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AMD,ノートPC向け「Radeon RX 6000M」シリーズを発表。DLSS対抗機能の「FidelityFX Super Resolution」もまもなく登場
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印刷2021/06/01 12:00

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AMD,ノートPC向け「Radeon RX 6000M」シリーズを発表。DLSS対抗機能の「FidelityFX Super Resolution」もまもなく登場

基調講演を行うLisa Su氏(CEO,AMD)。手にしているのは,Zen 3コアと容量64MBのL3キャッシュ,チップレットのダイを積層する「3D Chiplet Technology」で製造した試作CPUだ
画像集#002のサムネイル/AMD,ノートPC向け「Radeon RX 6000M」シリーズを発表。DLSS対抗機能の「FidelityFX Super Resolution」もまもなく登場
 2021年6月1日,AMDは,オンラインイベント「COMPUTEX 2021」の基調講演で,2021年夏以降にリリース予定の新製品群を発表した。本稿では,発表内容の中から,とくに4Gamer読者の関心も高そうなGPUやAPU,ゲーム向け技術について紹介しよう。


ノートPC向けのRadeon RX 6000シリーズが登場


 AMDは2020年11月に,リアルタイムレイトレーシングに対応したRDNA 2世代のハイエンド市場向けGPUとして「Radeon RX 6900/6800」(開発コードネーム Navi 21)シリーズをリリースした(関連記事)。2021年3月には,ミドルハイ市場向けとなるモデル「Radeon RX 6700 XT」(開発コードネーム Navi 22)を追加している。

Radeon RX 6800M
画像集#004のサムネイル/AMD,ノートPC向け「Radeon RX 6000M」シリーズを発表。DLSS対抗機能の「FidelityFX Super Resolution」もまもなく登場
 そして,AMDは今回,Navi 2世代としては初のノートPC向けGPUとなる「Radeon RX 6800M」「Radeon RX 6700M」「Radeon RX 6600M」を発表した。

 Radeon RX 6800MとRadeon RX 6700Mは,デスクトップPC向けのRadeon RX 6700 XTと同じ「Navi 22」コアを採用しているが,Radeon RX 6600Mは,新登場のGPUコア「Navi 23」を採用しているのがポイントだ。

Radeon RX 6800Mの概要。AMDのノートPC向けGPUとしては最上位に君臨するモデルだ
画像集#005のサムネイル/AMD,ノートPC向け「Radeon RX 6000M」シリーズを発表。DLSS対抗機能の「FidelityFX Super Resolution」もまもなく登場

 AMDによると,Radeon RX 6800M/6700M/6600Mのそれぞれの理論性能値は,順に11.78 TFLOPS,10.60 TFLOPS,7.80 TFLOPSとなる。ただ,この数値だと,最上位のRadeon RX 6800Mでも,デスクトップPC向けRadeon RX 6700XT(関連記事)の13.21 TFLOPSには及ばない。

 AMDによると,Radeon RX 6800Mのターゲットは,2560×1440ドットの(1440p)解像度における最高品質でのゲームグラフィックスである。

Radeon RX 6800M搭載ノートPCと,2019年モデルの「GeForce RTX 2070」搭載ノートPCで,1440p時のゲーム性能を比較したスライド
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人気のeスポーツタイトルや「バイオハザード ヴィレッジ」は,1440pで120fps以上のフレームレートが出るという
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 AMDでは,Radeon RX 6800Mの仮想敵として,NVIDIAの「GeForce RTX 3070 Laptop GPU」(以下,GeForce RTX 3070)や「GeForce RTX 3080 Laptop GPU」(以下,GeForce RTX 3080)を想定している。

仮想敵であるGeForce RTX 3070/3080との性能比較グラフ
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バッテリー駆動時のフレームレートでも優位性を示す。これは「Infinity Cache」の恩恵によるとのこと
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 Radeon RX 6700Mのターゲットは,1440p解像度における高品質なゲームグラフィックスの実現にある。Radeon RX 6800Mよりも,少しだけ安価なハイエンドゲームノートPC向けGPUといったイメージだ。

Radeon RX 6700Mの概要
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 Radeon RX 6600Mはミドルクラス市場向けなので,ターゲットも1920×1080ドット(フルHD,1080p)解像度における最高品質のゲームグラフィックスとなる。

Radeon RX 6600Mの概要
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Radeon RX 6600Mの仮想敵は,「GeForce RTX 3060 Laptop GPU」だ
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 AMDは,ノートPC向けRadeon RX 6000Mシリーズについて,「NVIDIAの同クラス製品に対して,ゲーム性能は同等かそれ以上」という点と,「Radeonのほうが搭載グラフィックスメモリ容量は多い」という点を強くアピールしていた。


NVIDIAの「DLSS」に対抗する「FidelityFX Super Resolution」がついに登場か


 実際の表示解像度(目標解像度)よりも低い解像度で実際のレンダリングを行い,映像処理的アプローチで高解像度映像へ変換するNVIDIAの技術「Deep Learning Super Sampling(DLSS,関連記事)は,登場以来,人気ゲームタイトルでの採用が増えてきたことにより支持を高めている。

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 この対抗馬としてAMDが2020年に発表していた「FidelityFX Super Resolution」(以下,FFSR)が,ついに6月22日にリリースされることが明らかになった。
 NVIDIAのDLSSもそうだが,AMDのFFSRも,ゲームグラフィックスエンジンに機構を組み込むことが前提となるため,リリース当日からすべてのゲームでFFSRを有効化できるわけではない。いずれ,対応ゲームが徐々に増えてくると思われるが,AMDは今回の発表で,FFSR採用事例として「Godfall」を紹介していた。

 FFSRは,超解像処理の品質と処理速度の速さの組み合わせにより,Ultra Quality,Quality,Balanced,Performanceという4つの設定プロファイルがある。最も品質が高い(=最も処理負荷が重い)のがUltra Qualityで,最も品質が低い(=最も処理負荷が軽い)のがPerformanceとなる。

FFSRの品質設定は4段階
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FFSR対応タイトルとして,Godfallをアピールしていた
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 なお,FFSRのコアモジュールは,AMDによるオープンソースプロジェクト「GPUOpen」(関連リンク)でライブラリとして提供される計画だそうで,Radeon RX 6000系以外のGPUでも広く利用できることをアピールしていた。コアとなる技術自体は,普通のプログラマブルシェーダ技術ベースのポストエフェクト処理なので,それこそ,NVIDIAのGPUでも利用できるだろう。
 実際,事前に行われた説明会でも,競合のプロセッサでも利用可能であることをAMDはほのめかしていた。

FFSRの提供開始は6月22日の予定。10社以上での採用が決定しているとのことで,対応タイトルは近日中に発表となる
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ゲーマー向けノートPCのプラットフォーム「AMD Advantage」を提唱


 ノートPC向けRadeon RX 6000Mシリーズに合わせて,AMDは,ゲーマー向けノートPCの製品ジャンルに対して,“よりよい製品を選びやすくする”ためのブランディング戦略「AMD Advantage」を発表した。
 端的に言ってしまえば,AMD Advantageのロゴが付与されたゲーマー向けノートPCは,Ryzen CPUとRadeon GPUを組み合わせた純AMDプラットフォーム採用モデルであることを示すというものだ。

「AMD Advantage」は,Ryzen&Radeon搭載の純AMDプラットフォーム採用のゲーマー向けノートPCを意味する
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ノートPC向けRyzen 9 5900HXとRadeon RX 6800M,それにAMD製ソフトウェアのプリインストールなどが構成要素のようだ
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 AMDの説明によると,各ノートPCメーカーが製品開発をする場合には,200以上の仕様を決めるが,そこから“最適解の仕様”に至るまでは,かなり難しい作業であるという。そこで,PCメーカーと協力して仕様決めから内部および外部の設計までを行うことで,完成度の高いAMDプラットフォームベースのゲーマー向けノートPCを開発するためのフレームワークとしてAMDが提唱するのが,AMD Advantageというわけだ。

AMDとPCメーカーが協業でノートPC製品を設計していくデザインフレームワークがAMD Advantage
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 競合であるNVIDIAは,クリエイター向けのPC製品に「NVIDIA Studio」や「RTX Studio」といったロゴを付与する似たようなコンセプトのブランディングを行っている。いうなればAMD Advantageは,AMDによるゲーマー向けノートPC向けブランディングと言えよう。

AMD Advantageロゴが搭載PCにおける基本的な性能保証
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 どんなゲームをプレイしたいかによって,ユーザーごとに適切な性能レンジが違うため,「ゲームをプレイするならAMD Advantageロゴ付きノートPCを」というマーケティングは賛否はありそうだが,ゲーマー向けノートPC初心者が製品選びをするときの参考になりそうではある。

AMD Advantageロゴを関する製品の第一弾として,ASUSTeK Computerの「ROG STRIX G15」(6月初旬発売予定)やHPの「OMEN 16」(近日発売予定)がリリースされる見込みだ
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Zen 3ベースのRyzen 5000Gに新モデルが登場


 すでにAMDは,グラフィックス統合型プロセッサ(以下,APU)のRyzen 5000シリーズとして,TDP 15Wクラスの超薄型ノートPC向け「Ryzen 5000U」シリーズと,TDP 35〜45W+クラスの一般的なノートPCや高性能ノートPC向け「Ryzen 5000H/HS/HX」シリーズを1月に発表している。
 そして今回,デスクトップPC向けAPUの新ラインナップとなる「Ryzen 7 5700G」と「Ryzen 5 5600G」の2モデルが発表となった。北米におけるメーカー想定売価は順に359ドル,259ドルとして発表されている。


Ryzen 7 5700GとRyzen 5 5600Gの基本スペックと北米におけるメーカー想定売価
画像集#022のサムネイル/AMD,ノートPC向け「Radeon RX 6000M」シリーズを発表。DLSS対抗機能の「FidelityFX Super Resolution」もまもなく登場

 CPUはZen 3世代,統合されているGPUはVega世代のものだ。Ryzen 7 5700GはCompute Unit(以下,CU)数が8基(SP数512基),Ryzen 5 5600GはCU数が7基(SP数448基)だ。

競合となる「Core i7-11700」との性能比較。GPUはどちらも統合GPUを活用している
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 このほかにも,ビジネス向けPC用プロセッサとして「Ryzen 7 PRO 5750G/5750GE」「Ryzen 5 PRO 5650G/5650GE」も発表された。スペックは前出のRyzen 7 5700GとRyzen 5 5600Gの2モデルと同じだが,セキュリティ関連の機能を増強しているところが特徴となっている。

PROモデルのスペックは通常版とほぼ同じだ
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 G型番のRyzen 7 PRO 5750GとRyzen 5 PRO 5650Gは,TDP 65W想定の高性能小型PC向けで,GE型番のRyzen 7 PRO 5750GEとRyzen 5 PRO 5650GEが,TDP 35W想定の超小型PC向けとなっている。基本OEM向けの商品となるため,価格は明らかとなっていない。


3Dチップレット技術「3D V-Cache」技術を発表


 AMDのCEOであるLisa Su氏は,基調講演の最後で「3D Vertical Cache」(以下,3D V-Cache)と称する新技術を発表した。
 3D V-Cacheは,独立した半導体ダイとして形成したSRAMキャッシュをCPUダイの上に積み重ねて,直接,SRAMキャッシュダイとCPUダイを貫通配線(TSV:Through Silicon Via)で接続する3Dスタッキング技術である。AMDは,こうした最新の3D実装パッケージ技術を,CPUコアにL3キャッシュを増量するために応用するということだ。

 この技術が机上の空論ではないことを示すために,Su氏は,この技術を採用した試作チップを公開し,その実測性能値を公開した。試作チップは,8コア16スレッドのZen 3コアを2つ使用しており,各コアは6コア12スレッド対応なので,試作チップ全体では12コア24スレッドに対応したものだ。分かりやすくいえば,「Ryzen 9 5900X」相当になる。

Su氏が披露した試作チップ
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 試作チップでは,2つのCPUダイ上に,7nm製造プロセスで製造する一辺6mmのSRAMキャッシュダイを置き,互いをTSVで配線している。SRAMキャッシュダイは容量64MBとのことで,Zen 3コアがもともと内蔵している容量32MBのL3キャッシュとTSV配線で直結することで,容量96MB(32+64MB)のL3キャッシュシステムを実現させたわけだ。CPUダイは2つあるので,試作チップ全体でのL3キャッシュ容量は192MBに達する。なお,キャッシュメモリとCPUコアとの実効伝送帯域は毎秒2TBに達するとのことだ。

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 この技術により,平面基板上に2チップを置いて配線する一般的な方式よりも,配線密度の向上率は200倍以上に達するという。既存のマイクロバンプを用いた3D実装パッケージと比べても配線密度の向上率は15倍以上で,電力利用効率でも3倍以上とSu氏はアピールしていた。

 試作チップを用いたデモでは,Ryzen 9 5900Xと試作チップによるゲーム性能比較が行われた。それによると,「Gears 5」におけるフレームレート比較で,平均にして約15%の向上を確認できたという。

3D V-Cache採用の試作チップは,Ryzen 9 5900X比で4〜25%のゲーム性能向上を実現するという
画像集#028のサムネイル/AMD,ノートPC向け「Radeon RX 6000M」シリーズを発表。DLSS対抗機能の「FidelityFX Super Resolution」もまもなく登場 画像集#029のサムネイル/AMD,ノートPC向け「Radeon RX 6000M」シリーズを発表。DLSS対抗機能の「FidelityFX Super Resolution」もまもなく登場

 気になるのは,3D V-Cache技術を採用したRyzen製品がいつ出てくるのかだ。
 これについてSu氏は,「AMDはこの技術を,未来のハイパフォーマンス・コンピューティング(HPC)向けの製品のために活用する」と述べている。このことから,直近の製品で採用するものではなく,一般消費者向け製品より性能優先のハイエンド市場向け製品を優先するという方針を読み取れる。

 また,今回の試作チップのように,3D V-Cache技術をRyzen 5000シリーズに適用するのかについても明言していない。つまり,この技術の実用化は,次世代のZen 4コア世代からという可能性も否定はできない。AMDがこれまでに公開したロードマップどおりなら,Zen 4についての情報は2021年後半以降に出てくるはずなので,3D V-Cache技術の採用製品に関する情報も,Zen 4の頃には出てくるかもしれない。


Teslaの車載機器やSamsungのスマートフォン向けSoCにRDNA 2が採用


Teslaの電気自動車に,RDNA 2世代のGPUを統合したSoCが採用
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 今回の発表会でAMDは,統合GPUとしてVega世代を用いる現行APUだけでなく,RDNA 2世代(=Navi 2)のGPUを搭載したAPUの存在を明らかにした。しかもそれは,PC向けではなく,電気自動車メーカーのTesla向け製品だというのだから驚く。
 APUの世代的には,PlayStation 5やXbox Series X/S世代に近いもので(※同じチップではないようだ),Teslaのラインナップから,「Model X」と「Model S」の新型に採用されることが決定したという。

 ちなみに,この新型APUは,自動運転技術用ではなく,新型自動車の車内インフォテインメント向けという。AMDによれば,この新APUを搭載する新型Teslaの車内では,レイトレーシング対応のゲームがプレイ可能となるそうだ。

Samsungのスマートフォン向けSoCにもRDNA 2世代GPUが採用された
画像集#031のサムネイル/AMD,ノートPC向け「Radeon RX 6000M」シリーズを発表。DLSS対抗機能の「FidelityFX Super Resolution」もまもなく登場
 さらにSu氏は,Samsung Electronicsが展開するスマートフォン向けSoC(System-on-a-Chip)「Exynos」シリーズの次世代品に,RDNA 2世代のGPU IPが採用されたことも発表した。つまり,ついにスマートフォン向けGPUで,リアルタイムレイトレーシング技術が利用可能になるわけだ。Galaxy製品でレイトレーシング対応ゲームがプレイできる日が,近いのかもしれない。

AMD公式Webサイト


  • 関連タイトル:

    Radeon RX 6000

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    Ryzen(Zen 3)

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