIVE」といった他シリーズの楽曲も登場するなど,スクウェア・エニックスファンにとっては嬉しいタイトルと言えるだろう。
体験版では,ファイナルファンタジーのナンバリングタイトルをモチーフにした6シリーズ(「II」「V」「VII」「XIII」「XIV」「XV」)の序盤が楽しめる。
システム自体はこれまでのシアトリズムシリーズを踏襲しており,ステージに出現するモンスターに対し,リズムゲームでダメージを与えて倒していく。画面にあるレールのような形をした「レーン」の上を,入力タイミングを示す「トリガー」(ほかのリズムゲームにおけるノーツ)が流れてくるので,「ジャストサークル」に重なったところでタイミング良くボタンを押すか,スティックを倒せばいい。
トリガーには主に4つの種類があり,色と形で見分けられる。赤い丸の「タッチトリガー」ならボタンをひと押し。黄色い丸に矢印の「スライドトリガー」は矢印方向にスティックを倒す。緑色の丸が長く伸びる「ホールドトリガー」はボタンを押し続けた後に離す。緑色の丸に,最後が矢印になった「ホールドスライドトリガー」はボタンを押し続けた後でスティックを矢印方向に倒す,といった感じだ。なお,ボタンに割り当てがあるわけではなく,2つ以上のトリガーが同時に出現した場合,いずれかのボタンを2つ同時に押すといった操作でクリアできる。
お気に入りのあの曲が難しい,という場合も心配はない。というのも,譜面の難度選択と「プレイスタイル」変更を組み合わせることで,自分好みに遊ぶことができるからだ。
難度は「基本」「熟練」「究極」「超絶」の4種類で,同じ曲でも基本だとのんびりタッチトリガーを押すだけで良かったものが,究極になるといろいろなトリガーが組み合わさった,歯ごたえのある難度になる。
プレイスタイルは,4種のトリガーが出現する通常の「スタンダード」,2人で4つのレーンを分担する「ペア」,タイミング良く1つのボタンを押すだけで遊べる(スライドトリガーが出ない)「シンプル」が存在する。
例えば,難度超絶+シンプルスタイルのような組み合わせも可能だ。「ファイナルファンタジーVII」の「更に闘う者達」の超絶難度であれば,イントロの「たたたたーん,たたたたーん」は,スタンダードだとタッチトリガーとスライドトリガーが組み合わさり,たたた(ボタンを押す)たーん(スティックを倒す)となるのだが,シンプルだと「たたたたーん」のすべてがボタンを押すだけで良くなる。
なので,普段リズムゲームをあまり遊ばないという人も,難度とプレイスタイルの組み合わせで思い出の曲を堪能できるだろう。こうしてステージを進めて行くと,ほかのシリーズのステージや曲,キャラクターを解放できる。
歴代作のキャラクターたちが登場し,RPG要素を取り入れたルールで遊べるのもシリーズならではの見所だ。
体験版だと「ファイナルファンタジーVII」からクラウド,エアリス,ティファ,バレット,ユフィ,レッドXIII,ヴィンセント,「ファイナルファンタジーXV」からノクト,イグニス,プロンプト,グラディオというように,それぞれのメインキャラクターが登場。そこから4人を選んでパーティを組めるという仕組みだ。作品の枠を超えて主人公を集められるのが楽しい。
ステージではモンスターが出現し,プレイヤーがリズムゲームの操作で,これらを討伐していくことになる。トリガーの入力タイミングが正確なほど大きなダメージを与えられるので,うまく狙って倒したいところだ。モンスターを効率良く倒せれば最後にボスが登場(※最初からボス戦の場合もある)。すべてを倒して最大総ダメージ(今作から記録されるようになった1回のプレイで与えた総ダメージ数)の更新を目指したいところだが,逆に「曲は最後まで演奏できたけれど,ボスが出てこなかった」ということも起こるわけだ。見事にボスを倒せれば,楽曲が終わるまで続けてモンスターが出現し,ダメージ数を伸ばすこともできる。
なお,キャラクターのレベルが上がると,戦闘で有利になる(※リズムゲームのスコアには影響しない)のはもちろん,さまざまな条件で発動する「アビリティ」が習得できるというRPG要素も存在する。これをキャラクターにセットすることで,戦闘がさらに有利となり,より高い最大総ダメージを狙えるというわけだ。
バトルを派手にしてくれる「召喚石」のフィーチャーも面白い。トリガーの入力に成功してゲージが溜まれば,あらかじめセットした召喚石が発動。シリーズお馴染みの召喚獣が登場し,モンスターに大ダメージを与えられる。召喚石はステージクリア時などに手に入るが,どんな効果が付与されているかはランダム。同じ「ナイツオブラウンド」の召喚石でも,「獲得経験値アップ」が付与されたものがあれば,「アイテムドロップ率アップ」や「召喚獣のダメージアップ」が付与されたものもあるといった具合で,やり込みへのモチベーションが上がりそうだ。
なお,体験版のデータは製品版に引き継げるので,興味のある人は発売日までじっくりとやり込んでみよう。
「シアトリズム ファイナルバーライン」公式サイト
- 関連タイトル:
シアトリズム ファイナルバーライン
- 関連タイトル:
シアトリズム ファイナルバーライン
- この記事のURL:
キーワード
(C)SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. Developed by indieszero Co., Ltd.
LOGO ILLUSTRATION:(C)2022 YOSHITAKA AMANO
(C)SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. Developed by indieszero Co., Ltd.
LOGO ILLUSTRATION:(C)2022 YOSHITAKA AMANO