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映画「モンスターハンター」のハンター役吹替を担当した松坂桃李さんへの合同インタビュー。日本語を一切話さない日本語吹替の難しさとは――
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印刷2021/03/22 12:00

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映画「モンスターハンター」のハンター役吹替を担当した松坂桃李さんへの合同インタビュー。日本語を一切話さない日本語吹替の難しさとは――

 カプコンのハンティングアクション「モンスターハンター」シリーズを原作とする実写映画「モンスターハンター」が2021年3月26日に国内でいよいよ公開となる。本映画では日本語吹替版も上映されるが,担当声優はすべて,“モンスターハンターが大好きな人”のみを対象にオファーが掛けられたという。
 今回,公開前のタイミングでトニー・ジャーさんが演じるハンターの吹替を担当した俳優の松坂桃李さんに合同インタビューする機会を得たので,その模様をお届けする。

画像集#002のサムネイル/映画「モンスターハンター」のハンター役吹替を担当した松坂桃李さんへの合同インタビュー。日本語を一切話さない日本語吹替の難しさとは――

映画「モンスターハンター」公式サイト



──今回,松坂さんは日本語ではない「モンハン世界のオリジナル言語」での吹替となりました。最初にオファーされたときどんな感想を抱きましたか。

松坂桃李さん(以下,松坂さん):
 一番初めに思ったのは「吹替える必要あるのかな?」ということです(笑)。また,アフレコのときに監督から「トニーはほとんどアドリブでしゃべっていた」と聞かされて,これは本当に難しい吹替になったなと思いました。自分がアドリブで発した言葉をアフレコすることでさえ難しいのに,他の方の言葉をアドリブでアフレコするなんてどれだけ難度が高いのか想像もつきませんでした。オファーを受けたときは「これは今までにない挑戦になる」と思っていましたが,想像以上に難しかったというのが今の本音です。

──実際に日本語吹替版を拝見したのですが,事前の情報がなければ松坂さんが吹替していると分からなかったと思います。どうやって自分流のモンハン語を作っていったのでしょう。

松坂さん:
 トニーの表情を読み取って,「これはたぶんこういうことを言っているんだろう」「うん。たぶんそう」とスタッフさんに相談しながら作っていきました。「たぶん」とか「おそらく」でしかないんですよ(笑)。そうやって,自分の中の想像を膨らませて,「このシーンは怒っているのかな」「寂しいのかな」とプラスアルファを加えながら少しずつモンハン語に仕上げていきました。

画像集#003のサムネイル/映画「モンスターハンター」のハンター役吹替を担当した松坂桃李さんへの合同インタビュー。日本語を一切話さない日本語吹替の難しさとは――

──実際にご自身で仕上がりを確認してみて,いかがでしたか。

松坂さん:
 何というか……「やっぱりトニーのままでよかったんじゃない?」と(笑)。

一同:
 (笑)

松坂さん:
 だってトニーが作ったオリジナル言語ですから。日本語吹替は日本語に直すという意味ですよね?(笑) オリジナル言語をトニーが作ったなら,それをそのまま使うのが正しいんじゃないかと思ってしまうほど。あらためて吹替することの壁を強く感じました。

──今回のハンターは,主人公のアルテミスのバディという存在になります。作中の非常に重要な役を演じるにあたり,意識したことなどを教えてください。

松坂さん:
 今回のケースでは,もうすでにトニーが役を作っているわけです。そこに添える感じ──バスケットボールのシュートで言うところの「左手は添えるだけ」という感覚で臨みました。ただ,添えるだけというのも難しいんですよ。なるべく世界観の邪魔にならないように,ということはとくに意識しました。

画像集#004のサムネイル/映画「モンスターハンター」のハンター役吹替を担当した松坂桃李さんへの合同インタビュー。日本語を一切話さない日本語吹替の難しさとは――

──映画をご覧になって,松坂さん自身が見どころだと思う部分はどこでしょう。

松坂さん:
 やはり登場モンスターのクオリティになります。本当に監督の愛を感じます。「モンスターハンター」をやり込んでいる皆さんからも,「そのままの姿形で出てきた」という感想が漏れるほどクオリティが高いので,それだけでも観る価値があります。
 また「モンスターハンター」を知らない方が観ても,設定が分かりやすいのもポイントです。ミラ演じるアルテミスが「モンスターハンター」の世界に入っていって,ハンターと知り合い,少しずつ言語を教え合い,喧嘩もするけれど最後は共闘する。とても分かりやすいストーリーになっていますし,モンスターがいる世界観にも違和感を覚えることはないと思います。
 あとはアクションシーンですね。ミラとトニーの主演ふたりが,身体を張って戦うシーンは本当に見応えがあります。「アクションが抜群に得意なふたりが演じると,生身の戦いだけでも魅せることができるんだ」と思わされました。ほかにも見どころはあって,人それぞれにいろいろな楽しみ方ができる映画だと思っています。

画像集#005のサムネイル/映画「モンスターハンター」のハンター役吹替を担当した松坂桃李さんへの合同インタビュー。日本語を一切話さない日本語吹替の難しさとは――
画像集#006のサムネイル/映画「モンスターハンター」のハンター役吹替を担当した松坂桃李さんへの合同インタビュー。日本語を一切話さない日本語吹替の難しさとは――

──せっかくの機会なので,ゲームの「モンスターハンター」についても教えてください。今回,松坂さんは「モンハン大好き」ということで抜擢されたわけですが,モンハン歴はどのくらいでしょうか。

松坂さん:
 「モンスターハンターワールド」から始めたので,実はわりと最近なんです。もちろん「アイスボーン」もプレイしていますよ。

──好きなモンスターや印象に残っているモンスターはいますか。

松坂さん:
 最近はキリンです。マスターランクのキリン,強過ぎじゃないですか? 弱点部位は頭部だけだし,動きも速いし……「ちょっと難し過ぎないか?」という緊張感が好きです。

──普段は誰かと一緒にプレイしているのでしょうか。

松坂さん:
 ひとりでプレイすることが多いです。マルチプレイで遊ぶこともありますが,皆さんそれぞれスケジュールがあって,なかなか一緒に遊べていないんです。

──松坂さん自身もご多忙ですよね。ちなみに武器は何を使っていますか。

松坂さん:
 格好いいという理由で片手剣を使っています。何か主人公っぽいじゃないですか。ただ,最初はうまく使えなくて結構苦労しましたね。

画像集#007のサムネイル/映画「モンスターハンター」のハンター役吹替を担当した松坂桃李さんへの合同インタビュー。日本語を一切話さない日本語吹替の難しさとは――

──松坂さんが考える「モンスターハンター」の魅力を教えてください。

松坂さん:
 アップデートやイベントが毎回ファンを飽きさせない内容になっていますよね。モンスターも新しいものや亜種が続々と出てきます。やり込んで自分の中である程度カスタマイズが完成したと思っても,アップデートなどでまた次が出てくる。そうやって,やり込むゲーマーを飽きさせないところが一番の魅力だと感じています。
 
──今回の映画をきっかけにゲームの「モンスターハンター」に触れる人もいるかと思われますが,その中には松坂さんが映画の吹替をしているという理由で遊ぶ人もいそうです。

松坂さん:
 自分がきっかけで遊んでくれるのであればうれしいですね。ぜひ皆さんと一緒にマスターランクのキリンを狩りたいです。

──それでは最後に映画「モンスターハンター」を楽しみにしている人にメッセージをお願いします。

松坂さん:
 本映画はモンハンのファンの方が観ると,原作の要素が随所に散りばめられていて,監督が本当にモンハン好きなんだということが伝わってきます。また,本作はモンハンの古参ファンはもちろん,ご家族でも楽しめるアドベンチャーエンターテイメント作品に仕上がっています。4Dバージョンも上映されますので,より楽しみたい方はこちらを観てほしいですね。ぜひミラ・ジョヴォヴィッチ,トニー・ジャーと一緒に映画を体感してください。

──本日はありがとうございました。

――2021年2月20日収録

映画「モンスターハンター」公式サイト

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