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印刷2021/11/18 17:00

プレイレポート

「バトルフィールド 2042」プレイレポートをお届け。128人対戦が戦場を激化させる

 Electronic ArtsのFPSシリーズ最新作「バトルフィールド 2042」PC / PS5 / Xbox Series X / PS4 / Xbox One)。正式リリース日は2021年11月18日だが,11月12日にはアーリーアクセス権所有者とEA Play Pro加入者向けの先行プレイがスタートしている。今からちょっと先の近未来である2042年を舞台に,最大128人での対戦が楽しめる本作のプレイレポートをお届けしよう。

画像集#009のサムネイル/「バトルフィールド 2042」プレイレポートをお届け。128人対戦が戦場を激化させる

 現在から21年後である2042年だが,たったそれだけの期間で兵器はそこまで進化することはなく,背景はほぼ現代戦と言っていい。登場する兵器や武器は現代にあるものの改修型あるいは「ひょっとしたら存在するかもしれないもの」がほとんどで,「バトルフィールド 2142」にあったウォーカーやタイタンのような突飛な新兵器も登場しない。

 先行プレイ時点で実装されているプレイモードは「コンクエスト」と「ブレークスルー」を内包した「All-Out Warfare」,それらとは少し趣の違うモードである「ハザードゾーン」,そして「バトルフィールド1942」「バトルフィールド バッドカンパニー2」「バトルフィールド3」のマップや兵器が登場し,いろいろなルールを作れる「ポータル」の3つだ。今回は「All-Out Warfare」のプレイレポートを主軸にしていく。なお,本稿はPC版でのプレイ体験をもとに執筆している。

画像集#007のサムネイル/「バトルフィールド 2042」プレイレポートをお届け。128人対戦が戦場を激化させる

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 EAが2021年11月19日の発売を予定しているFPS「バトルフィールド 2042」。10月6日16:00から10日16:00まで実施されるオープンβテストに先駆けて,インフルエンサーとメディア向けのキャプチャーイベントが実施されたので,本作のインプレッションをお届けしたい。プレイムービーも掲載しているので,合わせてチェックしてほしい。

[2021/10/06 16:00]


128人で繰り広げる激しい戦闘


 これまで最大64人での対戦が可能だったBFシリーズだが,今作では最大128人での対戦が楽しめるようになった。All-Out Warfareは128人でのプレイが固定されているモードであり,人数が足りない場合はAI兵士がプレイヤーの代わりに参加するので,常に128人の兵士が戦場に参加している。

※PS4 / Xbox Oneは最大64人対戦

 対戦人数が増えたことでマップの広さは過去最大級。All Out Warfareにてプレイできるのは「アワーグラス」「ディスカード」「マニフェスト」「カレイドスコープ」「オービット」「ブレイクアウェイ」「リニューアル」の7つのマップとなる。そのすべてが広大であり,BF3のメトロや,BF4のロッカーのような歩兵戦に特化したマップはいまのところ存在しない。
 なお,オープンβテスト時は全体マップを見られない問題があったが,製品版ではしっかり見られるようになっていたので安心してほしい。
 また,オープンβテストで4人しかいなかったスペシャリストは,製品版で10人登場する。それぞれ固有の能力とガジェットを持っており,索敵能力に特化していたり,サポート能力に特化していたりとさまざまだ。

4人から10人に増えたスペシャリスト。初期では8人が使用でき,残り2人はレベルが上がるとアンロックされる
画像集#001のサムネイル/「バトルフィールド 2042」プレイレポートをお届け。128人対戦が戦場を激化させる

「バトルフィールド 2042」公式サイト“スペシャリスト”紹介ページ


 プレイスタイルによってマッチするスペシャリストは異なると思うが,個人的にかなり使い勝手が良かったのは,さまざまなグレネードを使える固有ガジェット「スマート・エクスプローシブ」と,パラシュートの代わりとなるウィングスーツを持つ「サンダンス」だ。

スペシャリスト「サンダンス」。ウィングスーツがかなり強力でちょっとした段差があれば展開できたりする。敵地の裏側に潜入し,分隊リスポーンを利用して一気に強襲なんてことも可能だ
画像集#002のサムネイル/「バトルフィールド 2042」プレイレポートをお届け。128人対戦が戦場を激化させる

 スマート・エクスプローシブは,その特性を切り替え可能なグレネードで,対人向きの「スキャッター」,ビークルを自動でロックオンして追尾する「アンチアーマー」,電子機器を無力化する「EMP」が使える。
 固有ガジェットだけでも対応力が非常に高いが,サンダンスの真骨頂はウィングスーツにある。ある程度の高度が必要ではあるが,ウィングスーツの機動力はパラシュートをはるかに凌駕しており,一例だが,オープンβテスト時にプレイできたマップ「オービット」のロケット格納庫の上から飛び降りると,すべての拠点に到達可能だ。リスポーン可能なトランスポーター航空機と組み合わせれば,迅速に拠点への強襲ができる。

 バトルフィールドシリーズと言えば,戦車や戦闘機,戦闘ヘリといった兵器も魅力の一つだ。今作における兵器群は従来通り,さらに移動用のビークルも重武装が可能で,とても強力だが,戦闘人数が増えたこと,兵科を廃止してスペシャリストが自由に装備を持てるようになったことが影響しているのか,戦場に与える影響力自体は小さくなったように感じた。
 スペシャリストのキャスパーが持つドローンに,C5爆弾を貼り付けて戦車に自爆攻撃を仕掛ける戦術がはやっていることも影響しているだろう。

戦車レベルで猛威を振るっているホバークラフト。高い機動性と対歩兵に特化した武装,銃弾を受け付けない装甲を併せ持ち,歩兵を蹂躙することが多々ある
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 とはいえ,兵器が歩兵にとっては脅威となる存在であることは間違いなく,使い方と状況次第でかなり強大な戦力になることに変わりはないが,レベルを上げることでアンロックされる「地雷」やビークルをロックオンできる「ソフラム」が普及してくると,さらに脅威度は下がると思われる。
 ちなみにオープンβテストではヘリが対空ミサイルを回避機動で避けることも可能だったが,製品版ではミサイルの追従能力が上がったのか,回避はほぼ不可能になっている。

登場武器。各武器種多くて4つ,少ないと2つほど。これまでのBFシリーズを考えればアップデートで追加されるハズ
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 全体的な感想としては,やはり「マップが広い」ということに尽きるが,移動に関して言えば,サンダンスを使ったり,設置場所でリスポーンできる「投入ビーコン」をうまく活用することで,長距離移動を避けることもできるため,オープンβテストのときよりは戦いやすくなった印象だ。
 バトルフィールドシリーズでは,連携の取れた分隊が戦場を支配してしまうことも少なくなかったが,今作では128人になったことで,兵器と同様,相対的に影響力が小さくなっているので,ソロ志向のプレイヤーも戦いやすくなっている……かもしれない。

 コンクエストモードは戦場全体にプレイヤーが分散するため,128人対戦を実感しにくいが,前線拠点を順に攻め落としていくブレークスルーモードは128人対戦の魅力を存分に味わえるのでおススメだ。まだ戦術が確立されておらず,ルール的に防衛側が有利なため,攻撃側が勝つことはなかなかないが,それを含めても大規模戦闘の雰囲気を楽しめるだろう。

両軍の戦力が集中しやすいブレークスルーモード。最前線は敵味方が入り乱れての混戦状態になりがち
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画像集#005のサムネイル/「バトルフィールド 2042」プレイレポートをお届け。128人対戦が戦場を激化させる

 しかしながら不満点が無いわけでもない。武器のアタッチメントや兵器の装備のアンロックにキルが必要な点はかなり面倒なうえに,必要性をあまり感じられない。一時的な達成感はあるだろうが,最終的に横並びになる要素なので,単純に始めたばかりのプレイヤーと差が出てしまう要素だ。前述したが,兵器に対抗する「地雷」がレベルでアンロックされるのもいただけない。
 そのせいもあってか,先行プレイ初日には,プレイヤーが自由にルールを設定できる「ポータル」にアンロックを目的としたサーバを立てるプレイヤーが出てくるなど,健全とは言い難い状況にもなった。その後にポータルなどでキルでのアンロックができない仕様へと変更されたが,アンロックできないがゆえにポータルで遊ぶことを避けるという状態になっている。

ポータルのサーバーブラウズ。修正後だが,いまだにXP FARMという名前のサーバーが存在する
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 また,バグもそれなりに存在し,お世辞にもバランスが取れているとは言い難い要素もあり,修正が待たれるところではある(仕様かもしれないが)。先行プレイ開始直後に見つかった,スペシャリストのドーザーが持つ固有ガジェット「バリスティックシールド」の無敵バグなど,すでに修正されているものもあるが,サーバー負荷によるゴムバンド現象など,プレイしていてストレスがたまる部分がまだまだあるのも事実だ。とはいえ,EAも順次解決に乗り出してはいるので,いずれは修正されるものと思われる。

 と,不満点を書いたが,大規模な戦闘を楽しめるのは本作ならではであり,それによって感じる戦場の空気感や雰囲気は,他のタイトルでは味わえないものだ。大人数で敵拠点になだれ込んでいるだけでも気分は上がるし,逆に攻め込まれて,窮地に陥っても「ちくしょう! 援軍はまだか!」という気分になって,それはそれで楽しい。そうしたシチュエーションを味わえるのが本作の魅力だ。

 本作は製品版を購入するほか,PCであれば月額1644円のサブスクリプションサービスEA Play Proに加入することでもプレイできる。月額518円のEA Playでも10時間の体験プレイが可能なので「興味はあるけど,フルプライスで購入するのはちょっと……」という人は,こちらで試してみるといいだろう。

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