日本からはTGS 2019の代表選考大会で優勝した,「ウイニングイレブン 2020」部門はよしもとゲーミング所属のうでぃ選手,「鉄拳7」部門のたけ。選手,「Dota 2」部門のTeam May(Suan選手,Arab選手,野球犬選手,うたたねかえる選手,toyomaru選手)が参戦した。
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本大会はIeSFが2009年から開催している大会で,同団体の加盟国から代表選手が参加する。
「Dota 2」は21か国,「ウイニングイレブン 2020」は33か国,「鉄拳7」は34か国が参加。単独種目のみ代表選手を送っている国もあり,総参加国数は47か国となっている。
本大会のユニークなところは,各タイトルの優勝者だけでなく,その成績をポイントに換算し,3種目の合計ポイントが一番多い国が“総合優勝国”となること。
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「鉄拳7」部門ではたけ。選手が破竹の快進撃で予選リーグを1位抜け,決勝リーグへと駒を進める。準決勝ではフィリピン代表のDoujin選手を打ち破り,決勝の舞台に立った。決勝の相手は韓国代表で世界最強の一角であるKnee選手だ。
決勝戦では両者がスティーブという同キャラ対決となった。1本めはKnee選手が取ったものの,その直後にたけ。選手が3本連続で取ることに成功する。しかし,Knee選手はそこからすさまじい対応力と読みを見せ,4本連続で取り返して優勝をもぎ取った。たけ。選手は惜しくも準優勝となった。
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「ウイニングイレブン 2020」部門ではうでぃ選手が奮闘。準決勝でポーランド代表のMisiekLFC選手を下し,決勝戦へと進出する。
決勝の相手は2018年のアジア競技大会でも対戦したイラン代表のhasan.pajani選手だ。
1試合めは一進一退の攻防を繰り広げ,PK戦へと突入。うでぃ選手は1本め,2本めと止められ,1試合めを落とす。2試合めはhasan.pajani選手に2点取られるも,うでぃ選手が5点を奪う一方的な展開となり,勝利した。
いよいよ最終戦となる3試合め。先ほどとは打って変わって,hasan.pajani選手が5点を奪う。うでぃ選手も2点獲得したものの及ばず,イラン代表のhasan.pajani選手が優勝,うでぃ選手は準優勝となった。
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「Dota 2」部門ではTeam Mayが,スイスドロー方式の試合でアゼルバイジャン,イスラエル,スイスを下し,3勝2敗で5位タイに。惜しくもプレイオフ進出はかなわなかったものの,日本の「Dota 2」界にとって快挙ともいえる成績を残した。
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「ウイニングイレブン 2020」と「鉄拳7」で準優勝,「Dota 2」で5位タイという成績を獲得した日本は各種目で優勝こそ得られなかったものの,大会総合優勝の座に輝いた。3タイトルそれぞれの選手の健闘が招いた結果と言えるだろう。
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ただ,大会全体としては準備不足が否めない印象だ。「Dota 2」の予選ラウンドは別会場のPC房で行われていたのだが,急遽会場が変更されるトラブルもあった。変更となった理由は最初の会場の環境が劣悪だったためだという。その劣悪さに強豪国であるロシア代表チームがボイコットするという事態まで招いてしまった。
またスケジュールも直前で変更が加えられることもあり,現場では少なからぬ混乱が生まれていた。さらに出場国は分かってはいたが,どの選手が出場するのかの情報はなかった(日本代表選手は分かっていたが)。
取材を通して感じたのは「この大会は誰のための大会なのか」ということだ。事前に告知しておくべき情報は告知されておらず,日本の場合は選手やJeSUが現地で判明したことをTwitterなどで伝えていく対応が取られていた。「選手ファースト」なのかとも思ったが,「Dota 2」の会場問題もあり,そういうわけでもないのだと感じた。
台湾・高雄で開催された第10回と比べて規模的にも大幅に縮小し,一般の観客はほぼ居ない。「ワールドチャンピオンシップ」というにはなんとも寂しい会場風景だ。
各国の選手たちはそれぞれ全力を出し,その戦いぶりは見るものを熱くさせた。だが,大会自体はお世辞にも「最高の盛り上がりを見せた」とは言えない。
2020年はイスラエルで開催される。今大会を踏まえ,どのような大会にしていくのか,IeSFの実力が試されることになりそうだ。
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