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NecroVisioN

NecroVisioN
公式サイト http://www.necrovision-game.com/
発売元 Aspyr Media
開発元 The Farm 51
発売日 2009/02/27
価格 未定
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このゲームの読者の評価
65
グラフ
読者レビューについて
 4Gamer読者レビューは,読者の皆さんがご自身の判断で書いたレビューを掲載するためのコーナーです。掲載前には編集部で主に公序良俗面のチェックを行っていますが,掲載されている情報について,4Gamer.netが正確さの保証を行うものではありません。掲載情報のご利用は,読者の皆様自身の判断と責任で行ってください。
 なお,ゲームの評価を表す「GamerScore」は,投稿されたレビューの平均点を表示したものではありません。投稿の傾向を分析・考慮し,補正を加えることで,有用と思われるスコアを目指した形となっております。詳しくは「こちら」をご参照ください。
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  • Pages: 1
  • 超展開という言葉を考えさせられる作品 65
    • 投稿者:のらくろ(男性/30代)
    • 投稿日:2010/07/26
    良い点
    第一次大戦で一兵士として参戦し、塹壕戦の真っ最中である主人公「サイモン」。
    ある日部隊での作戦行動中に敵軍の罠に嵌り、一網打尽の目に遭い、
    サイモンもまたその凶弾に倒れてしまう。
    その時サイモンは異形の左手を携え、
    自分が化物と戦う謎の未来の光景を垣間見る。
    そして目が覚めると、サイモンは超人的な能力を獲得し、
    戦場はゾンビ・死霊達が跋扈する地獄と化していた・・・。

    そんなプロローグを持つこの作品。
    まずは良い点として、そのストーリー展開から挙げます。
    展開は超人覚醒物としては普通の展開なのですが、
    そこからのストーリーのぶっ飛びっぷりは半端ではありません。
    他のゲームで例えると、"Call of duty"をプレイしていたら
    いきなり"バイオハザード"が始まり、デカい化物との戦いに胸を熱くしていたら
    今度は"メタルウルフカオス"が始まって、混乱しつつパーリィィー!していたら
    "Bio Shock"が開始され、圧巻されていたら"ドラッグオンドラグーン"が始まった。
    ゲームの解説にこんな説明をされたら正気を疑われるかもしれませんが、
    これで大体合っています。
    伏線と説明で構成された論理的な世界観はクソ喰らえ、
    超展開じゃない展開こそが超展開なんだと言わんばかりのストーリー構成は
    日本人が一般的に想像するパワフルな活力に溢れる洋ゲーそのもの、
    そのアッパッピーな軽快感はまるで一昔前のハリウッド映画の様です。
    最近の流行とも言える重厚かつ濃厚、リアルでドラマチックな展開には
    もう飽きてしまった人に是非ともお勧めしたいストーリーであると言えます。

    このゲームのストーリーを形作り、語り部となるのは大体が主人公であり、
    他にまともな人間は登場しません。サイモン独演劇場とも言えるこの作品、
    無味無臭なギャルゲーの主人公みたいな他のFPSの主人公と比べると
    消臭剤とクサヤぐらいの格差があるほど、物凄い濃いそのキャラクター性を
    次の良い点として挙げたいと思います。
    容姿は豪華客船殺人事件があったら2人目の犠牲者になりそうな顔をしていますが、
    その喋り口、行動性はまさにハリウッダーそのもの。
    その止まる事の知らない独り言はプレイヤーの心を掴んで離しません。
    敵を派手に倒す度に「俺のワザを尊敬しな!」とか
    「俺の名前を忘れるんじゃねえぞ」等といった
    今までのFPSの中で一番聞き取り易いと思える発音の英語で喋ります。
    マッシブさも当然ながら備わっており、
    ドイツの重機関銃であるMGを二挺持ちするキャラなんて
    私の知る限りではズボン丸出しの魔女ぐらいしか知りません。
    そんなさん付けで呼びたくなるほどのキャラクターの濃さは
    良い点として挙げれるでしょう。

    次に挙げるのはその近接戦主体の珍しい戦闘システムです。
    遠距離攻撃もライフルがあるので出来る事は出来るのですが、
    バレットタイムやキック、メレー装備といった
    近接向けのシステムが充実しており、
    "コンボ"というメレーでの止めを刺した際の特殊演出を出したり、
    ヘッドショットを決めると派手なエフェクトと
    副次効果が発生するシステムがあるので、
    基本的に突っ込んで大暴れするゲームです。
    今までのバレットタイムのあったどのゲームよりもGUN=KATAらしい動きが
    出来るのは非常にGood! 相手の銃弾を避け、時には受けながら突進し、
    二挺拳銃で大暴れしたり、スコップで無双したりと
    脳味噌を発泡スチロールよりも軽くして遊べるならば
    終盤まで楽しめる事は間違い無いでしょう。
    悪い点
    まずはシステムから挙げますが、
    近年に作成されたゲームにしては非常にMAPと敵の明暗の差が殆ど無く、
    視認性はかなり悪いです。次のステップに進むためのキーアイテム、オブジェクトは
    背景に同化していてかなり分かり辛かったり、
    道中に落ちている弾薬も非常に分かり辛い。
    敵も見辛いのですが近接戦主体のゲームであるため、
    特に困る事は無かったのは救いでした。

    戦闘バランスも良いか?と言われると疑問な所があります。
    メレーによる大暴れを想定しているのか、
    敵もかなり肉弾戦を仕掛けて来るので、
    相手をいかにしてこちらの土俵に乗せるか、といった駆け引き感は皆無です。
    アホの子なAIという訳ではないのですが、
    優秀なAIとの戦闘を期待しているならば、買うのは止めた方が懸命です。

    最後にですが、ダッシュの際に結構視点が上下運動したり、
    メレー攻撃の時にはかなり視点をぐるぐると動かさなくてはならないため、
    結構3D酔いをし易いゲームなので、弱い人は注意してください。
    総評
    若気の至りかと思うようなその勢い、悪く無いです。
    ストーリー展開・戦闘と、とにかく勢いが凄いゲームです。
    怖いゲーム、重厚な第一次大戦シムを想定していたら完全に肩透かしを喰らい、
    そのままNecrovisionという大波に飲まれてしまうでしょう。
    しかし、プレイヤーもその波に乗る事が出来るならば、
    もう忘れてしまいそうな昔の荒々しくも逞しい、
    そんなゲームを楽しむ事が出来るでしょう。
    FPSというジャンルをプレイしたい人にはお勧めは出来ませんが、
    Necrovisionというジャンルをプレイしたい人にはお勧め出来る、
    そんなゲームであると評したいと思います。
    プレイ時間
    5〜10時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    2 4 3 4 3
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