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Oppo,ハイエンドスマートフォン「Reno 10x Zoom」を7月12日に発売。光学10倍ズームや収納式インカメラが特徴
Reno 10x Zoomは,Qualcomm製のハイエンド市場向けSoC
トリプルレンズ構成のアウトカメラは,上から順に標準,超広角,望遠という配列だ。超広角レンズは,120度という広い画角を有する。また,望遠レンズはいわゆるペリスコープ(潜望鏡)タイプのカメラユニットを採用しており,背面と直角方向にレンズを並べて必要な長さを稼ぐ構造となっている。
また,インカメラの背面側にはフラッシュが組み込まれており,アウトカメラでフラッシュを用いた撮影を行うときにも,自動で露出するようになっている。
さらに,端末内蔵のセンサーを利用して,インカメラが露出した状態で端末を落とすと,自動でカメラ部分を収納して落下によるダメージを防ぐという実用的な機能を備えているのもポイントだ。
Reno 10x Zoomのスペックも確認しておこう。搭載SoCは,冒頭で触れたとおりSnapdragon 855。メインメモリ容量は8GBで,内蔵ストレージ容量は256GBと充実している。内蔵のバッテリー容量は約4065mAhで,これは2019年登場のハイエンドスマートフォンとしては多いほうだ。
また,有機ELパネルの裏面下側には,組み込み型の指紋認証センサーを備えており,指紋を登録した指で画面を押すだけで指紋認証が行える。
Reno 10x Zoomはゲーマー向けに特化した製品ではないが,独自のゲーマー向け機能「Game Space」を備える点は見逃せないポイントだ。Game Spaceは,端末の動作状態や設定をゲーム向けに最適化させるもので,端末にインストールしたゲームを登録しておくと,そのゲームをプレイ中には通知や着信を抑制したり,SoCを通常よりも高めのクロックで動作させたりできるという。
それに加えて,ゲーム向けにフレームレートを最適化するという「Frame Boost」,タッチパネルのレポートレートを上げて,タッチ入力にを素早く処理できるようにするという「Touch Boost」といった機能も備えている。
ごく簡単にだが,グラフィックスベンチマークアプリ「3DMark」で描画性能を測定してみた。スコアを見る限り,Snapdragon 855を搭載する他社製端末と大きく性能は変わらないようだ。
興味深いことに,3DMarkをGame Spaceに登録してもスコアは誤差程度しか向上しなかったのだが,通常は0.7〜0.9GHz程度だったCPUの最低動作クロックが,Game Spaceに登録した場合は1.6GHzまで上がっているのを確認できた。十分な検証時間を取れなかったので断言はできないのだが,CPUの動作クロックに高めに推移させているようである。
Game Spaceのような機能は,ゲームプレイを煩わせる通知の抑制に役立つ。その意味では,Reno 10x Zoomは,ゲーマーが選ぶのに適した端末と言えそうだ。
メーカー | Oppo |
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OS | Android 9.0(Pie) |
ディスプレイパネル | 6.65インチ有機EL, |
プロセッサ | Qualcomm製「Snapdragon 855」 ・CPUコア:Kryo 485 ・GPUコア:Adreno 640 ・モデム:Snapdragon X24 LTE |
メインメモリ容量 | 8GB |
ストレージ | 256GB+microSD(最大容量256GB) |
アウトカメラ | 3眼式,メイン:約4800万画素, 超広角:約800万画素, 望遠:約1300万画素, |
インカメラ | 約1600万画素, |
対応LTEバンド | FDD LTE Band 1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19 TDD LTE Band 34/38/39/40/41 |
対応3Gバンド | WCDMA Band 1/2/4/5/6/8/19 |
無線LAN対応 | IEEE 802.11ac |
Bluetooth対応 | 5.0 |
待受時間 | 未公開 |
連続通話時間 | 未公開 |
バッテリー容量 | 4065mAh |
USBポート | USB Type-C(※バージョン未公開) |
公称本体サイズ | 77.2(W) |
公称本体重量 | 約215g |
本体カラー | ジェットブラック,オーシャングリーン |
Oppo日本語公式Webサイト
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