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太平洋の孤島でゴースト部隊の新たな戦いを描くシリーズ最新作「ゴーストリコン ブレイクポイント」のβテストレポートをお届け
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印刷2019/09/17 18:26

プレイレポート

太平洋の孤島でゴースト部隊の新たな戦いを描くシリーズ最新作「ゴーストリコン ブレイクポイント」のβテストレポートをお届け

 ユービーアイソフトは2019年9月5日から9日にかけて,オープンワールドミリタリーシューター「ゴーストリコン ブレイクポイント」PC / PS4 / Xbox One。以下,「ブレイクポイント」)のクローズドβテストを実施した。
 本作は小説家トム・クランシー氏の名を冠する「ゴーストリコン」シリーズの最新作で,前作「ゴーストリコン ワイルドランズ」PC / PS4 / Xbox One。以下,「ワイルドランズ」)から約2年の時を経て,特殊部隊「ゴースト」のリーダー「ノマド」の新たな戦いが描かれることになる。
 今回のテストは,10月4日に予定されている製品版の発売に先駆けて行われたもので,物語の舞台となる「アウロア島」の一部が開放され,その中で自由に探索やミッションが楽しめた。

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 βテストでプレイ可能だったのはソロとCo-opモード。PvPとなる「ゴーストウォー」こそおあずけだったものの,メインミッションの冒頭と複数のサイドミッションをプレイ可能で,キャラクターの強化や装備のカスタマイズといったものも体験できた。今回,PS4版のテストに参加したので,その模様をお届けしよう。
 なお記事内に掲載されているスクリーンショットは,PS4 Pro本体のSHARE機能を使って撮影したものだ。ゲームの内容を含め,あくまでβテスト時点のもので,実際の製品版とは異なる可能性がある点はご了承願いたい。

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「ゴーストリコン ブレイクポイント」公式サイト


物語の舞台はボリビアから太平洋の島「アウロア」へ。任務を果たすべく“チーム”で乗り込むが……


 本作の舞台は太平洋に浮かぶ「アウロア島」。アメリカ本国から遠く離れたこの地で,米海軍の軍艦が沈没し,島との通信が途絶するという事件が発生する。事態を重く見たCIAは,特殊部隊「ゴースト」を派遣する「グリーンストーン作戦」の開始を決定。前作「ワイルドランズ」でも活躍した“ノマド”を含むゴーストによって,真相の究明と事態の収拾が図られるはずだった。
 だが島にたどり着こうというその時,ヘリが何らかの攻撃を受け,ノマド達は島に墜落してしまう。

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IT企業の開発により,技術の楽園になるはずのアウロア。だが,実際は軍事組織に乗っ取られており,脱出すらままならない恐怖の島と化していた
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 何とか一命は取り留めたものの多数の仲間と装備を失い,本来の形での任務続行が不可能になったノマド,その後,“元ゴースト”が島で反逆者となり,仲間のゴーストを抹殺する場面を目撃してしまう。
 謎の兵器のため島の外へ戻ることもできず,また外部からの支援を受けられないことを知ったノマドは,それでも本来の任務を果たすべく,アウロア島での作戦行動を開始することになる。

 ゲームを始めると,まずはプレイヤーキャラとなるノマドのカスタマイズが可能となる。顔や人種,性別などをプレイヤーが自由に設定する……という辺りまでは,前作の「ワイルドランズ」とほぼ同じ流れだが,ここからの展開がかなり異なる。

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性別や顔を変更しつつ,お気に入りのノマドを作り上げていく。前作に引き続きプレイする場合は,以前と近い顔を目指すのも良さそうだ
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 一番大きな違いは,「(ソロプレイの場合)ノマドひとりの孤独な戦い」になったことだろう。
 前作は「チームプレイ」がフィーチャーされており,4人1組の“ゴーストチーム”としてミッションに挑んでいった。Co-opプレイ以外では,プレイヤー以外のキャラはAI操作だったが,ある程度自由に追従させたり,またはこちらから命令を出したりして,プレイを進めていくのが基本となっていた。仲間に指示を出し,同時に複数の敵を射撃する「SYNCショット」などは,チームメンバーがあってこその存在だったと言える。

 だが前述のとおり本作では,作戦開始前にゴースト部隊が事実上壊滅状態になったこともあり,Co-opプレイを選ばなければ,ノマドひとりで進めていくことになる。
 アウロア島は「センティネル」と呼ばれる軍事組織の支配下にあり,ほとんどのエリアは敵に支配され,さらに沼や山岳など移動や探索が容易でない地域も多い。そこで頼れるのは自分とその装備だけだ。
 またサバイバル要素もよりフィーチャーされるようになり,ダメージを受けると負傷して治療するまで動きが鈍り,ダッシュ時だけでなく下り坂でもスタミナを消費して,ゼロになると転がり落ちてスタミナの上限値が減る。生身(徒歩)での活動は,以前より注意が必要というわけだ。

敵施設への侵入も月夜の沼地の探索も,ソロプレイ時は基本的にひとり。味方を気にする必要がない反面,ちょっと寂しい
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負傷によって治療しなければいけない場面があったり,坂道を下っている最中にスタミナが切れて転がり落ちてしまうことも。歴戦の戦士であるノマドといえども,スーパーマンではないわけだ
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 また「ハイテク武器や装備の存在感が増した」のも印象的だ。ゴーストリコンシリーズに限らず,近年のゲームではドローンなどの無人機が登場する作品は多いが,「ブレイクポイント」でも前作同様,強い味方として使用できる。しかし,敵も強力なドローンを配備しており,ゲーム中に何度も戦うことになるのだ。
 特に危険だったのがフィールドを巡回している偵察無人機で,こいつに見つかると武装したドローンが次々に襲ってきて,ミッションや探索どころではなくなってしまう。
 飛行しているドローンは,耐久力はそこまで高くないが,移動が速いので狙いが定めにくく,近くに敵兵などがいた場合は,取り囲まれてどうしようもなくなってしまうことも。自分が使っている以上は敵が使ってくるのも当たり前なのだが,ドローンの“いやらしさ”を思い知らされた感じだ。

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ドローンは自分で使うと便利な反面,敵に使われると中々にやっかいだ。とはいえスキルの取得によって,ノマド自身もドローンを使い,自分ひとりで「SYNCショット」が使えるようになったりする
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ベースは変わらないものの,よりサバイバルと装備の重要性がアップ


 ここからは本作の基本システムを紹介していこう。
 「ブレイクポイント」の基本は前作の「ワイルドランズ」と同じ,TPS(三人称視点)のオープンワールドミリタリーシューターだ。β版で行ける範囲は島の北部に限られていたが,プレイヤーはアウロア島の中を徒歩や乗り物を利用し自由に移動して,怪しい場所を探索してアイテムや情報を見つけたり,さまざまなミッションをクリアしていくことになる。基本的に引き受けたミッションはどの順番でクリアしてもいいし,放置して探索に励んでもいい。

 マップにはロケーションの場所が「?」マークで表示されるので,その場所を回っているだけでもチェストからランダムで強めの装備が入手できたりと,意外と実入りが多かったりする。多くの場所には敵が潜んでいるが,小さいロケーションなら敵も少ないので,ステルス状態でサクッと片付けてしまってもいい。
 大規模な施設ほど多くのアイテムや情報があるのだが,当然,セキュリティは厳しく,強力な装備をした敵兵が多数配備されているので,それ相応の準備が必要だ。

チェストにはアイテムが,そしてPCや書類には情報が眠っている。大きめの施設には大概複数のお宝があるので,余さずに入手しておきたい
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敵装備のハイテク化は大型のドローンなどが目立つが,拠点にはパワードスーツを着込んでミニガンのようなものを抱える敵兵も。うーん,さすが21世紀
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 キャラクターの強化は,主にスキルの入手と装備の更新によって行う。
 スキルポイントはチャレンジのクリアや,レベルアップによって入手でき,スキルツリーから任意のスキルをアンロックしていくという,わかりやすいタイプだ。具体的な能力は,スロットに装着して効果が発揮される「PERK」,新たなアクションや能力を得る「アビリティ」,地味ながら勝手に効果が発揮される「パッシブ」のほか,戦闘スタイルや得意装備を切り替えられる「クラス」をアンロックできる。

 クラスは後述する「野営地」で変更可能で,アサルトライフルなどによる戦闘を得意とする「アサルト」,回復とバフに特化した「フィールドメディック」,ステルスとSMGなどの扱いに長ける「パンサー」,スナイパーライフルなどによる遠距離戦に強い「シャープシューター」の4種類。それぞれのクラスは特有の技能とアイテムを持っており,プレイスタイルやシチュエーションによって,好きなものを選び進めていく形だ。
 クラス自体にもランクがあり,チャレンジをクリアして上昇させていくと,固有のリワードが解除されていく。

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スキルはそれぞれ「武器」や「ステルス」などのカテゴリに分かれている。また「アビリティ」や「パッシブ」は取得するだけで効果が発揮されるが,「PERK」だけは限りあるスロットに入れないと意味がないので,よく考えてから取得した方が良さそうだ
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フィールドメディックの固有アイテム「医療キット」は,体力を回復させるだけなく最大値も上昇する,サポート向きのクラスだ。その反面,特に得意武器は存在しない
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 装備品については上でも少し触れたが,主に敵の撃破やフィールドの各地にあるチェストを開けることで入手できる。入手できるものは基本的にランダムで,装備のレベルが大きいほど能力が強く,レア度が高いほど特殊な能力が付与されている。また性能はそれだけで決まるわけではなく,武器を解体して入手した部品でアップグレードしたり,入手した強化パーツを取り付けたりして性能を向上させられる。
 全体的には“ハクスラ的な要素”が強くなり,強力な装備の入手とアップグレードが,ゲームを進めるうえでの重要な要素になった。また,前述のようにキャラクターのレベル(XPレベル)も存在するが,あくまでスキルをアンロックするためのもので,直接能力が向上するわけではない。

装備は次々拾っていくだけでなく,手持ちのものを強化することもできる。とはいえ,序盤は無理に行う必要はあまりないかもしれない
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隠れ家のエレホンは,プレイヤーのロビーを兼ねており,“自分以外のノマド”を多数見かけることになる憩いの場所だ
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 本作ではアウロアを縦横無尽に移動することになるが,βテスト中に拠点となっていたのが,「エレホン」と呼ばれる場所だった。これは地元住民がセンティネルに対抗する拠点となっており,ショップが存在し,ミッションを引き受けられるNPCが常駐している。
 またプレイヤーのロビー機能も有しており,“ほかのゴースト隊員”と出会える数少ない場所となっている。雰囲気としては,「ディビジョン」シリーズのセーフゾーンを彷彿とさせる,と言えばピンと来る人も多いかもしれない。

 またゲーム中に拠点となる場所はエレホンだけでなく,フィールドの各地にある「野営地」も重要な役割を果たす。野営地はエレホンと同じくファストトラベルの目的地にできるだけでなく,クラスを切り替えたり,休息することで任意のバフを得たり,クラフトを行ったりと簡易的な拠点として利用できる。雰囲気が良いので,敵の大型拠点攻略作戦の前に利用すると気分が高まる。
 野営地の場所は,遠距離からでも煙で確認できるので,新たなエリアに挑むときは,一番最初に立ち寄りたい場所だ。

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野営地ではさまざまなことが可能だが,その中でも「戦闘準備」は,時間限定のバフをノマドに付与するものだ。プレイした範囲では有効時間はリアルタイムの1時間だったが,負傷の耐性を付けたり,武器の精度を上げることもできた
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フィールドで拾えるアイテムは,野営地でのクラフトの材料となる。基本的に触るだけで入手できるので,見つけたら拾っておくと吉
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RPG要素が強くなり,プレイフィールが変化したシリーズ最新作


 今作でも引き続きプレイ可能な,Co-opモードにも触れておこう。エレホンがロビーのような役割を果たしているとお伝えしたが,マッチング自体はメニューからどこでも可能だ。大きくレベルが違うプレイヤーと一緒になることもあるが,敵の強さやドロップアイテムは自分のステータスに合わせたものになるようなので,とくにレベル差を気にする必要はない。

 プレイ内容自体はソロで進めている状況とほとんど変わらず,1つのミッションを協力してプレイしてもいいし,合流せずに淡々と探索を続けてもいい。NPCと違い人間のプレイヤーは頼りになるし,システム的にアイテムの取り合いになったりもしないので,気軽にマルチプレイを楽しめる。前述のとおり,今作のソロプレイはひとり旅なので,仲間がいるとプレイ感覚がかなり変わる印象だ。
 ただ,野良パーティの場合は目標がないと,右往左往してしまいがち。ホストなら積極的にミッションに誘ったり,率先してロケーションに向かうなどの気配りは必要かもしれない。

フレンドとプレイするなら特に目的もなくフラフラするのも面白そうだが,即席パーティの場合は何か目標があった方が動きやすいはず
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ミッションやターゲットなどは「目標ボード」で確認できる。前作では最初に明確なターゲットが決められていたが,今回はほぼゼロの状態から内情を探っていく必要がありそうだ
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 本作は主人公が前作と同じノマドであり,その「ワイルドランズ」には5月2日に「ブレイクポイント」のプロローグとも言える「オラクル作戦」がDLCとして配信されており( https://www.4gamer.net/games/412/G041255/20190507007/ ),直接的な続編と言える作品だ。ゲーム開始直後にも意外な形ではあるが,お馴染みのキャラクターに会うこともできる。
 だが,実際のプレイフィールはかなり変化している印象で,“チームプレイではなくなった”こともさることながら,敵や味方に明確にレベルが設定されたり,「レベルが高いアイテムを入手するほど能力も上がる」という仕組みから,かなり“RPG風味”が強くなった印象も受ける。誤解を恐れずに言えば,「ディビジョン」シリーズに近い雰囲気を持つようになった,という感じだろうか。

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 とはいえ,乗り物を利用しないととても移動しきれない広大なフィールドや,隠されたロケーション,リアル寄りなシューティング要素など,“ゴーストリコンらしさ”は失われていない。世界観を現実に寄せながらも,近未来的なドローン兵器など,よりハイテク感が増しているのも,SF好きな筆者には嬉しい部分だった。
 前述のように,今回のβテストはプレイできる範囲が制限されている“テスト版”であり,PvPモードの「ゴーストウォー」もベールに包まれたままだ。すべてが明らかになる,10月4日の発売を楽しみに待ちたい。

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