JBL，初のゲーマー向けUSBスタンドマイク「JBL Quantum STREAM」を3月25日に国内発売

　2022年3月17日，ハーマンインターナショナルは，JBLブランドとしては初のゲーマー向けスタンド付きコンデンサマイク「JBL Quantum STREAM」（以下，STREAM）を3月25日に発売すると発表した。STREAMは，指向性の異なる2つのマイクモジュールを内蔵しており，用途に応じて単一指向性と無指向性を切り替えられるのが特徴だ。JBLオンラインストアにおける直販価格は1万1000円（税込）となっている。

STREAM。スタンドは柔軟に角度を変えられる

　事前に行われた製品展示イベントで撮影した写真と合わせて，簡単に紹介しよう。

　マイク本体の下側には，カラーLEDイルミネーションが組み込まれており，動作やマイクミュートといった状態に応じて，発光色が変化することで視覚的に示すようになっている。

通常の状態（左）とマイクミュート状態（右）で発光色が変わる。

マイクの頂部には，ミュートオン，オフ切り替え用のタッチボタンがある

　マイクの下側には，3.5mmミニピンのヘッドフォン出力端子があり，ここに取り付けたヘッドフォンを使って，マイクに入力した声をPCなどを通さずに確認できるサイドトーン機能を利用可能だ。
　スタンドは着脱可能で，市販のカメラ用三脚やマイク用アームに取り付けて使うこともできる。

マイクの下側。スタンド取り付け部を挟んで，左がUSB Type-Cポート，右がサイドトーン用の3.5mmミニピンヘッドセット端子だ

　STREAMは特別なソフトウェアをインストールしなくてもPCで利用できるが，JBL Quantum用の統合設定ソフト「Quantum ENGINE」を使うと，マイクの音量や指向性切り替え，イコライザ設定などを簡単に切り替えられるので，より扱いやすくなるだろう。なお，指向性切り替えは，音量調整ボタンを長押しすることでも切り替え可能だ。

　オーディオ製品で知られるJBLブランド初のゲーマー向けマイクだけに，ゲーム実況のマイク環境を改善したいと考えている人には，注目すべきアイテムの登場と言えよう。

国内発売予定のワイヤレスヘッドセット「JBL Quantum 350」もチラ見せ

　ハーマンインターナショナルの製品展示イベントでは，今後，国内市場向けに投入予定のゲーマー向けワイヤレスヘッドセット「JBL Quantum 350 Wireless」（以下，Quantum 350）も披露された。

Quantum 350本体と，付属のUSBワイヤレスアダプタ

　Quantum 350は，専用のUSB Type-AワイヤレスアダプタをPCやゲーム機に接続して使用するワイヤレスヘッドセットである。PCやMacはもちろん，PlayStation 5/4やNintendo Switchでも使用できる汎用性が特徴の1つだ。
　統合設定ソフトのQuantum ENGINEで設定したイコライザなどの設定は，Quantum 350本体側に保存されるので，PCで一度設定しておけば，ゲーム機で使うときにもその設定を有効にできるというは見どころであろう。

イヤーパッドは合皮製（左）。左側のイヤーカップには充電用のUSB Type-Cポートがある（右）。充電しながらワイヤレスでヘッドセットを使うことも可能だ

　重量は約252gで，内蔵バッテリーによる駆動時間は最大22時間とのこと。充電しながらの使用も可能なので，長時間のゲームプレイにも対応できそうだ。

　発売時期や価格は未定だが，米国市場向けのJBL直販サイトでは99.95ドル（約1万1800円）で販売中なので，国内でも1万円台前半程度になるのではないだろうか。

JBL Quantum公式Webページ