「Total War: PHARAOH」は,20年以上続くシリーズ中,最も古い約3500年前のエジプトが舞台だ。「エジプト新王国」と呼ばれる第18〜第20代王朝の時代,古代エジプト文明は最も繁栄したが,同時に,強大な権力を誇るラムセス2世の死により,後継者争いや周辺勢力の侵略が相次いだという。そうした文字資料にも乏しい時代をテーマに,プレイヤーはエジプト(ラムセス,セティ,タウセルト,アメンメセス),カナン(バイ,イルス),そしてヒッタイト(クルンタ,シュッピルリウマ)という3勢力8王家から1つを選んでプレイすることになる。
![]() |
ゲームには,20種類にもおよぶ信仰対象,つまり神がおり,その地域に進出することで,最大3つの神を自分の庇護下に置くことができ,生産や外交,戦闘面などで恩恵が得られるという。こうした神の力を得て,次のファラオになるため,ピラミッドや神殿,オベリスクなどを各地に建設して民衆の支持を得,王となるための活動を続けていくのだ。
鉄器時代は始まったばかりで,乗馬の習慣もないため,ユニットの種類はあまり多くできない。そのためか,バトルマップでは天候がリアルタイムで変化するというシステムが採用されており,砂嵐になれば弓兵が使えなくなったり,雨が降れば,ぬかるみのために戦車(チャリオット)の移動速度が落ちたりしてしまう。そのため戦闘では,状況に応じて臨機応変に戦術を変えていくことが求められる。
![]() |
攻城戦では,これまでのような拠点中央の広場だけでなく,3つのポイントを制圧しなければならないルールに変更されており,このあたりの戦略眼も重要になりそうだ。史実同様,「海の民」と呼ばれる謎めいた勢力の侵入が定期的にあり,バトルでうまく立ち回って彼らを捕虜にすると,強力な助っ人ユニットとして活用できるようになる。
![]() |
シリーズ従来作と同様,この「Total War: PHARAOH」も日本語に対応していないのが残念なところだ。興味深い古代史にスポットライトをあて,戦術性も高められ,今後も定期的にDLCがリリースされていく予定なので,気になる人は次のファラオを目指してプレイしてほしい。
![]() |




















