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[E3 2014]UbisoftのMMOレース「The Crew」を,3画面とお値段360万円也の最新3DOF可動筐体で体験してきた
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印刷2014/06/14 15:03

プレイレポート

[E3 2014]UbisoftのMMOレース「The Crew」を,3画面とお値段360万円也の最新3DOF可動筐体で体験してきた

 E3 2014会場のUbisoftブースに,MMOタイプのレースゲーム「The Crew」PC / PS4 / Xbox One)が今年も展示されていた。昨年の時点でも,すでにかなりの完成度でプレイアブル展示されており(関連記事),発売も間近と思われていたのだが,発売は延期されて,最終的には2014年11月11日に設定された。
 今回は,βテスト直前となったPC版のThe Crewによる,3画面+可動筐体での試遊レポートをお届けしたい。

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The Crewは,実在の都市を走れるMMOレース


 The Crewは,アメリカ大陸に実在する主要都市の道路や,その景観のエッセンスをリアルに実装しており,プレイヤーはこのゲーム世界の中を縦横無尽に走り回ることができる。
 再現されている都市・地域はニューヨーク,ロサンゼルスなどの市街部や,マイアミのような観光リゾート地,モニュメントバレーのようなアメリカの山岳地帯などで,ローディング画面なしのリニアなオープンワールドとして表現されている。

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「私はシャイなので写真に撮られるのは苦手なの」と謙遜するAnne Blondel-Jouin氏。いやいやどうして。かなりの美人さんですよ。自信持ってください
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 本作は,MMOレースであることが強調されており,しかもシングルプレイとマルチプレイのモードの違いを意識することなくプレイすできるという。
 説明を担当してくれたUbisoftで本作のExecutive Producerを務めるAnne Blondel-Jouin氏によれば,プレイヤーは自動的に接続サーバーに割り当てられ,ネットワークに接続していることを感じさせないシームレスさで,ゲーム世界に潜り込むことができるとのこと。
 MMOということなので,ゲーム世界にジャンプインしたあとに目にする,道行く車達は実はほかのプレイヤーのアバターカーだったりするわけである(NPCカーも存在する)。
 開発は,この手のオープンワールド型レースゲームの元祖的存在である「テストドライブ アンリミテッド」シリーズを手がけたスタッフによって行われており,確かに言われてみれば,そんなテイストをそこかしこに感じることができる。

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 本作の「The Crew」というタイトルには「仲間」というような意味が込められているのだが,実際,ゲームシステムは,気軽に4人の「仲間」を集めてチームを構成し,団体戦レースや協調型レースイベントなどを楽しめるようにデザインされている。

 一番シンプルなレースモードは,ストリートコース上にゴールを決めて着順を競うレースイベントだが,アメリカ大陸内に実在するラグナ・セカレースウェイのようなサーキットで,コンマ1秒を削り合う硬派なレースイベントを行うことも可能だ。
 また,標的のAIカーをどのチームがいち早く破壊して制止できるかを競う自動車版「鬼ごっこ」モードも和気あいあいと楽しめて人気が出そうである。
 なお,MMOタイプのゲームプレイがメインコンテンツとなる本作だが,サーバー接続なしのストーリーベースで進行していくシングルプレイ(キャンペーン)モードも搭載されているようだ。シングルキャンペーンの車内無線でナビゲータの指示に従って行動していく雰囲気は,なんとなく「Need for Speed」シリーズの最近の作品を彷彿とさせる。

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 登場車種は,基本的には実在するスポーツカーがメインだが,レースイベントは舗装路上だけでなく,完全なオフロードフィールドである,砂漠,雪原,あるいはトウモロコシ畑(!)までもが用意されていたりするので,工場出荷状態のままでは参戦できないこともあるだろう。そこで,プレイヤーはマイカーを参加するレースに合わせてカスタマイズする必要が出てくるのである。
 普通のレースゲームで,砂地や雪原でのレースに参加するのであれば,SUV的なフォルムの四輪駆動オフローダー車両を購入して参戦……ということになるのだろうが,本作では,所有している普通のオンロード用スポーツカーを無理矢理オフローダーに改造することが可能なのだ(笑)。

 ブース内の試遊台では,あのスリークデザインの日産「フェアレディZ」を,ウルトラワイドトレッドなバギー仕様に改造してしまう様子が公開され,来場者の度肝を抜いていた。Blondel-Jouin氏によれば,常識に囚われないチューニングを楽しめるのが本作の醍醐味だそうだ。「こうした驚きのチューニングについて,実在自動車メーカーとのコラボレーションはあったのか」と尋ねたところ,「まさか!」と笑われてしまった。

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可動筐体との相性もいいThe Crew! 

(ただし,筐体のお値段360万円)


APEX3GT
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 筆者が挑戦させてもらった試遊台はPC版で,なんと3画面出力に対応させ,さらに米SimCraft製の可動筐体「APEX3GT」(北米価格3万5100ドル:約360万円)に対応させたバージョンだった。これは,E3向けの特別仕様ではなく,PC版ではグラフィックスカードと可動シートさえ用意すれば,このような環境で楽しめるとのこと。

 APEX3GTは,三軸自由度に対応した可動筐体で,

(1)正面に対して時計回り,反時計回りの回転動作
(2)ブランコのような前後振り子回転動作
(3)水平線に対しての時計回り,反時計回りの回転動作

に対応する。
 コーナーを曲がる際のステアリング操作では(1)だけでなく(3)の動作も織り交ぜて横Gを演出したり,加速減速時は(2)の動作を入れて加速減速Gを再現したりするようになっており,臨場感というか,リアリティは相当に高い。

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プレイ中の筆者。もう夢中になりすぎて,ニヤニヤ状態が止まらない
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 筆者は,普通の市街地レースを体験させてもらったが,減速ミスでコースアウトして荒れ地に突入してしまうことがあった。本作の場合,オープンワールドレースなので,コースアウトしたくらいではレースが中断されることはなく,そのまま続行される。そう,そのデコボコした荒れ地を走破して舗装路コースに復帰しなければならないのだ。
 荒れ地走行時は,マイカーが路面の凹凸を拾っているのだろうか,可動筐体が左右に上下にと激しく振動し,筆者は全身がガクガクになるほどのフォースフィードバックを受けて,図らずも,この可動シートの実力を最大限に思い知るハメになってしまった。

時速200kmオーバーで対向車線にはみ出し,対向車と正面衝突でご臨終
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 さて,本作のグラフィックスはPC版だけではなく,同時発売されるPS4版,Xbox One版でも1080p/60Hzを実現しているそうだ。すでにレポートした「DRIVECLUB」とはまた違って,瞬間瞬間の見映えよりも操作レスポンスを重視したために,60fpsにこだわった……とBlondel-Jouin氏は述べていた。確かに,本作のグラフィックスは,ことポストエフェクトに関しては,最近の同系ゲームと比較すると薄化粧気味ではある。ただ,60fps動作は,可動筐体による「縦G・横G演出」との相性もよく,これはこれでレースゲームのあり方として正解だと感じた。
 東京ゲームショウでも,ぜひこの3画面×可動筐体での展示を期待したいものだ。
 また,PC版のβテストが7月23日から開始される予定となっている。日本から参加可能かどうかなどは不明だが,興味のある人は続報に期待しよう。


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